GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり 作:人斬り抜刀斎
村長らが追われているちょっと少し前頃伊丹一行は、帝都を目指してアッピア街道を進んでいた。
「イタミ殿今どの辺だ?」
「アッピア街道過ぎて東へ進んでるから、え〜と・・・」
「もうすぐラタティルという地方」
「まだぁ帝都につかないのぉ?」
「帝国軍と鉢合わせしないよう脇道走ってからなあ って ロゥリィあんまりその辺ひっくり返すなよ」
「戦の場が近いのよぉ?ヨウジィはぁ何がどこにあるか覚えてるぅ?ヤオ足よけてぇ」
とロゥリィはヤオの足を退けさせ木箱からある物を取り出す。
「なぁにこれぇ?」
「指向性対人地雷 仕掛け罠だ。こうバアッと鉛玉が飛んで敵をなぎ倒せる優れもの」
「ふぅん」
「小さいのもどっかにあるぞ」
「この棒は?」
「照明弾 夜に打ち上げて周りを照らす」
「書海亭で使ったやつぅ?」
「あれは閃光弾その辺のポーチに・・・」
「色々あるのねぇこっちの赤十字がついてるのは・・・薬袋ぉ?包帯以外のは何かしらぁ」
そしてロゥリィが最初に手に取った箱を伊丹と大場に見せる。
「これはぁなぁに?」
箱には『STANDARDSKIN』と書かれておりそれを見た二人は目を見開き青筋を立てる。
「な なんでんなもん入ってんだぁ!?」
「おいおい!?」
と二人は大声で叫び出し周りは何だという感じだった。
「イタミ殿オオバ殿薬箱に入ってるんだから何かの薬ではないのか?」
「いや それは え〜と・・・」
「それはちょっと他より特殊だからなあ」
ロゥリィは箱の中からコンドームを手に取る。
「イタミ殿オオバ殿 御身らはこれの使い方をご存知のようだ。よければ教えてくれないか?」
ヤオもコンドームを手に取りニヤニヤしながら使い方を聞いてくる。
(ヤオのやつぅ 答えにくいってわかって聞いてんな)
(わざとらしい笑いが余計イラつくな)
(これはまずいっ コンドームの本来の用途なんか教えたりするとひじょーいかん話になってしまう)
(コンドームが避妊用具なんて言ったらロゥリィ達に何言われるか分かったもんじゃない)
二人は俯向きになり黙り込む。
((あれを使う時が?いつ?誰と?))
(やばいやばいそれだけは絶対に回避っ)
(よし此処は相手の機先を制して)
「・・・そ そいつは、小銃の先に被せて砂や水が入らないようにするんだ!水を入れて薬袋代わりにも使えるぞ」
(いや何だそれ!?無理があるだろ!?)
「じゃあなぜ薬箱に?」
「だ 誰かが入れ間違えたんだろどうりで見当たらないわけだ。あ は は は」
伊丹は何とか適当な事を言って誤魔化した。すると運転しているレレイが、
「十時の方向」
とその方向を見ると煙が立ち込めているのが見えた。
「火事・・・?確かあの辺には街がーー」
すると別の場所から砂煙が見えた。
「誰か追われてる・・・?盗賊か?」
「だったらマズいな」
するとロゥリィが待ってましたとばかりに向上した。
「戦いの祈り確かに受け取ったわぁ!!年寄りと子供ぉ・・・・助けるわよぉ!!」
砂煙の方へ行ってみると荷車を追って16匹の怪異がいた。
「盗賊なんかじゃないわ!ケンタウロス6黒妖犬10!」
「ケンタウロスか こんな南に?」
「ヤオ!弓使えるか?」
「ああ!もちろん」
「レレイあの丘だ。回り込んでやつらの死角から突入するぞ」
レレイは、言われた通りに街道から外れ丘に登った行く。そうしている間に荷車が既に追いつかれていた。
「ああっ レレイ急いで!!」
そう言われてレレイはアクセルを前一杯踏み込む。
「エムロイ様 この老骨にも祝福を・・・・っ」
『いいわよぉ 祝福してあげるぅ!』
最初にテュカとヤオが精霊魔法を発動しながら矢を放つそしてその矢は黒妖犬2匹の頭に命中した。そして他を押しのけながらロゥリィがハルバートでケンタウロス2匹を斬殺する。
『ロッロロロロロロゥリィイィイ』
とヤオが叫ぶとロゥリィが何故か白けた。
「聖下?」
「ヤオぉ!それ違うぅっ 違うからぁ!」
「なぜだ?戦意高掲に信じる戦神の御名を唱えるのは、信徒として当然と思うが」
「こっちの力がぁ抜けるのよぉ!」
すると伊丹はニヤと笑い大場はやれやれと言った感じで、
「「レレイ!」」
レレイはアクセル踏み込むスピードを上げ後の全員は各々の武器を構える。
「さん ハイ!」
『ロッロロロロロロゥリィイィイ!』
その後ケンタウロスや黒妖犬は伊丹らによって抹殺されていった。
「バ バケモノ・・・帝国の隊長に伝えねば・・・・」
タタタタタン
と生き残っていったケンタウロスを伊丹と大場が射殺し片付いた所で伊丹達は追われていた老人と子供のところに行った。
「あんたたちは・・・」
「あれ?おじさん確か・・・・」
「村長」
「レ レレイ!?あんたらは・・・村に来た兵隊さん・・・!?」
と偶然の再会だった。
「村長さん ケンタウロスに追っかけられるって なにがあったんですか?」
「ーーき 聞いてくだされ」
村長は自分の目で見た一連の事を伊丹らに話した。
"講和派の脱出で有名無実となった帝都封鎖。そして帝都市民を震撼させたオプリーチニナ騒動も終わりを告げた。一方 いち早く食料を運び込んだ悪所の住民達は特需で潤っていた。これを機に悪所を後にする者もーー"
「テュワルそろそろ行くよ」
「ブレイリーがね 今回稼いだお金で故郷の近くで畑買うからいっしょに来ないかって うんって言っちゃった」
「ま こんなとこ出れるんならさっさと出るに限るさ。わかって誘ってるんならありがたい話じゃないか。ま 苦労はするだろうけどさ・・・あ」
するとミザリィとテュワルは互いに別れを惜しみながら抱き合う。
「・・・ごめんなさいミザリィ姐さん」
「バカ 謝るところじゃないだろ。あんたはここを出て幸せになる めでたしめでたしだ」
「・・・うん」
「じゃ 元気でやんな」
そしてテュワルは悪所で世話になった皆に見送られながら悪所を去っていた。そんなミザリィも遠くからテュワルを見送っていた。
「よぉ ミザリィ ブレイリーのガキは俺の手下の中じゃ一番まともだから安心しな お前は出ていかないのか?稼いだんだろ?」
「これでも業の深い生き方してるんでね。出たってろくなことになりゃしないさ」
「だったら宝の持ち腐れだな 少しばかり俺に投資しろよ」
「は?冗談!」
とミザリィは呆れて立ち去るが男はしつこく付きまとってくる。
「待てよぉ なぁミザリィ」
「あんたもしつこい男だねぇ そんなだから女の子に嫌われるんでしょうが!(仕方ないこういう時は・・・)」
ミザリィは何か考えがあるのか取り敢えず路地裏まで行った。
「チッ くそっ ミザリィ!俺の話を聞け俺はーー」
「いたたたっ 放してよ!ここでこんなことしてタダで済むとーー」
「うるせぇ!ここの連中なんか怖かねえっゴンゾーリ一家はーー」
「・・・・!?」
と男が突然黙り込んで大人しくなったので気になって見てみると男の首元にロゥリィのハルバートが突きつけられていた。
「邪魔よぉ」
「エ エムロイの神官が、なんでここに・・・」
ガッ
「いてっ ミザリィ俺はあきらめねぇからな!」
「おととい来やがれってんだ!」フー
その後ろではロゥリィとSd kfz11に乗っている伊丹らや先助けた村長と子供が居た。
「あーあんた 確かクロカワの親分のーーイタミとオオバ?」
「よぉミザリィ 久しぶり」
「元気だったか?」
二人がミザリィと親しくしているのを見て女性陣は、
「へぇ〜 父さん達の知り合いなんだぁ」
「どぉゆぅふぅにぃ久しぶりなのかしらぁ?」
「・・・・・・・こういう遊びはダメ」
「女を買わずとも此の身がいるのに」
と軽蔑的な眼差しを二人に向けてくる。
「ちょっ待てよ!お 俺はそんなことしないぞおっ」
「違うから別にそんな関係じゃないから。そして、そんな目で見るな!」
「日本でだってそういう店行ったことないし・・・おおーいみなさぁん?」
「話を聞いてくれぇ」
と必死に弁解するも誰も聞き入れてくれなかった。
「あー これあれだわ。女遊びがバレた時のダンナ しーらないっと」
ミザリィも立ち去り残された二人は棒の様に立ち尽くしていた。
帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?
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『廃墟からの復活』
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『皇帝陛下万歳』
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『神よ、皇帝フランツを守り給え』
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どれでも良い