GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり   作:人斬り抜刀斎

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flugel der Freiheit

1t近いキューベルワーゲンを引っ張って来た伊丹は、息を切らし疲れながらもロゥリィ達に合流した。

 

「聖下 レレイ様 こちらの控えの間にてお待ちください。むさ苦しい小部屋ですがどうぞご容赦を」

 

と案内されたのはシャンデリアやオブジェなど豪華絢爛に着飾った部屋だった。

 

(むさ苦しい小部屋・・・ね)

 

「モルトはどうしたのぉ?」

 

「陛下は御悩を得られましてただいまご療養中です。代わって皇太子殿下が執務が終わり次第ごあいさつにまかりこしますので・・・・」

 

「それは心配ねぇ見舞えるかしらぁ?」

 

「面会謝絶令が出ておりまして・・・・」

 

「ふぅん 本当によくないのねぇ快癒を祈ることにするわぁ」

 

「聖下のご祈祷をいただければ陛下のご回復も早まることでしょう。あのレレイ様 不躾ですがこちらにお名前をお記していただけないでしょうか」

 

レレイは言われた通り渡された羊皮紙に自身の名前を記入する。

 

(あ 面倒くさそう)

 

「ありがうございます。ところであちらの箱は?」

 

と伊丹が持っている縦40cm横60cmの長方形の箱に注目する。

 

「陛下への献上品」

 

「かしこまりました。お飲み物をご用意いたしますのでしばしお待ちを・・・・」

 

と伊丹らだけとなって3人は気を抜く。

 

「ねぇ ヨウジィ〜」

 

「ん?」

 

「クルマ重かったぁ?」

 

「当たり前だろロゥリィも山の街道でーー あ!それでさっきおもしろがってーー」

 

(にがい・・・)

 

「お返しよぉ〜」

 

そして伊丹は箱の蓋を開ける中からは九八式軍衣袴やMP40短機関銃や九五式軍刀などの装備一式が入っていた。

 

「こちら伊丹。皇太子府に入ったそっちはどうだ?」

 

と別動隊の剣崎少尉に無線で連絡を取る。一方の剣崎少尉らはモルト皇帝が眠る館に接近しつつあった。

 

「こちら剣崎。目標まで・・・あとーー三分ってところだ」

 

剣崎らは、見張りの目をかいくぐりながら接近して行く。

 

『位置に着いた。いつでもいいぞ』

 

「ア 五分後に陽動を始める」

 

ド カッ

 

五分後伊丹達のいる控えの間の扉が勢いよく開かれた。

 

「聖下・・・・?」

 

「な なにか・・・?」

 

番兵らが戸惑うのを余所にロゥリィは笑いながら意気揚々と、

 

「久しぶりに来たんだしぃちょっとぉ遊ばなぁい?」

 

その頃モルトの寝室では、ベッドに眠るモルトの側に位の高い老魔導師が見張っており、ハミルトンが床に落ちている羊皮紙を拾っていた。

 

「ーーむ」

 

「どうなされた老師サマルマン」

 

「術の気配・・・これは精霊魔法か」

 

(殿下ーーー・・・・)

 

すると、

 

「報告!報告ー!」

 

「何事か!」

 

「皇太子府にて、ロゥリィ・マーキュリー聖下が・・・ご乱しーーー・・・」

フラ フラ

 

と近衛騎兵がフラつきながら皇帝の寝室の前までやって来て倒れた。

 

「お おい!?どうしーー」

 

「う・・・う」

 

「うう・・・」

 

と次々と近衛騎兵は眠って行く。これは、テュカとヤオの精霊魔法によるものだった。

 

「寝所の中は結界があるみたい 魔法使いがいるかも」

 

と別動隊は二人の精霊魔法に感心しながら先を急ぐ。

 

「こ・・・これはーー」

 

「え!?なんでみんな寝てるの?」

 

「精霊使いが皇城に!?下がっておれっ」

 

「は はいっ」

 

「何者か知らぬが陛下のご寝所には一歩も入らせぬぞ!」

 

寝室から出て来た老師は警備兵が眠らされて精霊使いがいる事を直感し魔法を発動しようとしていたがその瞬間何かが飛んで来た。

 

ポーーーン カラカラ

 

「なんじゃ?」

 

するとパァンと強い光が放たれた。これは日本軍の閃光弾だった。それと同時に日本兵達はMP40で威嚇射撃をしながら突撃して来た。

 

「目くらましなぞ 小賢しいわぁっ」

 

ド バン

 

「あいたっ」

 

老師は足に銃弾を浴びて崩れ落ちる。

 

「ひいっ」

 

「ごめんなさいごめんなさい 私はただの秘書で・・・・」

 

「あれ?あなたピニャ殿下のーー」

 

「え?あ・・・テュカ・・・さん?」

 

一方、皇城の広間を覗くことのできる中庭の木の上では観測員と狙撃兵が中の様子を伺っていた。

 

「観測員より別動隊へ目標が広間に連れてこられた」

 

『了解』

 

『こっちも大広間に向かっている』

 

そしてその広間では、ピニャへの尋問が行われていた。

 

「ピニャ殿下。殿下は騎士団の行動を皇帝陛下の命だとおっしゃるがーー 帝都に敵を引き入れることも陛下のご命令であったと?」

 

「なに?妾の騎士団が?ーー言うに事欠いて裏切り者呼ばわりか 妾達も堕ちたものだ」

 

ピニャは蹲り体育座り状態なる。

 

「殿下 ご容赦ください」

 

近衛騎兵はゾルザルの命でピニャの髪を無理やり引っ張り顔を上げさせる。

 

グイ

 

「ではなぜ騎士団は、敵とともに帝都を去ったのでしょう?」

 

「わからぬか?こうなることがわかっていたからだ」

 

「公式の場で代表が抗弁なさればよかったのです。やましいことがあったからこそ逃げたのでしょう」

 

「その理に従えば妾も潔白だな?」

 

「残ったのはそう思わせる策でしょう!」

 

すると議員の一人がそう言うとピニャは突然高笑いをし始めた。

 

「逃げる者は裏切り者 逃げぬ者は策を抱いた裏切り者ということか」あはははは

 

「ここが公式な場だと?宴の席の間違いではないか?妾はその余興に引き出されたのであろう? フン・・・そなたたちに付き合うのも飽きた・・・言ったではないか"好きにしろ"とお忘れか?もう・・・つかれた・・・」

 

「なんという不遜な態度か。我らは殿下の疑惑を晴らすために問うておるのです。真剣にお答えくだされ」

 

「・・・いやだ」

 

とウッディ伯から言われたがピニャが突き出した返事はNO.だったため周りにいた議員から罵声を浴びせられた。

 

「それが答えだと!?疑惑が深まるだけだぞ!」

 

「なんという浅ましさ所詮小娘」

 

「やはり殿下は帝国を裏切っておられたのだ!」

 

「普段は勇ましいことを言っとるくせにいざとなればこれだ」

 

ピニャは議員から帝国の裏切り者の烙印を押されてしまい兄であるゾルザルは眉を顰めゾルザルの後ろでは、テューレが薄ら笑いを浮かべていた。

 

(いい気味だね誰にも庇ってもらえずののしられる気分はどう?皇女さん 私と同じ境遇に堕ちた気分は?誰も彼も不幸になれ苦しみ疑い罵倒し何もかも滅茶苦茶になってしまえ)

 

そして罵声を浴びせられ続けたピニャは耳を塞ぎ大声で叫んだ。

 

「聞きたくないっ言いたくないっ答えたくないっ もう嫌だ!!」

 

ガバッ ブチ ブチ

 

「で 殿下お顔をお上げください。お髪がーー」

 

「もう嫌だ嫌だ!どうせこの帝国もお終いだ!」

 

顔を床に伏せた帝国の崩壊を口にして益々議員からの反発を招いた。

 

「なんという暴言!」

 

「勝手に終わりにするな!」

 

「殿下は敗北主義者でいらっしゃるようだ」

 

「せっかく妾が必死でこの戦を終わらせようとしてきたのに ことごとく潰してきたのは、誰だ?お前達だ!この始末どうつけるのだ!?妾が敗北主義者なら皆は現実を見ない愚か者だ!そこにいるジャイアントオーガーに随分と立派な鎧を着せたようだがそんなものでニホン軍に勝てると思ったのか?彼の軍は炎龍の鱗を貫く鉄の逸物やそれを上回る武器も持っているのだぞ」

 

その一言で今まで沈黙していたたゾルザルがピニャの言葉に引っかかり食って掛かる。

 

「戯言を申すなピニャ!戦ってみなければわからぬではないか!」

 

「そのときにはすべて終わっていますぞ兄様。完全武装させたジャイアントオーガーをどうやって操る?帝国への忠誠などあるはずがない手なずけたと見えていつ牙を剥いてくるかわからぬ野獣をまさか戦列に加えるおつもりか?少しでも戦史を知る者なら重武装怪異がすたれていった理由を知っているはずだ。誰が考えたか知らぬが 相当なバカだな」

 

ビ キ

 

「だっ 黙れぇ!!ええいそこの衛兵!もうよいピニャを黙らせろ!!」

 

ゾルザルは自身が考えた案を侮辱された事に腹を立ててピニャの始末を衛兵に命じる。衛兵はゾルザルの命令とは言え皇族に手を掛ける事に恐れていたが恐る恐るだが手を出そうとする。すると、

 

ド バン

 

ガシャアア

 

突然広間の扉が開き警備していた衛兵二人が勢いよく外から飛んで来た。

 

「なっ・・・何事だ!?」

 

帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?

  • 『廃墟からの復活』
  • 『皇帝陛下万歳』
  • 『神よ、皇帝フランツを守り給え』
  • どれでも良い
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