GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり   作:人斬り抜刀斎

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独立と改革

時は異世界戦争から数年進み昭和25年6月25日ソウル 帝国主義の時代は終わりを告げ、民族自決が世界共通認識となり世界は脱植民地化の時代を迎えた。日本の統治下にあった韓国が独立し日本、アメリカが後押しする『大韓民国』が建国され、初代韓国大統領は在日朝鮮人の朴正煕が選ばれた。式典には日本やアメリカなども参加していた。広場では隊列を成して行進する新設された韓国軍の兵士や戦車に上空では航空機が飛行している。

 

「今日此処に大韓民国の成立を宣言する事は喜びに耐えない所ではあるがこれが終着点では無論ない我が祖国の成長まで断固戦い抜く事を我々は此処に誓いを新たに心を一つにしなければならない 一つに団結し力強く闘っていこう」

 

そしてその後ろでは戦争終結後東條英機の辞任とともに新たに内閣総理大臣に就任した吉田茂が式典に参加していた。

 

「どうやら無事建国が成り立ちました」

 

「これで長年の懸案が解決します。我が国は明治維新以前からロシアの太平洋進出に悩まされてきました」

 

「はい」

 

これにより、史実とは違い朝鮮半島は南北に分断されず統一された状態で独立をし、日韓関係も韓国は反日ではなく反共産主義を掲げ、史実のイギリスとアイルランドのような関係性。国民の中には、反日的な人はそこそこいるが政府は経済などの観点から親日的でいる。

祝典行事をこなしたその夜吉田茂は韓国にある日本総領事館で中華人民共和国の初代首相の周恩来と密かに会談を行って居た。

 

「周先生をわざわざ及び立てしたのは環太平洋条約機構の結成の件であります」

 

「了解しております。次回のアジア国連総会で我が中華人民共和国は閣下が提案している環太平洋条約機構の設立を妨げるものではありません」

 

「よろしくお願いをいたします」

 

環太平洋条約機構"略称RPTO"を結成は第二次世界大戦後に急速に拡大するソ連の覇権主義を牽制する狙いと共産主義陣営に対抗する狙いで、太平洋沿岸の自由主義陣営の軍事同盟。大日本帝国、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア連邦、ニュージーランド、タイ王国、フィリピン共和国、中華民国、大韓民国が参加した。既にソ連は東ヨーロッパ、北欧、中央アジアにまで勢力を伸ばして来て、ワルシャワ条約機構を結成している。

 

「で、閣下。閣下が首相の座を降りられると言う噂を耳にしたのですが あいや この場でお答え頂くのが差し支えるのあればお答えにならなくてもよろしいのですが」

 

「周先生に伏せる理由などありません。既に自主的には岸信介副大臣によって吉田内閣は運営されています。日本の経済成長が私の最期の働き場所と心得て居ります」

 

「わかりました。私に依存はありません亜細亜総軍を率いる将軍を貴方にお任せします」

 

「ありがとう存じます」

 

そして翌日帰国する吉田茂は飛行場で記者団達に囲まれていた。

 

「吉田総理 今回の式典に参加しての感想を一つ」

 

「共和国建設は世界の安定に寄与しますか?」

 

「無論です。私は朴正煕氏の大いなる理想に共鳴するものであります」

 

「最後に大日本帝国首相として一言」

 

「アジアは一つであります」

 

そう言うとカメラのフラッシュを浴びながら吉田は政府専用機に乗った。大韓民国成立を見届けた吉田茂は自信と信念を漲らせる一言を残して帰国して行った。

 

1950年8月この日、帝国陸海軍の首脳部はドイツ軍だけでなくかつての敵国アメリカ軍を模範に軍の改革が行われ新たに『大日本帝国空軍』が設立され空軍省が設立した。大日本帝国空軍は、陸海軍の陸上機部隊を統合した為『統合航空軍』とも呼ばれている。

空軍総司令官は、大西滝治郎海軍中将→空軍大将、空軍参謀総長は、海軍航空参謀原田実海軍中佐→空軍中将、戦略空軍司令官は、海軍中攻隊指揮官野中五郎海軍少佐→空軍中将が任命された。

また、山本善雄海軍少将と吉田英三海軍大佐などが主導して日本領海の治安を守るため海軍から独立してアメリカ沿岸警備隊をモデルとした帝国政府の警察組織であると同時に、正式な日本軍の一部門である。軍隊であるが、国防省ではなく運輸省に属した『大日本帝国海上警備隊』が設立され、艦艇には神風型駆逐艦・占守型・択捉型・日振型・鵜来型海防艦・タコマ級フリゲート・上陸支援艇などが使われる。モットーは『正義仁愛』を掲げている。

そして海軍所属の陸戦隊が海軍から独立し陸軍からも優秀な兵士が抜擢され米海兵隊を手本に改革が行われ『大日本帝国海兵隊』と『海兵隊指揮局』が設立された。米海兵隊と同じくモットーは"少数精鋭"を掲げ米海兵隊と同じく独自の陸上戦力と航空兵力を保有し、師団化された上、陸軍並みの装備で近代化されている。

海兵隊指揮官は大川内傳七海軍少将→海兵隊中将、大田實海軍中将→海兵隊中将、安田義達海軍中将→海兵隊中将が任命された。

大分県大神に巨大な海軍工廠も新設され、指揮情報能力も拡大され、霞ヶ関の他、大井町、横須賀等の各種インフラを建設。多数の人員が勤務し、各艦艇に戦闘指揮所が設けられ始めている。

そして陸軍省、海軍省、空軍省、海兵隊指揮局が統合され国防省が誕生した。更に、大日本帝国の陸軍と海軍は制度上連携して作戦を行う組織が存在しなかった事から、陸軍参謀本部と海軍軍令部が統合され『統合軍令部』となり、陸海空軍海兵隊が一体的に部隊運用する事が可能となった。東久邇宮稔彦王と裕仁親王と協力のもと帷幄上奏権や現役武官制を廃止し、そして大日本帝国憲法が一部改正され天皇は軍に対する統帥権を内閣に委任し、この事により軍政における近代化をほぼ達成した。

 

帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?

  • 『廃墟からの復活』
  • 『皇帝陛下万歳』
  • 『神よ、皇帝フランツを守り給え』
  • どれでも良い
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