段落の付け方わかんないの、見にくくてごめんね……。
「……なるほど。そうですか」
「はい。その通りでございます」
イヴリールは土下座をしながら水によって体温を奪われてガタガタと震える目の前の雄猿から話を聞いた。
コレの言うことによると、恐らくこの猿と同様に何かしらの原因で違う世界に転移させられたのではないか、とのこと。
それを行うにあたってどれほどの精霊を用いるのかはわからないが、そのエネルギーを補填できるのであれば、確かに、理論上は次元転移は可能である。
そこまで考えて、イヴリールは
イヴリールの目の前で、洗練された土下座をかます人間がいる。
しかし、イヴリールはこの人間が一体何をしているのかはわからない。土下座という文化を知らなかった。
ここで、イヴリールのいた世界、神々が
種族全体としてそうなる性質上、敬愛する
故にこの後、この青年はイヴリールに土下座について、根掘り葉掘り、一から十まで徹底的に質問攻めされることになった。
◆◇◆
「情報提供、感謝してあげましょう」
「は、はあ……。あ、ありがとうございます?」
変わった子だな、と思いながら取り敢えずお礼しておくハジメ。
しばらく待っても何も言って来ないので、ハジメは服を乾かすべく魔法陣を描き始めた。
「貴方の名前はなんでしょう?聞いてあげますよ」
「え?」
なんの脈絡もなくそんなことを言われたので思わず聞き返してしまった。途端に殺気が満ち満ちる!
「南雲ハジメと申します!」
殺気が霧散していったため、チラチラと様子を伺いながら魔法陣を描きあげ、顔を少し赤らめながら、
「求めるは火、其れは力にして光、顕現せよ、”火種”」
とつぶやき、
「待ちなさい」
ビクッと反応するハジメ。
「何故、魔法を、人間が、行使できるんですか?」
ハジメは内心、何故と言われましても……、と思ったが、
口に出すと殺されそうなので、恐らく、と前置いて自分の推測を述べていく。
自分をこの世界に喚んだ神、エヒトによるものでは無いか、もしくはこの世界に来たことで自分の体が適応したのかもしれない、と。
イヴリールは人間のくせによく魔法についてそこまでの推測がたてられるものだ、と感心した。
しかし、後者の推測は違うと断定した。
その推測であれば自分も新たに魔法が使えるようになっていなければおかしいのだ。だが、使える気配は全くない。
それゆえの否定、断定である。
とはいえ、間違っていたとしても、この
この脆弱で矮小な、しかし賢いこの男を飽きるまでは保護しようと考えた。
(ここで死なせてしまうと、あとがつまらないでしょうしね♪)
こうして奈落の底で、南雲ハジメは