GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
「第一軍団 第Ⅹ Ⅺ XIII 他 帝都近傍で再編 新編中 軍団はすべて」
「そして 全竜騎兵大隊とテルタの長官も忠誠をー」
「近衛軍団はどうか?」
「軍団長は逃亡 先任の首席百人隊長が堅物で皇帝陛下の命令でなければ動かないとー 仕方なく次席に指導を替わらせました」
「先任は 確かボルホルだったな。優秀な男だが時局を見誤ったな、どこか辺境に飛ばすまで拘束しておけ」
ゾルザルが大広間にでると、そこには大多数の兵士が列をなしていた。
『皇太子 ゾルザル殿下万歳!!我ら皇帝陛下と変わらぬ忠誠を殿下に!!』
兵士達は、ゾルザルへの忠誠宣誓を行う。これにより皇帝不在の今ゾルザルを筆頭とする新政権が樹立される。
「近衛軍団は官庁街を制圧 第一軍団は帝都各城内を封鎖せよ!第ⅩからXV軍団 第Ⅵ Ⅶ IX騎兵軍団は指定の地区に展開せよ。全竜騎兵大隊は帝都周辺の哨戒を密にせよ。敵の鉄の飛竜の警戒にあたれ」
「大城門の閉鎖完了」
「官庁街制圧!」
「令旨の公布急げ!昼中に終わらせろ」
「新編中の軍団の装備を再編中の部隊にまわせ」
「帝都に展開する 軍団を優先するんだ」
会議室では、帝都の官庁街や大城門などの主要地域を兵士達が占拠したと言う報告などが入ってくる。
「殿下 マルクス伯が」
「殿下 殿下が皇太子府を開設すると聞き及びまして・・・皇帝陛下が任命した現閣僚を残したまま 同種の次期閣僚を任命されたとか」
「それがどうした?」
「こ これでは政務が混乱してしまいます。そもそも皇太子府の閣僚には法政上は何の権限もなくー」
「マルクス伯 次期皇帝たる 俺が任命したのだ。問題があるか?病に伏せた皇帝にもはや帝国を統べる力はない その皇帝が任命した閣僚と俺の次期閣僚。皆 どちらに従うかな?そうだ 老人達には休暇を与えよう 別荘なり領地なりに行くがよい」
「で 殿下・・・」
「マルクス伯 小言は聞き飽きた」
「し 失礼いたします」
そして マルクス伯は血相を変えて立ち去る。その物腰の陰からテューレが笑いながら見ていた。全てはテューレの思惑通りの結果となった。そしてゾルザルを筆頭とする皇太子府が作った新たな法令が帝都各所で読まれる。
「皇太子府令 帝都に住まうすべての者に告げる!御悩を得られた皇帝陛下に代わり 皇太子ゾルザル殿下が皇太子府を開設され帝国を統べる!本日公布された 戦時法令は次の通り!一つ すべての臣民は帝国軍の命令に従うべし 一つ 日没から日の出までの夜間外出を禁ずる 一つ許可なき集会 演説はこれを禁ずる 一つ許可なき者の帝都出入りを禁ずる 一つ・・・・ー以上 法令を犯した者は直ちに厳罰に・・・処する もの・・・なり・・・」
ドカ!!
「ひっ」
法令に不満を抱く住民達が兵士達に石を投げつける。そのほとんどが悪所に住まう異種族だった。
「ここに兵隊を入れようってか?」
「いい度胸だ!」
「降りてきやがれ!」
「バカヤロー!」
「こんな時だけ臣民扱いしやがって!」
流石の暴動に対処しきれない兵達は撤退を余儀なくされる。
「もっ 門を閉めろぉ!」
「後退!」
帝都の悪所に拠点を構えている日本軍も皇太子府の不穏な動きに目を光らせている。
「報告!ゼロス門が閉鎖されました。周辺の丘にも帝国軍が展開中です」
「悪所を包囲して封鎖する構えだな 交渉団一行の状況はどうか?」
「宿舎に指定された 翡翠宮は今のところ平穏です」
「警護は?」
「ピニャ殿下の薔薇騎士団があたっています」
「大丈夫なのか?」
「外交特権がありますから 何か問題が起こらない限りは大丈夫なのでは」
不安がる新田原少佐を余所に外では黒川軍曹と倉田伍長がミザリィを連れてきた。
「黒川軍曹 倉田伍長 戻りました。南東門も閉鎖され 衛兵も増員されています」
「門のあたりは騒然としている状況です」
「あ〜もー 食い物やら人やら入ってこなくなるよ 商売あがったりだね。私らを飢え死にさせる気かいゾルザルは あんたらがどうにかしないのかい?」
「だそうです」
「ミザリィさんにほうっておいてるわけではないと伝えてくれ 各員 指示があるまで情報収集にあたるように 岡本中尉 現状の続報を送ってくれ」
「了解しました」
「クーデターか・・・」
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い