GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
国会での記者会見を終えた伊丹達は地下鉄の駅にいた。
「はーい 乗るよー」
「これに乗るのぉ?」
「どうした 早く乗れよ」
「しょうがないだろ 伊丹 三人は地下鉄と言う物を知らないんだ」
「まぁ それはそうですけど お いたいた お前ら ごくろーさん」
「急に四ツ谷から地下鉄に乗れって言われてあわてましたよ」
そんな富田をよそにボーゼスが富田の腕に抱きついていた。その光景を伊丹と大場が不敵な笑みを浮かべる。
「な なんですか?」
「はいはい おめっとさん」
「お似合いだぜ」
「ハ!?それより丸の内線が地下走りだしたら怯え始めまして カタコルーベに連れて行くのか地の奥の魔窟へ連れて行くのかって」
(まぁ 日本も初めは地下に電車が走るなんて想像もしなかったからなぁ)
「(特地じゃ 地面の下を走る乗り物なんてないしなぁ)ん?」
と伊丹がロゥリィの方を見る伊丹の腕に抱きついていた。そして扉が閉まると
「ひっ」
「ど どうした?ロゥリィもこれだめか?」
「じ・・・地面の・・・地面の下はハーディの領域なのよぉ」
「ハーディ?別の神様か?」
「あいつやばいのぉ二百年前にもお嫁に来いってぇ しつこくってしつこくってしつこくってしつこくってしつこくって」
「それでなんで俺に?」
「ハーディよけよぉ あいつ男が嫌いだからぁ こうしてたら近寄って来ないかもしらないでしょぉ」
「人間には好かれないけど人外には好かれるとは変わった男だなぁ」
「「「「うん うん」」」」
「そんな事言わないでくださいよぉ あとお前らも頷くな!?」
と大場の一言に皆が頷き反論する伊丹。
「まもなく 霞ヶ関に到着いたします。降りの際はお忘れ物のないようにお気をつけください」
と見回りに来た車掌の止まる駅名を言って電車は霞ヶ関に停車する。その後伊丹達一行はとある木造平屋に来ていた。
「おーい 梨沙いるか?」
と伊丹が女性の名前を呼ぶ。
「はーい?あ 耀司 戻ってたんだね。どうしたんの?こんな夜中に?」
と出て来たのは 眼鏡を掛けた割烹着姿の女性だった。
「悪いんだけど梨沙 今夜ここに泊めてくれない?」
「それは構いませんよ。今日は父も母も家を空けてるので さぁ上がってください」
と家に上がらせてもらう。
「誰?」
とテュカが梨沙が何者か聞いて来た。伊丹は言いにくそうにすんで大場が代わりに言う。
「聞いてないのか?」
「大尉」
「隠したってしょうがねぇーだろ。伊丹の幼馴染で許婚だ」
と大場が言うとそれを聞いて全員が目を見開いて驚いた。
「「「「許婚!?」」」」
「中尉 嫁さんもらうですか!そんなの聞いてませんよ」
「なんで教えてくれなかったんですか」
「言いそびれた」
そしてその後皆が寝静まった後梨沙に伊丹達がなぜここに来たのか説明した。梨沙はカストリ雑誌に投稿する自作小説(ポルノ)を書きながら聞いていた。
「ーーというわけ」
「そう でも何でそんな危ない話に私を巻き込むの?」
「そうですよ隊長 許婚を危険に晒すのはー」
「まぁ そうなんだけど俺たちがここに居るなんて誰も思わないだろう。さぁ 寝よ寝よ」
「明日の予定は?」
「買い物と温泉 宿なんか飛び込みでなんとかなるよ じゃ 富田四時に起こして」
「はぁ」
そして伊丹は就寝した。そして翌日伊丹の許婚の梨沙も同行して浅草見物や浅草花やしきや上野動物園に行ったりし買い物ため百貨店に向かい服などを買い物をした。その後は箱根温泉旅館に向かった。箱根の温泉旅館『山海楼閣』に向かっていた。この宿は軍の幹部達が好んで良く利用している宿で全室貸切状態でそこが目的地の宿泊場所だった。そして伊丹達は温泉に浸かっていた。
「うっわー 」
「すっごーい!」
「すごいでしょー」
「このような画期的な浴場がこの世にあるとは」
「殿下 ここは異世界です」
と日本の浴場に魅了されるピニャ達に胸を張る梨沙。
「泉が全部 お湯になったみたーい」
「こんな大量のお湯に入るのは初めて」
ロゥリィは温泉の湯に手を入れ満面の笑みを浮かべると梨沙が止める。
「ちょっと待ちなさい!!」
「おおっ!?」
「お湯に浸かるのは体 洗ってから!」
「お・・・?」
と梨沙に無理矢理と洗い場まで引っ張られていたロゥリィ。
「湯船に入る前に体を洗うのはこちらも同じか」
「はずかしながら浮かれてしまいましたわ」
そして洗い場で梨沙に頭を洗ってもらっていたロゥリィが
「どうかしたの?ロゥリィ?」
「視線を感じる」
「え!?覗き!?」
「ノゾキ?」
「覗きのこと 私はあまり気にしなかった村の井戸端で水浴びしてても素通りされたし」
「そ そうか・・・覗きと言えば騎士団軍営の浴場を思い出すな 覗こうとする我らと防ごうとする彼らとの攻防戦ー」
「殿方が互いに友誼を確認しあう姿はそれは美しいものでしたね・・・」
と完全に立場逆転する発言するピニャとボーゼスをよそに洗い終えたロゥリィは湯船に浸かろうとしていた。するとーー
バシャン
「テュカァ〜」
「ロゥリィ 入らないの?」
「こらぁ テュカ泳がないの!」
そして全員が湯船に浸かっていると
「ねぇー伊丹から聞いたんだけどボーゼスさん富田さんとはどうなんですか?」
「え!?」
「ほぅ トミタ殿と?そらは聞き捨てならんな」
「き・・・騎士団では男女の交際は禁止されてますし・・・家柄とか身分とか・・・」
「同性はいいのに異性はだめなの!?」
「ボーゼス 無粋なことを言うでない さぁ!白状するがよい!」
「おっ おやめください・・・お姉サマ!」
とピニャが突然ボーゼスの胸を揉みだした。
「男色なうえに同性愛者・・・なんていう騎士団」
「師弟関係の姉妹縁だぞ!勘違いするな?」
「あっあ そこはダメぇ!トッ トミタ殿のことは・・・憎からず思っております」
それを聞いて一同はニヤリと笑う。
「あ それよりぃ リサ!イタミとは今どうなのぉ?許婚ってどういうこと!?」
「んーーうちの親と耀司の親が親しかったからその勢いで約束しちゃたんだよ。でも私は古い因習に囚われるの正直嫌だったの自由恋愛がしたかたの でも耀司の信念だけは曲げない人柄を見て段々とどうしようかなって迷ってるのよ」
「ふぅん・・・(複雑な心境なのねぇ)」
そして風呂から上がった皆は部屋で食事や酒を交わした。
そして翌日旅館を出た伊丹達は銀座に戻り復帰する準備をしそしてロゥリィ達と銀座事件で犠牲となった人達を祀る慰霊碑に献花をしてアルヌスヘと帰還する。臨時休暇の期限が切れ再び勤務に復帰し、伊丹達はアルヌスに戻って来た。すると柳田が出迎えに来た。
「よう 休暇は楽しめたか?」
「これが 楽しめたように見えるのか?」
「ぜってぇ 年末三日に取り直す」
「三偵と一偵は?」
「イタリカで任務中だ。司令官が報告を待っているぜ」
「げっ 三人を食堂に連れてってくれ後で行くから」
「ピニャ殿下とボーゼス閣下はこちらへ」
伊丹達が休暇を取っている間案の定難民の数が増えていた既に一万人に達しようとしていた。これは最早一つの街に匹敵する程だった。アルヌスの周辺には日本軍と現地交流の場としてコダ村から避難して来た避難民達が店を作っていた。今村大将や参謀達は現地民との交流を許可したのだ。最初は小さな店から始まった店だがイタリカから定期的に商人がやって来てこの世界の物と日本の物を交換したりして日本の特産品を貴族らに売って利益を上げっている。政府もこの世界の外貨獲得の為特地に渡る希望者を募り大量の商品がアルヌスに送られ避難民と共に店を開いている。特に良く売れたのが日本刀に日本酒に煙草だった。しかし急速な発展による慢性的な人手不足となる。そこにイタリカや出稼ぎにやって来た亜人やメイド達がやって来て、彼女達を一目見ようと足繁く通う帝国陸海軍将兵など。大規模な街に栄え一つの街が出来上がった。名前もアルヌスの丘からいつのまにかアルヌス村へと呼ばれる様になった。街は栄えたが犯罪が悪質化し、日本軍は避難民自ら希望者を募り自警団を創設し、憲兵隊も目を光らせている。そして伊丹はジープでロゥリィ達を仮設住宅に送る。
「ニホンっておもしろい所だったわぁ」
「興味深かった また行きたい特に本屋」
「買い物 楽しかったねー」
そして仮設住宅に送り届けた伊丹は帰還する。
「んじゃ また明日 おつかれさん」
テュカは真っ先に仮設住宅の中に入る。
「ただいまぁ!」
「門の向こうすごかったよ!お土産もーあれ?お父さん?」
「もう!目を離すとすぐどこか行っちゃうんだから」
といもしない人物に呆れる。
一方のピニャとボーゼス
深く深刻な表情だった。
(門の向こうとこちらすべてにおいて格差がありすぎる。イタリカとアルヌスで見た物はその一端でしかなかった)
"このまま戦争を継続すれば帝国は必ず敗北するーいや滅亡する"
「・・・殿下」
「・・・うむ」
「明朝出立し帝都へ向かう講和の交渉を準備せねばな」
「ボーゼス・・・妾はこの戦争を終わらせる」
原作では伊丹達の宿泊の旅館に外国の特殊部隊が襲撃して来ますがこの日本は銀座事件で外国人に対する入国の規制が厳しい事にしました。更に原作では梨沙と離婚していますがあの時代に離縁するのはあんまりありませんので親同士が決めた許婚にしました。
カストリ雑誌
戦争終結後に、出版の自由化が進みそれを機に多数のエロやグロテスクな作品物まで大衆向け多数発行されたの娯楽雑誌。
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い