エピローグ
目が覚めると其処は真っ暗な空間だった。
「え?、あれ?....何で俺...こんなところに?」
「やぁ、気がついたかい?」
不意に後ろから誰かが俺に声を掛けてくる。
慌てて振り向くと、其処には制服姿の黒髪美女がこちらを見ていた。
あれ?この人見覚えがあるぞ。確か名前は....
「そうだ。
彼女は俺が自分の名前を知っていたことに驚いたのか、以外そうな顔をしている。
「おや、僕のことを知っているのかい?...それと僕のことは親しみを込めて
この台詞、やはり彼女は本物の
だが、一つ気掛かりなことがある。
「....何故、君が此所に?」
こんな暗闇しかないような真っ暗な空間。其処に何故彼女がいるのか?それが気になり、そう聞いた。
すると彼女は微笑みを見せるとこう聞いてくる。
「そうだね。でも、それを話す前に君に質問がある。」
俺に質問?....一体、どんな質問なんだろうか?
「君は"輪廻転生"という言葉を知っているかな?」
輪廻転生?一体、彼女は何を言っているんだ?.......もしかして俺が今ここに居ることと何か関係があるのだろうか?.......なら、答えてみるか。
「確か...死んだ人間の魂があの世に行って、またこの世に帰ってくること...だったと思う。」
俺は知っている限りの事を彼女に答える。すると彼女は口を開く。
「そうだね。正解だ。その輪廻転生は君の今の状況を表している言葉だと言っても良いくらいだ。」
成る程。つまるところ俺は、何かが原因で死んでしまい。人生を再スタートさせる為に今此所に居るということか。
「....話は分かった。でもそれなら何で君が此所に、」
「
「え?」
「僕のことは
ああ、成る程。彼女は自分の呼ばれ方が気にくわなかったんだな。
「....分かった。
すると安心院さんは話し出す。
「実は君の転生の担当が僕だからだ。だから僕は此所に居る。君の転生の準備を手伝う為に....ね?」
安心院さんは可愛くウインクをし、俺に向かって微笑みかける。
「分かった。なら、早速進めよう。次は何をすればいい?」
こういうことは何事も早く決めたい性分なのだ。だから俺は安心院さんを急かす。
「そんなに急がなくてもいいよ。何せこの空間内は時間があって無いようなものだからね。」
うん?時間があって無い?.......なんだか意味が分からないな。....でもまぁ、それはどうでもいいか。
「それで?.....次は何をするんだ?」
「全く.....次は君の転生先についてだが、僕が居る世界に転生してもらおうと考えている。」
彼女の居る世界。つまるところそれはあの『めだかボックス』の世界に転生するということだろう。ということは.....
「"スキル"か。」
「おや?スキルの事を知っているのかい。....なら話は早い。君が欲しいと思うスキルを一つだけ僕からプレゼントしよう。」
一つだけ...か。なら答えは決まっている。
「なら"スキル"を作る"スキル"をくれないか?」
それなら、他の
「おや、以外だな。....もしかして君は僕の"正体"を知ってるのかな?」
やはりか、安心院さんには気づかれてしまうか。
「ええ、まぁ。......それで、そのスキルは貰えますか?」
「まぁ、可能だね。暫く待っててくれ、直ぐに用意しよう。」
そう言って彼女は何処かへと消えてしまった。
取り残された俺はどうしようかと考えていた。
ん?そういえば今考えたら俺が欲しがったスキルって
そして暫くしてから安心院さんが戻ってくる。
「お待たせ。約束のスキルだよ。」
そう言って安心院さんは俺に光る球のようなものを差し出す。
「それを飲み込めば君も
ビシッと某女の子向けアニメの主人公がしていたポーズを取りながら彼女はそう言った。
「.....」
「あれ?もしかしてこのポーズ知らない?」
そんなことはない筈だけどなぁ なんて事を言っているがそれよりもスキルの受け取り方ってコレを飲むのか?
なんか思ってたのと違うんだけどなぁ...
「ああ、もうなるようになれ!」
俺は手渡された光る球を一思いに飲み込む。
すると身体の中に何か力が宿るのを感じた。
「これが..."スキル"か。」
俺は感じた通りにそう呟く。
「さて、これで僕の役目も終わりだ。次会う時までに、そのスキルを使いこなせている事を願うよ。」
彼女はそう言って暗闇の中へと消えていった。
「.....随分と含みのある言い方して立ち去ったな。」
まぁ、これで晴れて俺も
俺は、これから起こる出来事に胸を膨らませるのであった。