GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
レレイが突然倒れた事により、皆が騒然となりこの店のベッドを借りてレレイを寝かす。
「第101 特地資源探査隊 総員六名事故一名 事故内訳は 熱発就寝か・・・」
そしてレレイが咥えている体温計の数値を見てみると
「四十三度三分 やばいな・・・」
「高いな こんな高熱早々出るもんじゃない」
"クレティ周辺では灼風熱という風土病が半年前から流行していると判明 街の医者によると若い女性のみが感染し感染率は五〇% 致死率七〇%(!) 原因は 街に吹きつけるシロッコに含まれる砂か何かしらい"
「あった 解熱剤」
「よし 飲ませよう」
と伊丹は、解熱剤の粉薬を取り出す。すると部屋の外に待機していたテュカ達が顔を覗かせる。
「父さ・・・」
「近寄っちゃだめだ!接触感染の恐れもある」
「それに 飛沫感染の恐れもある!感染したら元も子もない」
伊丹と大場は、テュカ達にレレイへの接近禁止を言いつつレレイに薬を飲ませる。
「レレイ 薬だぞ」
「苦いが我慢しろ」
レレイに薬と水を飲ませるが、
ゴホッ ゴホッ
と吐き出してしまう。
「病気がうつるかもって言っても・・・私達もクワンドナンからずっと風を浴びてるのよ!?」
業を煮やした伊丹は、水の入ったコップに粉薬を入れて混ぜ自身の口に含もうとしていたが大場がそれを察して辞めさせる。彼曰く、『お前 レレイを助けるためとは言えこれから嫁さんもらう身でそれをやっちゃちゃっとマズいだろ!?』と言う事でなんやかんやで代わりに大場が口移しで飲ませる事になった。その光景を見てテュカ達は顔を赤くする。
「うわっ」
コクン
「飲んでくれた これで少しは 楽になるぞ レレイ」
「かぁ〜 恥ずかしい ///」
その後皆それぞれ用意された部屋で就寝する事にした。
「あと・・・二回り半か・・・」
「Zzzzz・・・・」
そんな就寝している二人をヤオが不思議そうに見つめる。
"イタミ・ヨウジ オオバ・サカエ・・・・か 此の身の願いを聞いてくれなかったニホンジンの中で この男たちだけがー だがなぜだ あの時もそうだった 肉親でも恋人でもない 他人のためになぜこうも身体をはれるのか 此の身や彼女らに手を出すわけでもなくー"
"二人の好みぃ?"
あなたじゃないのは確かね"
"誘惑しても無駄"
"まさか男が・・・"
"ないないない 絵草紙見ればわかるわぁ"
"絵草紙・・・?"
「いったいどういう男なんだ・・・?」
翌日 再びレレイの熱を測ってみると『37.5℃』だった。
「熱が下がらないな」
「まぁ 前よりはマシになった方だろうなぁ」
「高熱が続くと体力を奪われてー」
「わかってるよ!抗生剤を試すか・・・?」
「だが 今此処には 抗生剤がないぞ!?アルヌスから取ってこないと」
そう言われて黙り込んだ伊丹は、
「いざとなったら レレイをアルヌスに連れて帰ります」
「導師号の審査は?それが目的でもあるんだろう?もう行けないと知れば悲しむぞ?恨まれたり 嫌われたり・・・」
「かまわない 生きてりゃその内 機嫌も直るだろ それを信じるからやばくなったら引きずってでも連れて帰る」
「それに、嫌われ役なんざぁ慣れっ子だし人に恨み買われるのも!?それに死んじまったら導師号なんて貰っても何の役にも立たない」
「・・・テュカ殿の時のようにか?」
「「ああ」」
"此の身もいつか主殿が許してくれると思うからついて来たんだ・・・"
「だからあの後 俺たちにも嫌なことさせたろ?あれで 貸し借りなしにしたんだよ」
するとレレイがベッドから体を起こしながら大場の袖を引っ張る。
「ん?レレイ気が付いたのか?」
「・・・こ この病を治すには・・・"ロクデ梨"が・・・必要」
「「ろくでなし!?」」
「薬樹の実だ」
「ああ 梨ね」
「なんか いやな名前だな」
「そう・・・その葉 果実に薬効あり 発熱 高熱が続くが呼吸器などに炎症が見られないことから この症状は懐抱熱の亜種と思われる・・・」
「雨の少ない この辺りには生えてなさそうだが・・・」
「あるとしたらレレイの住んでたコダ村の家か」
「カトー老師に取りに行ってもらって九七式輸送機で運んできてもらいたいが、この天候じゃ望めないな・・・」
「レレイ殿 他に効く薬はないのか?」
「・・・ない」ハッ ハッ
「主殿!熱が上がっている」
「薬が切れたか 待ってろよ レレイ」
「気をしっかり持て」
"翌朝 集まった住民から 近郊にある旧アルンヌ王国の薬種園跡"ファルムの迷宮"に ロクデ梨が自生している可能性があるとの情報を得る。しかし迷宮には怪異ーその特徴からミノタウルスとコカトリスが生息していると思われる"
「主殿?」
「もちろん行くさ 炎龍と比べたら大したことないんだろ?」
「たしかになぁ この前の炎龍の方がよっぽど強力で恐ろしい怪物だったよ」
「ちゃんと学習したみたいねぇ」
と三人とも互いに自信に満ち溢れていた。
「炎龍って言ったか?」
「え?エムロイの使徒様?」
「まさか」
と住民達は、三人の会話からもしやと感づき始めていた。
「あ そうだ そこの薬草勝手に採っていいの?念のため立ち合いに誰か来てくれないか?」
「一人か二人居ればいいんだが?」
と言うすると突然住民達が血相を変えて怯え始めた。
「だ だめだ 俺は行けねぇ あいつに・・・クレアに会っちまったら」
「ブル・・・」
「そうだった」
「お 俺も無理だ・・・」
と住民達が口々立ち合おうとせず拒絶する。
「どういうことだ 御身の奥方は亡くなったのではなかったのか?」
「なぁにぃ?はっきりしなさぁい 怪異の他にまだ何かいるのぉ?」
と聞くと住民の一人が怯えながら恐ろしい事を口にした。
「ー聖下 灼風熱で死んだ女は・・・生ける屍になってしまうんだ」
と言われ全員がそれを聞いて目を見開く。
「・・・え?もしかしてそれって・・・ゾンビ?」
「ウソだろ!?」
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い