GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり   作:人斬り抜刀斎

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ロクデ梨

伊丹達は、部屋の中を見回しミノタウルスの斃すのに使える物が無いか探していた。

 

「まともにパンツァーファウスト 喰らってまだ動いてやがった」

 

「頑丈な奴だなぁ」

 

「この部屋の中に使えそうな物はないかな」

 

「あるのは薬草とあれは薬品かな?」

 

「毒はどうだ?イタミ殿 オオバ殿 ここは薬種園だ 毒草も栽培してたはず」

 

「どうやって食わせる?いぶして毒の煙吸わせるか?酸か爆発物にできる薬品でもあれば・・・」

 

「いや そもそも俺ら毒の調合なんか知らないし」

 

"悩む時間はないが実験室と思われる部屋の中を探し回った だが 見つかったのは意外な文書だった"

 

「不老不死?」

 

「そこに薬草や鉱物・・・丹を使った実験記録もあった」

 

「丹?」

 

「水銀のことだ 不老長寿の妙薬とされていたことがある」

 

「そういえば 水銀にはバクテリアを死滅させる効果があって 古代中国では不老不死の漢方薬として使われていたと聞いた事がある」

 

"昔から地位と名誉 そして財を成した権力者が次に望むのは不老不死 ここには亜神や長老長寿のエルフなど長命種が至るところにいるのだ。ヒトがあこがれ求めるのも無理はない ヤオの先祖もその秘密を探るために狙われたそうだ 表向きは薬種園 裏では不老不死の研究施設ーー"

 

「まさか 灼風熱の原因はその実験か?」

 

「流行が始まったのは半年前だろう?確かに薬草が干乾びてないのは実験のせいかもしれないが」

 

「だがここはずっと前に放棄されている 灼風熱は半年前に起きているんぞ?」

 

「隣も実験室か」

 

ガ コ

 

「あ」

 

ド ン ヒュカッ

 

「わっ」

 

とヤオが仕掛けを作動させ壁際から毒矢が飛んできたが伊丹が気を利かせてくれたおかげて難を逃れた。

 

"数々の罠が仕掛けられた部屋の捜索は困難を極めた だが 数部屋目でーー"

 

(う うう・・・イタミ殿の助け方がどんどんなげやりになっていく・・・)

 

「ヤオ!」

 

「はい!?」

 

「これを見てくれ!」

 

伊丹が手にしていたのは、数個実をつけた枝木だった。

 

「間違いない ロクデ梨だ!」

 

「よし!」

 

「やっと見つけたぞ!」

 

すぐさまロクデ梨を鞄いっぱいに詰めていく。

 

「これ以上時間を無駄にできない ヤオ こいつを持って先にクレティに戻れ 11の運転覚えているよな?」

 

「あ・・・ああ 忘れてないぞ だが 御身達はどうする?まさか 二人でーー」

 

「そうだ まだ擲弾と爆薬も残っている作戦も考えた うまくいけば一撃で奴を斃せるはずだ」

 

「だな 敵に背を向けちゃ士道不覚悟ってんだ」

 

「なら 此の身も!」

 

「だめだ 三人ともやられたら誰がレレイに届ける?」

 

「俺たち三人で掛かって斃せる保証はない だから誰かがロクデ梨をレレイに届けなきゃならない」

 

「ヤオ 頼む」

 

「・・・・嫌だ 言っただろう帰るべきところは御身達のそばだと 此の身は 御身達の奴隷でありたい」

 

「まだ言うか!」

 

「あのなあ 何度言えば・・・」

 

「頼むから 最後まで聞いてほしいーー此の身は色々やらかして引け目で一杯だ あの三人のような関係は御身達と結ばない だから代わりにそういう形で縁を紡ぎたいんだ」

 

"御身達の財産たる奴隷としてーー"

 

「どうかーーどうか受け入れてほしい」

 

「ーーって 返事に困るぞそれ」

 

「これは、返答しないとどこまでもついて来るな」

 

「ーーったく しょうがねえなあ」

 

と言われてヤオの目は輝いていた。

 

「よし いいか stg44の使い方教えるから 言う通りに動いてくれよ」

帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?

  • 『廃墟からの復活』
  • 『皇帝陛下万歳』
  • 『神よ、皇帝フランツを守り給え』
  • どれでも良い
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