GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
帝都皇城
「ログナー公から没収した総資産は地所荘園と合わせましてーー」
「反逆した騎士団員の家の名簿はあるのか?」
ズシィィン ズズム ズム ズム
「・・・なんだ?」
「何事ですかな?」
「まさか地揺れ・・・?」
「カラスタ将軍」
警備兵が何かを見つけて報告する。
「ゾルザル殿下 テラスへご同行願えませんか?一大事でございまする」
ゾルザルはカラスタに言われテラスに出ていた。すると皇太子府から数km離れた場所から黒煙が立ち上っていた。
「城壁の外のようだが何が燃えておるのだ?」
「物見の報告では、東西の竜騎兵大隊の屯営が燃えていると」
「なに・・・!?」
ゴオオオオオ ゴオオオオオ
とけたたましい音が響いて来た。それは帝都に向かっていた日本軍の九七式輸送機だった。
「一番機ぃ いくぞおっ」
『お う!』
「いくぞ!」
『お う っ』
「降下よーい!立てぇ!環かけ!」
ガチャ ガチャ
「装具てんけーん!」
「1 2 3 4・・・」
「送レ!」
「よし!」
「よし」
「よしっ」
「よぉし!」
「位置につけ!」
『進路よし進路そのまま 用意用意用意』
すると降下合図のランプが赤から青に変わった。
『降下降下降下!!』
「降下ぁ!!」
空挺隊員は次々と輸送機から飛び降りる。
「はつ降下ぁ にぃ降下ぁ さん降下ぁ よん降下〜」
そして背負っているパラシュートを開く。
「反対扉機内よし お世話になりましたぁ!」
輸送機から空挺部隊約100人が降下した。その光景は皇太子府に居るゾルザル達も見ていた。
「なんだ・・・あれは・・・!?」
すると九七式輸送機が反転してゾルザル達の方に向かって来た。
「んん?」
ギ イ イ イ イ ド ツ オオオオオ
「うおっ」
「ひぃっ」
「で 殿下!あれは敵ですぞ!敵が空から降ってまいりました!!」
「バカな!ニホンは兵を空からバラまくのか!?」
「非常識だ!」
「敵は翼人からなる部隊を持っているかもしれませんぞ?」
「殿下!敵兵はあの凧のようなものにぶらさがって降りてきたのです!ただちに迎え撃つ支度を!」
「そ そうだな 天から降ってきたとはいえあの程度の数 たかが知れておる!数に任せて押し出せ!」
とゾルザルは迎え撃つ準備を命じる。
「報告!敵の一隊が西門を占拠!城外の敵を帝都内に迎え入れようとしております!」
それはゾルザルに追い打ちをかける報告だった。
「なん・・・だと?」
「なんという速さだ。まだ浮いている凧もある!」
「城門の守備隊は何をしていた!?敵はまっすぐ皇城を目指して来るぞ!!」
その瞬間ゾルザルはトラウマスイッチが入った。皇宮で栗林と船坂にフルボッコにされた苦い思い出を。
「ゾルザル殿下?」
「・・・ぜ ぜ 全戦力で皇城の守りを固めるのだ!!帝都の全部隊をサデラの城壁に集結させよ!!」
「か 各城門守備隊や悪所封鎖の部隊も集結させるとなるとかなりの時間が・・・」
「帝都の守りが疎かになります!」
「今さら外壁を守ってどうする?兵を呼び集めろ!急げ!!」
「ハ・・・ハ!伝令!」
ゾルザルが恐慌状態を余所に日本軍空挺部隊は着々と地上に着地して行く。
「十一中隊あっちだ!十二中隊こちらに集合ーっ点呼ーっ」
同じ頃、帝都カエサリウス橋では日本軍が制圧に掛かっていた。
ドコココタンタン
「撃ち方待て!こちらニ偵カエサリウス橋 敵が後退繰り返す敵が後退」
一方同じ頃日本軍は帝都西門の制圧にも掛かっていた。
ドコココタンタン
「こっちも後退している。警戒を怠るな!敵は増援を伴ってまた来るぞ!!」
皇城では、ゾルザルが焦りに狂っていた。
「遅い!遅すぎる!!兵の展開はまだか!?」
「近衛軍団が配置につきつつあります。各部隊も移動を開始しました」
「なんとのろまなことよ・・・」
「殿下 私どもも現場指導に出向いてまいります」
と側近達は退室し執務室にはゾルザルとテューレだけとなった。
(敵が来てしまう すぐそこまで来ている こんな手薄なところで敵が来るまで座っていていいのか!?)
ゾルザルはいつ日本軍が来るかわからない状況が彼から冷静さを奪っていく。
「殿下」
「テューレ・・・」
「もしかして ご自分だけお逃げになるおつもりですか?」
「な・・・にぃ?」
「殿下は今や帝国の要 お逃げになられては帝国そのものが立ちゆかなくなってしまいます。地位も誇りも捨ててしまえるならかまいませんけど 誇り高い殿下がそんな道を選ぶなんてわたくし思いたくありません」
「当たり前だ!」
「わたくしにも覚えがありますわ。随分と昔のこと・・・故郷の者達が敵と懸命に戦っているというのに剽悍なはずの味方の動きが随分と遅く見えたものです。自分は安全なところにいるのに・・・恐れ 不安に駆られ 部族のために自らを犠牲にと言い訳して自分だけ砦を抜け出してしまったのです」
「そ そうか そんなことがあったのか」
「はい 今頃みんなどうしてるかしら?ともかく帝国のすべてである殿下はみだりに動いてはなりません敵がやって来ようともここにいるべきなのです。自らがどうにかしようと考えるのは逃げるための方便 ろくな結果にはなりません」
「そんなことはわかっておる!」
バシッ
「キャッ」
「この俺に偉そうな口をきくな!奴隷風情がっ」
「・・・申し訳ございません。で 出すぎた真似をーー 殿下なら当然ご存知のことですものね。わたくしという愚かな前例がそばにいるのですから」
「(どうしたというのだ この女・・・)と ともかく上に立つ者はこれしきのことでーー」
すると窓の向こうから何かが無数に飛んで来たのが見えた。
「あれは なんだ・・・?」
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い