身長は阿良々木くんより10㎝くらい高くて映画傷物語の阿良々木くんよりちょい筋肉少ないくらいです。
001
現在中学二年生であり、小学校時代には阿良々木暦の妹のうちの一人、阿良々木
目を覆い隠すような前髪に俯きながら話すその態度、声の小ささなどから誰もがおとなしい、といったような印象を受けるだろう。
そして、同時に誰もが「可愛らしい」とも感じるのではないだろうか。
可愛いからこそ甘やかされ、可愛いからこそ妬まれ、可愛いからこそ許される。
彼女はそういった人間だ。
だが、今回の件に関しては彼女に落ち度はないと言えるだろう。戦場ヶ原さんや神原とは違い、彼女は完全な被害者だった。
おまじないにより——呪いにより、蛇に巻き憑かれた被害者の少女だ。
002
「……何やってんだ?」
神原の左手の件があった五月二十二日から数週間後の放課後、俺は例の学習塾跡の廃墟に訪れ忍ちゃんの頭を撫でながら買ってきたドーナツを食べさせていた。もちろんミスドである。
「何って、コミュニケーションだよ。こうやって忍ちゃんと心を通わせてるのさ」
忍野さんの怪異譚を聞きながらそんなことをやっていた俺に廃墟を訪ねてきた阿良々木が話しかけてきた。
「僕には餌付けにしか見えないんだが……。というかよくお前触らせてもらえるな。僕なんか近づいただけで睨まれるぞ」
「そこらへんはほら、犬と一緒じゃね?心が汚い奴ってのは本能でわかるんだよ。ロリコン」
「犬って!やっぱり餌付けじゃん!それに今の状況を見るにどう考えてもお前の方がロリコンだよ!」
「忍ちゃんの髪ってマジでふわふわなんだよなあ。このゴーグルとヘルメット取ってくんねえかな」
「聞いちゃいない…………」
話してる間にもドーナツを差し出す手は止めない。こんな小さな体によくそんな入るな。
そうやって忍ちゃんがドーナツに齧り付く姿を脳内フォルダに永久保存していると忍野さんと阿良々木がなんか話していた。お札がどうとか神社がどうとか。
どうやらこの町には良くないものが集まるスポットがあるらしい。それが山の頂上にある神社であり、それらをどうにかするために阿良々木と神原でお札を貼りに行ってほしいそうだ。
もしかして
あーそれ俺が行ったらちょっとめんどくさいやつじゃん。だから阿良々木たちに頼んでんのか。いや、それなら忍野さんが自分で行けばいいし。阿良々木の借金をチャラにする理由が必要だったんだな。このお人好しめ。
まあ、とりあえず今回は俺には関係なさそうだな。忍野さんから色々な怪異譚も聞けたし、今日は帰るとしよう。
立ち上がると忍ちゃんが寂しそうな目で見てくるのでまたミスドを買ってくると言ったら嬉しそうな顔になった。現金な幼女め。可愛いから許すけど。これがキャバ嬢に貢ぐオッサンの気持ちなのか……?
そんな経済を回しながら女性を笑顔にする素晴らしいオッサン達に思いを馳せながら二人に一言別れを告げ帰った。
相変わらず忍野さんから別れの言葉は返ってこないが。なにそのよくわからん信条。
003
六月十二日、月曜日、その放課後。
この町で唯一の大型書店に俺と羽川さんと阿良々木は来ていた。
我がクラスの委員長と副委員長である二人は放課後に文化祭についての話し合いをしているのだが、今日はなんとなく暇でそんな二人に混じって俺も教室に残っていたのだ。
まあ俺はほとんど雑談してただけなんだけどね。阿良々木の妹さん二人はセットで
まあそんなことで俺が本屋に寄り道する予定だと伝えると阿良々木が参考書を買いたいからとついてきたのだ。羽川さんは選ぶのを手伝うらしい。たしかに羽川さんが選んだ参考書なら間違いはないだろうな。クッソ難しそうで怖いけど。
……くそっ。羽川さんがいる所為でちょっとエッチな漫画を買えないじゃねえか!何でこっちについてくるんだよ!阿良々木が参考書コーナーで一人だぞ!
え?しばらくは一人で探させてから後で見繕ってあげる?なるほど。でも俺の方に来なくても。To L◯VEる ダークネス買えねえじゃん。
そんなくだらないことを考えていると羽川さんが思い出したかのように言う。
「そう言えば。一宮くんは阿良々木くんから昨日の話聞いた?」
「ん?……神社にお札貼りに行ったって話なら知ってるぜ」
「ん、まあ、それもなんだけど。——蛇の話」
——蛇?蛇って、あの?どうしてそれが今出てくる?
「なんかね、蛇の死体があったらしいの。北白蛇神社に。それも五等分にバラバラにされた死体が、何匹分も」
「そりゃまた、なんというか、罰当たりなことする奴もいたもんだな」
あの神社は名前からわかる通り蛇神を信仰している神社だ。その蛇の神様の前でバラバラ死体をつくるってのはなあ。
「それで阿良々木くんと神原さんも何かあるんじゃないかって考えてるみたい」
「まあ、確かに。なんか儀式めいたもんは感じるよなあ」
なんのために?ただのイタズラなのか?にしては手がかかっているような……。
「……、痛っ」
そうして俺が考えに耽っていると羽川さんが不意に声を発した。
「ん?どした?」
「いや、ちょっと……頭痛が」
頭痛?不思議に思い羽川さんを見ると支えるように手を頭に添えている。
「最近ちょっと急に痛くなることが多くてね。すぐ治るからあまり気にしてはいないんだけど……」
「大丈夫なのか?それ」
「んー、しばらく文化祭の準備にかまけて勉強サボってたからかなあ」
「羽川さんは勉強をサボると頭が痛くなるのか……。まあ、気をつけて。今日はもう帰った方がいいんじゃね」
「うん……そうするね。阿良々木くんの参考書を選んであげたら帰るよ。じゃあね」
「おう」
そう言って羽川さんは参考書のコーナーに向かっていった。…………気になるな。ただの頭痛なら大したことじゃないんだが、羽川さんの場合頭痛というのは……。
「——ん?」
そんなことを考えながら本屋の中を歩いていると、ふとある少女が気になった。
目を隠すような長い前髪に深くかぶった帽子、年頃の女の子にしては野暮ったい長袖長ズボン。
だが、気になったのは彼女自身じゃない。彼女の読む本だ。彼女が今いるのは呪術・オカルトコーナーであり、なにやら分厚い本を一生懸命読んでいる。
……なんだ?あの焦りようは。
すると彼女は読み終わったのか本を置いてさっさと店から出ていった。気になって彼女の読んでいた本のタイトルを見てみるとそこには『蛇の呪い全集』との文字が。
……なんか嫌な予感するなあ。
ちょうどレジで支払いを終えていた阿良々木を発見した俺はさっき見たことを伝える。
「千石だ」
「は?」
「千石撫子。一宮の言う特徴からして間違いないと思う。昨日山ですれ違ったときも同じような格好をしていた」
どうやらあの少女は妹さんの友人だったらしく阿良々木自身も面識があるようだ。こいつボッチのくせに顔広いな。
「ともかく、何かあるかもしれない。北白蛇神社へ行こう」
「なに、お前また首突っ込むの?もしかしたら怪異関係かもしれんぞ」
「なおさらだ。怪異が関係してるなら放っておけない」
そう言って神原へと電話をかけ始める阿良々木。流石に男子高校生二人だと警戒されるかもしれないうえに神原も昨日一瞬だけその千石とやらを見ているらしい。
はあ、ホントこいつは人が良いっつーか優しすぎるっつーか。
しゃーない。何ができるかはわからんが付き合ってやりますか。
その後山の麓で神原と合流した俺たちは山頂にある北白蛇神社へと向かい、そこで彫刻刀で蛇を殺そうとする千石撫子を発見したのだった。
……ちょ、おま、暦お兄ちゃんて!こいつ妹の友達に自分のこと暦お兄ちゃんって呼ばせてる!
またしても阿良々木の変態エピソードが増えてしまった。こいつまじで通報しといた方が良いんじゃねえの。
忙しいってのはまあVtuberを追うのが忙しいんです。
にじさんじとゆめ心中をすこれ。
ゲーム部の生配信良かった。
SEEDs多すぎ。