GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
「ロンデルは 三千年前からある古い街 学問の神エルランとラーのニ柱がまだ亜神だったころにつくった私塾が礎になっている。それより今に至るまで数々の賢者と魔導師が集まる学問の街であり続けている。リンドン派のリンドンは『ロンデル発祥の』という意味」
「なるほど」
そしてロンデルの正門へと入って大通りに出る。そこでは、アルヌスや帝都並みに人々が賑わっていた。
「これで中央通りか」
「ここはいつもそう無計画で非合理的」
「こりゃスゲェや」
「この先の四つの辻を右に曲がると大きな宿がある 退屈なら先に行っていい」
「下手に歩いたら迷いそう あたしはやめとくわ」
「じゃあ わたしぃがわかるから先に行って宿とっとくわぁ ヤオ来なさぁい」
そう言ってロゥリィはヤオを連れて先に宿屋に行った。
「あいつここ来たことあるのかな」
「九百年以上生きてるんだからあるかもね 何か弾こうか?」
伊丹達は、テュカの歌を聞きながら宿屋まで行った。そして宿屋の前では先に行っていたロゥリィ達が待っていた。
「こっち こっちぃ 書海亭 ロンデルでは老舗の宿よぉ」
「聖下のお付きの方々ですね 扉つきの厩に案内いたします。変わった荷車ですね」
「俺達がロゥリィのお付き?」
「俺達一体いつのまにロゥリィの付き人になったんだ?」
「古い街の古い人間は威厳と肩書きにとても弱い」
そして宿屋の人の案内でSd Kfz11を厩に置く。
「エサなしでよろしいので?」
「はい」
「よっ ん?」
「うん?」
そして厩の扉を閉めるとロゥリィとレレイとテュカがそれぞれ扉に呪文を掛ける。
「うげ 聖下の呪詛に魔法と精霊魔法の多重掛け・・・扉に触れただけで確実に死ねる」
「「・・・・」」
その後呪文を掛け終え宿屋に入っていくと従業員総出で迎えて来た。
「いらっしゃいませロゥリィ聖下並びにお付きの方々 当"書海亭"主ハーマルでございます。聖下にお泊まりいただけるとは望外の幸せ 老舗を誇る当宿の自慢がまた一つ増えました 宿帳への記帳を・・・」
「ありがとぉ」
とペンを渡す妖精にお礼を言う。そして次にレレイが名前を書き込む。
「聖下はさすがに達筆でいらっしゃる。これにはクレシアの覇王 ソルモンのご署名も」
「懐かしい名ねぇ 神官見習いしてたころの王よぉ」
「はい ソルモン王は青春時代を当地で過ごされまして」
(俺ら眼中にないってか・・・)
(やれやれだぜ・・・)
「聖下 この度はどういったご用で当地に?ロンデルにはエムロイ神殿はございませんが・・・」
「わたしぃは付き添い この子のねぇ」
とロゥリィは、今日はレレイの資格習得のための付き添いと言う。
(プッカ族・・・)
「(ルルドの娘が賢者のローブ?)あ ああ 魔導のどなたかに御入門ですね」
「・・・・」
「ではお部屋にご案内させていただきます。当宿最高の部屋を用意いたしました」パンパン
当宿が手を叩いて従業員達は、一斉に駆け寄る。
「お荷物をお運びします」
「聖下 ハルバートをお持ちいたします」
「銀髪翠瞳って かわいいなぁ」
「俺 金髪のエルフ娘がいい」
「うわわわ ひいっ」
ド ゴッ
「こら!お客様に粗相のないようにしろっ」
重く一人で運べないため従業員三人がかりで運んで行く。
「・・・え!?」
「何で!?」
二人だけ除け者扱いされた伊丹と大場。
「あの・・・俺達は?」
「ああ下男さん あんたらの部屋は皆さんの向かいの部屋だ。物置だが近い方が御用の時は便利だろ?フェ 案内してやんな!」
すると妖精が二人の前に現れ付いて来いっと言っている。
「あ ありがと・・・・」
「何だ?この扱いの差は!?」
二人は案内されるがまま付いていた。そして当宿は宿帳に目を通す。
「レレイ・ラ・レレーナ・・・か(貴族の養女か 豪商の妾か ルルドの娘にしてはいい生地のローブだった なぜ エムロイの使徒が付き添いを?テュカ・ルナ・マルソー ヤオ・ロゥ・デュッシ なぜ仲の悪い種族のエルフがいっしょに?イタミヨウジ オオバサカエ・・・下男にあんな茶色い服着せて・・・みっともない)」
ドタワイ ドタワイ
「コラァ走るな!」
「ハーマルさん モルト銀貨!一人に一枚ずつ」
「ほう チップをそんなにはずむとは気前がいいな ほら!お客様だぞ!お前達仕事仕事!」パンパン
それから数分後
「やっぱりカリフォの橋が?お客様で引き返して来たのは五人目ですよ」
「まいったな 帝都へ急ぎの商用だったのに」
「噂では一部の行商人が帝都の物価を上げるために壊したとか」
「おい 聖下達だ」
その声を聞いて皆が階段を降りてくるロゥリィ達を見る。ロゥリィ とテュカとヤオは変わらない服装だが、レレイは白いローブに身を包み 伊丹と大場は、九八式軍衣袴から昭五式将校夏衣袴に身を包み腰のベルトには、軍刀とワルサーP-38を収めるホルスターを付けていた。
「出かけてきます 夕食はとってきますので」
「それじゃあ!」
「は はい(下男じゃなかったのか!?)・・・純白の導服に白い索縄・・・いや お見それしました そのお歳で導師号に挑まれるので?」
"導師号審査発表会" 此処は導師号に挑む博士や学徒の登竜門であり、居並ぶ老師達を前に行う発表は過酷を極める ヤジと底意地の悪い質問 嘲笑の嵐 多くの挑戦者がこのために失敗を犯す。不合格と見なされれば容赦なくインク壺や油が投げつけられる。これに耐えられずロンデルを去る者が後を絶たない"
「(こんな娘が耐えられるはずがない・・・どこの誰が!?)失礼ですが あなたの師はどなたで?」
「カトー カトー・エル・アルテスタン」
それを聞いてハーマルは目を見開く。
(老賢者カトー 魔導師の中の魔導師・・・昔 大貯水池の穴を一瞬で作るの見たぞ)
「これぇ 仕立て屋へ直しに出しといてぇ」
とロゥリィは、神官服を置いて出掛ける。そして丘の上から街を見渡す。
「あれが学会の行われる会堂 むかいが市議会堂 そしてここからがーー研究街区」
そこには、高さ15メートル級の大きな壁が聳え立ている。
「何で壁が・・・」
「入ればわかる」
中に入ると周りの人達がこっちを見てざわめく。
「導師号もらったら嫉妬の嵐ねぇ」
「覚悟してる」
伊丹や大場もあっちこっち見回す。何処と無く関心する。
「士官学校とは、また違った雰囲気だな」
「それは、そうだろこっちは軍事教育じゃないからな」
「偉い人達も講義してるの?」
「そう でも老師達の研究室だけは隔離されている」
「隔離?」
すると、
カ ッ ド バッ
と建物が光り出すと次の瞬間建物から大量の水が噴き出して行き交う人達の頭上に降り注いだ。
「あああ せっかく思いついた公式がぁあ」
「試料がああっ」
「わたしの論文!!いやぁ びしょびしょおっ」
「誰の研究室だぁっ」
これによって論文や試料などが水に流されたり破れたりした。伊丹達は、無事だったがヤオだけがずぶ濡れになりその光景を見て笑うロゥリィと目を丸くする伊丹と大場。
「そう 隔離。」
「壁はこのために?もしかしてカトー先生がコダ村にいたのも・・・」
「まさか・・・」
「・・・・アレぐらいになると色々危険だから」
(家が村から離れていたのもそういうことか・・・)
(ヤァベ あの人マジヤァベ)
その後伊丹達一行は、とある一軒家に訪れた。
コン コン
「借金取りなら無駄ですよ お金ないですから」
「レレイです」
するとドアが開き一人の老婆が出て来た。
「まぁ!まぁ まぁ まぁ!あなたなのリリイ」
「ちがう レレイ」
「そうそう だけどリリイの方がかわいいと思うわぁ いらっしゃいわざわざこんなところまで」なでりなでり
とこの家の住人と思われる老婆がレレイを撫でると家に招き入れる。
「さあさあ 皆さんもお入りになって その格好導師号に挑むの?早すぎないかしらカトーの奴 呆れちゃった?」
「これ」
とレレイは、カトー老師からの手紙を老婆に渡す。
「カトーから?ふむふむなるほど あらあらそうなのーーこれなら飛び級も当然ね アルペジオが焼き餅焼いちゃうわ」
「アルフェは?」
「相変わらずよ 今買い物行ってるわ あらいけないお客様を立ちっぱなしにしちゃって」
「あ お構いなく・・・」
「そんな お気を使っていただかなくても」
「いえいえ せっかく来てくださったのに あららら」
ドサ ドサ
と老婆は机の上に積み重ねてある本を落としてしまった。するとそこにかなりのスタイルの整った茶髪の女性が現れた。
「ああっ 何やってるんですか!あれほどいじらないでくださいってーーもう!地揺れの後せっかく片付けたのに ひぃ ふぅ みぃ ああっ ルチルがないっ」
「これじゃない?」
ガタン バサァ
「老師・・・邪魔ですので片付くまで外に行っててください」
「そ そうね マリナの店に行ってるわ リリイと積もる話もあるだろうし」
「リリイ?」
「ちがうレレイ」
「よくわかりました」
「博士号でどん詰まり男っ気もない 金欠でひーひー言ってる姉を差しおいて 導師号に挑んだりピアスして色気付いたり 金回りよさげにしてたりエムロイの神官やエルフとつるんでたりする 妹にっ たぁっぷりとこの世の条理を言い聞かせやろうと思ってますからっ」
と言われレレイは、表情には出していないが内心はかなり怯えてほんの僅かに冷や汗をかいていた。
(珍しいもの見た・・・)
(普段冷静なレレイが冷や汗をかくとは・・・)
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い