GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり   作:人斬り抜刀斎

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降下!降下!降下!

アルヌスの飛行場の滑走路では空挺部隊の搭乗する九七式輸送機が離陸の準備に入っていた。

 

「大隊長からだ」

 

「隊長から」

 

「訓示!諸君も聞いての通り空挺作戦の発動が命令された。銀座事件以来理不尽に虜囚となった同胞のみならず新たな平和への活路を見出さんとする現地要員の生命の如何はひとえに今作戦の成否にかかっている!帝国陸軍最精鋭と自他ともに認める空挺隊員たる諸君とともに作戦に臨むにあたり一扶の不安もない。細心にそして大胆に胸にウイングに恥じぬ働きを期待して訓示とする。時代を変える鷹となれ!!皇国の興廃此の一戦にあり各員犠牲を恐れず其の責を尽くせ!任務を遂行せよ」

 

そして五機の九七式輸送機が飛び立って行く。

 

『輸送機隊離陸完了。戦闘機隊帝都空域に接近』

 

 

その頃バスーン監獄近郊の上空では、帝国軍の竜騎士3騎が哨戒任務に当たっていた。

 

「空気が重い・・・夕方には雨になるかもしれん」

 

「(息苦しい・・・限界高度ギリギリだ)どうせなら早く降ってくれ」

 

「!竜兵長 西の空に妙な光が!敵影かもーー」

 

と竜騎士の一人が暗がりで微かな明かりを発見した。そこには東屯営が燃え盛っていた。

 

「竜騎兵東屯営が・・・!」

 

「馬鹿野郎!早く信号旗を落とせ!」

 

と言われて竜騎士は箱の中から信号旗を落として行く。

 

「こんな上から落として気付く奴いるのか?古代龍級の大きさの敵ヒコーキ堕とすには新生龍ぐらいーー」

 

と言い掛けた時突然2騎が日本軍が発射したR4Mが命中し爆発を起こして墜落して行った。

 

「竜兵長!」

 

と後ろを振り向いて見ると二つの黒い影が見えた。

 

(二頭・・・?大きさも違う・・・!?)

 

現れたのは大日本帝国海軍の主力戦闘機零式艦上戦闘機零戦五二型だった。

 

「あれは元老院を粉々にしたっていうーー鉄の飛竜!?」

 

竜騎士は体勢を立て直そうとしたが突然愛騎が暴れ出した。

 

「ハッ ハッヤッ どうした!?」

 

と翼竜の翼を見てみると翼に無数の傷があった。

 

「そんな・・・!翼竜の甲皮に傷が・・・!?」

 

驚いていると翼竜のすぐ横を通り過ぎって行く零戦を操縦する操縦士とすれ違う。

 

「一人・・・一人乗っていた!?竜槍をあそこに叩き込んでやる!」

 

だが軽量で機動力に優れた零戦にスピードと運動能力で敵うはずもなく見失った。

 

「どこに行ったーー」

 

零戦を必死で探すも見当たらずそして後ろを取った零戦は20mm機関銃で翼竜を葬り去る。

 

『三二〇敵ワイバーン撃墜 帝都上空敵影なし』

 

翼竜を排除した零戦はバスーン監獄に向かった。

 

「東から聞こえた大音響はなんだ!?報告しろ!」

 

その頃バスーン監獄では、斥候隊が爆撃を敢行する零戦に無線で連絡をし柔軟な作戦行動を取る。

 

「六八〇こちら斥候隊 目標補足」

 

『六八〇投下投下』

 

と零戦は50kg爆弾を投下する。爆弾は東屯営に命中し火柱に包まれた。その爆発はバスーン監獄からでも一望出来る程だった。

 

「なんだぁ?」

 

パ カン

 

「退避ー!退避ー!地面ギリギリを飛んで帝都から離れろーっ」

 

東屯営に居た帝国軍兵は逃げ出すもしかし日本軍は追い討ちをかけるかの如く更に爆弾を投下して行く。

 

「逃すかよ そらいけ!」

 

バスーン監獄の警備兵を日本軍の狙撃兵が仕留めて行く。

 

「竜騎兵屯営のあたりだ!」

 

「何が起きている!?」

 

「あっ また!」

監獄内でも潜入した日本軍が内部の敵を排除して行く。

 

「敵の攻撃ならここにいても掃除夫は文句言えねえだろ」

 

「翡翠宮に連れてかれた連中気の毒になあ」

 

すると背後から口を手で塞がれ銃剣で首元を切り裂かれる。

 

(え!?痛!力が・・・立て・・・ない なに・・・が・・・)

 

と何が起こったのかさえわからないまま息絶えた。日本軍は小銃と短機関銃で次々と敵を蹴散らす。

 

「こちらA班右塔制圧一名負傷」

 

『B班 左塔制圧!』

 

『こちらニ偵目標十字路確保配置についた』

 

「こちら陸戦 西門を制圧した降下誘導班待機中」

 

そして日本軍は監獄の入り口に到達そして小野田少尉は腕時計を見る。

 

「全班に達する攻撃開始十秒前 9 8 7 6 5ーー」

 

「朝っぱらからなんの騒ぎだ?」

 

「獄長!わかりません城外の外のようですが」

 

「屋上の見張りは何しとる寝ておるのか!?」

 

「後方よし」

 

「4 3 2 1」

 

そして監獄の入り口に向かって日本軍はパンツァーシュレックを打ち込む。またある所では監視所に手榴弾を投げ込み同時爆発が起こりそれと同時に日本軍が突撃して行き敵を制圧する。これは、第二次世界大戦の史上最大の市街戦『スターリングラード』の攻防戦で街の防衛を委ねられていた『ワシーリー・チュイコフ』ソ連軍元帥が部下に実践的な助言を与えた現代でも通用する教えだった。『まず、手榴弾をぶち込め!突入し軽機関銃で掃射しろ!奥へ進み再び手榴弾だ!次の部屋に入って軽機関銃でぶっ放し先へ進め!』チュイコフの教えは、現代では特殊部隊が突入する際のマニュアルとなっている。突入する際肝心なのは突然ドアから飛び込んで敵の意表を突く事なのだ。敵を圧倒したら部屋の四隅を確認して順序よく進めて行けば最後には建物を制圧した事になるのだ。

 

バ ン

 

「わああああ」

 

ダダンダダダッ

 

「排除!」

 

「排除!ルーム制圧!」

 

「仁科の班は左回り!残りは俺に続け!」

 

日本軍は敵を排除しながら徐々に講和派のいる牢屋に近づいて行く。

 

「おい!監獄から何も言ってこないのか!?」

 

「他の塔の連中何してんだ!」

 

ダダダッ

 

「魔法か!?」

 

「うっ」

 

「はっ 反対に回れ!」

 

ダダダッ

 

「ひいいいっ」

 

とある牢屋で

 

「なんの音だ?」

 

「この音は・・・前に聞いた覚えがあるぞ」

 

『こちら三偵守備兵降伏 バスーン監獄を制圧した。輸送隊の前進を要請する』

 

そして遂にバスーン監獄は日本軍の手に落ちた。そして攻撃し終えた零戦隊は空挺部隊を乗せた九七式輸送機と遭遇する。

 

「来たぞ空挺部隊だ」

 

『目標まで六分!』

 

空の神兵と呼ばれた大日本帝国陸軍精鋭の空挺部隊は着々と帝都に迫りつつあった。

 

 

 

帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?

  • 『廃墟からの復活』
  • 『皇帝陛下万歳』
  • 『神よ、皇帝フランツを守り給え』
  • どれでも良い
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