帰ってきてから、気づいていた事がある。
いろんな人の
正確に言うと、本人の魔力に加えて、他の人の魔力が少量、本当に少し入っている。
少し気になったけど、私はそれを無視した。
無視してしまった。
私はそれ程その時の自分を恨んだ時はない。
あの時よりも、もっと。
あの時は突然だった。
けど、今回は?
私は気づいてた。
なのに……。
私は……。
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帰ってきた次の日。
私は気づいた事がある。
メルドさん筆頭に、城のいろんな人に同じ魔力が少量入っているのだ。
まあ、気にしないで置こう。
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2日後。
昼、私は外で昼食をとっていた。
だが、
「魔人族がきたぞ!」
は?
魔人族の大群がきてしまった。
だが、此処には結界があるはず。
だから大丈夫な筈だけど……。
何気無くそちらを見ると、
魔人族が結界を割って入って来るところを見た。
「うそ、でしょ?」
思わず声に出してしまった。
慌てて周りを探索する。
結界が出た。
私にとって、とても辛い結果が。
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私は、城に戻っていた。
いつもは利用しない転移を使って。
何故か?
だって、みんなが危険だったから。
「皆!」
そこに転移した瞬間、閃光が迸った。
そして、私は取り押さえられた。
でも、私が抱いていた思いは、そんな事は関係無かった。
こいつら……。
やっぱり……。
恵里……!
どうして……!
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魔力封じ?
私の膨大な魔力の前では意味を成さない。
拘束?
私の強力な補助魔法を前にしては意味を成さない。
閃光?
直せばいいだけ。
刺された剣?
魔法で破壊すれば良い!!
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「実はさ、」
恵里がそう言おうとした瞬間、
ドン!
そんな音と共に、兵士が一人、弾き飛ばされた。
そして、その兵士は
「え?」
「恵里……。どうしてこんなことをしたの?」
その声に反応するするかのように、
「どうしてわかったのかな〜?咲」
彼女は狂ったように笑っていた。
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「大迷宮巡りをしていた私を舐めるな!私は魔法だけが頼りだけどね!魔法を使って、彼等に恵里の魔力が入っている事に気付いた!」
「へぇ、やるじゃん。けどね〜。
君の身体能力低すぎるんだよ。咲」
「ぐはっ」
っ!!
つよ、い。
だけど、
「私だって、負けてられない!!」
魔力封じの首輪を力尽くで破壊し、魔法を発動する。
「ばっかじゃないの?今更勝てるわけが」
「ある!
これで、魔力が無貯蔵になる!
「でもね、残念だったね?だってさ?」
「ダメよ! 彼から離れてぇ!」
「きゃぁあ!?」
「あぐぅ!?」
……え?
「ひひっ、やっと、やっと手に入った。……やっぱり、南雲より俺の方がいいよな? そうだよな? なぁ、しらさ…いや、香織? なぁ? ぎひっ、おい、中村ァ、さっさとしろよぉ。契約だろうがぁ」
うそ。
うそだ
イヤ イヤだ どうして
イヤだよ イヤ
どうして なんで
うそ どうして
イヤ どうして なんで
そんな こんな
どうして なんで
イヤ……
こんな結末、認めない。
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《技能解放:演算執筆》
《魔法時を意識に書いて、表に出さずに魔法行使可能》
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魂魄魔法“固定”
それでみんなの魂魄を固定する。
そこで、
「……一体、どうなってやがる?」
白髪眼帯の少年、南雲ハジメが来た。
ハジメは凄絶なプレッシャーを放っていたが、むしろ今はそれが心地よく、私は安心して意識を手放した。