氷雪洞窟
フェアベルゲンで1日くらい休憩してから、氷雪洞窟に行く事になった。
みんなは頼み込んで連れてって貰う様だし、私も頼んでみますか。
「ねえ、私も連れてってくれない?」
「べつに来なくても良いだろう?実際強くなるだけなら、俺のアーティファクトを渡してやるし、問題はない筈だ」
「イヤ、今も十分強いし。それに、べつに一緒に攻略して欲しいと言ってる訳じゃなくてね?私はただ単に、氷雪洞窟の前まで連れてってくれれば良いの。…お願いします!」
「……まあ、それだけなら、わかった」
「ありがとう!」
____________________________________________________________
……みんなしてクレバスみたいなとこに落ちてっちゃったよ。
よし、私も行こう。
________________________________________________________________________________________
どうやら、私一人で行く事は出来ない様だ。
「結局お前も一緒か」
「仕方ないじゃん!」
その後は、特にやる事は無く、そのまま進んだ。
一回目のビッグフット(仮)光輝君達が、自分達でやらせてくれとか言って、片付けた。
そして、2回目のビッグフットが四体出た時、
「ねえ、咲。君がやってくれないか?」
と光輝にいわれ、適当に
一同、唖然。
けど、魔力消費も1000位だし、問題ない。
にしても、氷系効くんだ……。
あっ、氷の世界にいても、氷の魔物じゃあ無いんだし、当然か。
____________________________________________________________
まあ、そんな事は置いといて、私達は今、かなり危険な所に来てしまっている様だ。
見るだけなら吹雪が吹いているだけなのだが、実はこの雪、普通の雪では無い。
この雪、当たると凍傷を引き起こしてしまうのだ。
ドライアイスの様な出来方なのだろうか。
まあ、極めて危険なのだが、私達は結界アーティファクトによって普通にしていれるのだ。
だが、もし当たってしまうと……。
「いっ、あ~、またやっちまった」
「龍太郎、結界の範囲から出るなって」
ご覧の通り、凍傷で腫れます。
今回だけでなく、
雪に当たる→凍傷で腫れる→回復魔法で癒す
と言うのを繰り返しているのだ。
私は問題なかったりする。
自分の魔力で守ればいいし。
当たり前か。
________________________________________________________________________________________
道中で、こんな発言が出た。
「……安心してくれ、香織。力を手に入れて狂った神を倒し、人間も魔人も皆、俺が救って見せる。ここに残ってリリアーナ達も俺が守る。全ての神代魔法を手に入れれば、いずれ自力で帰れるからな。俺は、誰も見捨てない」
この発言が出るまでに、何かがあった訳では無い。
が、こんな発言は普通は出ない。
これがまだ言葉通りに香織を見ながら言ったのなら、勇者らしく善意から出たならまだ良かった。
だが。
こいつはあろうことか、ハジメを見ながら、
いや、言い放ったと言うのは言い過ぎだろう。
別に言い放った訳ではないし。
けど、あの発言は許せない。
善意からの発言では無いのが尚更。
そんな事出来る筈が無い。
人外に半分足突っ込んでいる私達でも無理。
なのに?
光輝、お前みたいな奴ができる訳ないだろ。
「……傲慢」
まあ、こんな所で争ってても何もいい事はない。
でも、こんな人が一緒にいるならそれだけでイラつく。
自分勝手。
そうかもしれないけど、私は先に行く。
アイデアが出ない……。
申し訳ありません!
遅れました!