GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
レイナーゲンの渡しで大陸随一の大河ローを渡河ーー
「ーーで今にいたる と」
「ロゥリィ・・・」
「言わないでぇっ ここ 三百年くらいで一番精神的にきつかったわぁ」
何か精神的ダメージを受けているロゥリィを慰める伊丹。すると無線が入ってくる。
『レオパードより特資101投下地点に接近待機せよ』
「来た来た 時間通りだ 指定座標に投下してくれ 101を視認受け取りはいらねえからみやげ頼むわ」
九七式輸送機が上空を通過すると物資の入った積荷が投下される。
「え!?」
「あんなところから!?壊れるぞ!」
「案ずるな」
空中投下を知らないテュカ達は驚きと荷物の心配をするが、途中でパラシュートが開きゆっくりと地面に接近する。
『101 司令部より伝達 ゾルザルによるクーデターが帝都で発生した 帝国軍の動きに注意せよ 詳細は荷物の中に』
「了解・・・(三偵と一偵の連中 今 帝都だよな・・・)」
「どうしたのぉ?」
「帝都で何か政変があったそうだ」
「フゥン ロンデルには関係ないと思うけどぉ?」
「へえ?」
「ついたらぁ 神官服直しに仕立屋行かなくちゃあ」
「エムロイの神殿行けばもらえるんじゃないの?」
「んー そうなんだけどぉ・・・・」
「レレイ あれが落ちていったところに向かってくれ」
「・・・了解」
とレレイは、空中投下された積み荷の方へ向かった。物資は水や食料に弾薬に燃料だった。
一方とある谷では、帝国軍の竜騎士と日本軍とアルヌスから募った義勇兵が交戦状態になっていた。
クアアア
タン タン
「あの茶色い服 ニホンの密偵に違いない 逃すか!」
「カナイ 止まるな!車まで戻ってパンツァーシュレックをーー」
するとダークエルフの一人が竜騎士に向き合って呪文を唱え辺り一面に霧が発生した。
「うわ!?霧・・・!?精霊魔法か!?まずいっ」
視界を奪われた翼竜はそのまま壁に激突して竜騎士は谷底に落ちっていた。
「ミカムラ中尉 谷から鞍のついた翼竜が出てきたけど何かあった?」
「帝国軍の翼竜に見つかった 全員無事だ今から戻る」
別働隊の日本軍は、エルベ藩王国で資源調査を開始していた。
「特資104はエルベ藩王国北部で"呪われた燃える沼"を調査中 102は南西部ペラナ山地で銀山を確認 103はデュマ山脈鉱山跡C2付近で帝国軍の翼竜と遭遇交戦 敵兵は転落死亡 偵察か伝令と思われる か 101伊丹は・・・補給受領後まもなくロンデル?」
「特地一有名な学問の街だとか」
「あいつが学問の街ねえ レレイの入れ知恵か?」
各隊の報告を聞いていた檜垣少佐は101の伊丹達が学問の街ロンデルに向かたと聞いて複雑そうな顔をする。
そして伊丹達は、溜息を吐きながら手帳に何かを書いていた。
「あ〜〜ぁあ はあぁぁぁ」ハァ
「おい 中尉先から何溜息ついたんだ」
「ちょっとぉ ヨウジィ なぁにさっきからぁ なにそれ?」
「買う予定だった物のリスト 減俸で懐具合がやばくなったから」
「ヤオの金剛石売ったんじゃなかったのぉ?」
「あれなぁ」
「売ったには売ったんだよなぁ」
「この前の休み中に銀座の宝石商へ持って行ったら」
"このような単一の巨大な物は"電波天文学"値で・・・・買い手がつくかどうか 各商社に照会しますが期待しないでください"
「だってさ」
「こ 細かく割ればーー」
「恐ろしくてできないって震えてた テュカー この沈んだ気分をあげてくれる曲 お願い」
「わかったわ 父さん」
「・・・そろそろ 父さんってゆーのやめない?」///
「い・・・嫌よ ヨウジ なんて呼べるわけないじゃない 精神的歯止めが・・・ゴニョゴニョ」
「歯止め?」
「なんでもなーい」
そう言ってテュカ月琴を弾きながら歌い始める。その歌声は、聞いていて心安らぐようだった。
「むっちゃうまいけどどのくらい弾いてんの?」
「んー百年くらい?」
「ひゃ!?」
「人間の年で十年か」
「・・・・やっぱ エルフって何げにすごくね?」
「そうねー」
「でも あたしくらいの歳までにみんな得意な楽器を持つものよ?」
「へえ」
「ふん」
とエルフならみんな得意と聞いて二人はヤオを見ると苦笑いをしていた。
「あ あはははは こ 此の身は葦笛を少々・・・人に披露できる腕前ではないが御身達が望むなら喜んで・・・今宵 余人を交えぬところでーー」
ゴ ス
『痛った!』
ヤオの足をロゥリィとテュカが思い切り踏んづけたのだ。
「お お役に立てないと立つ瀬がない・・・」
「そぉゆうことでぇ役に立とうと思わなくていい!」
「と 父さんはホドリュー父さんのシタールはとてもすばらしくてみんなで聞き惚れてたのよ」
「そうか テュカの師匠は父親なのか」
「違う?村の長老?師匠なんていなかったわ」
「じゃあ 誰に?」
「イ イタミ殿 此の身が説明しよう。エルフは芸事を特定の誰かに習ったりしない 音楽や武術 精霊魔法まで見よう見まねで身につけるのだ。その意味では師匠はいないと言えるし周り全てが師匠であるとも言える 無理して大樹に育てようと精霊の力を加えると歪な木になってしまうように 此の身達エルフは自然のまま調和の取れた伸び方を尊ぶんだ」
「へえ・・・(百年二百年練習してりゃ自然にうまくもなるか)」
「短命種は 師匠につき学ぶという仕組みを作った だからヒトはこの世界の支配者になれたんだ。此の身らの時間ならいくらでもあるという姿勢がヒトには鼻持ちならないらしいがな」
「そういう感覚 俺らにはわからんけど ベートーベンとかモーツァルトだったらなんて言うかなぁ」
「ねぇヨウジィ それってだぁれ?」
「俺らの世界の有名な作曲家何百年も前の」
そう言って伊丹は、運転中のレレイの方を見る。
「レレイ 疲れたろ かわろうか」
「不要」
「・・・・もしかして運転が楽しいとか?」
「とっても」
「・・・どの あたりが・・・?」
「地面の状況を素早く読み取って 車輪の摩擦 車体の進む力と慣性 それらを勘案して舵輪を操作する その結果が即座に現れるところ クルマの運転は知性と理性の表現 車体は知性の集合体この一体感は魔法に似ていてーー・・・快感」
「(無表情で言うセリフか・・・か?)そ そうですか・・・」
「すっかり馴染んでいるな」
「それに学都ロンデルはすぐそこ あの稜線を越えれば見える」
「ロンデルか 此の身は話にしか聞いたことがない」
「あ 見えた!」
見えてきたのは伊丹達のもう一つの目的地でレレイが行きたいと言っていた学都ロンデル。
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い