ちくせう!お気に入り人数が50人を超えやがったぜこんにゃろーめ!
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「おや、なかなかのセンスをお持ちのようで……」
「【同意】不本意ながら当機もそう思う。【賞賛】綺麗……」
ヒュドラ戦の部屋の奥へ進んだ2人は人間が作ったと思われる部屋の造形美に驚いていた。
こんなにも心を動かされたのは、いつ以来だろうか。
圧倒される2人の目を何よりも引くのが、天井に輝く光だった。
あの光は何を模しているのだろうか。
ただの光に、何故こうも心惹かれてしまうのか。
この光は、地下に描かれたこの暖かな光は、地上に出ればまだ、見られるだろうか。
2人はこの暖かな光が消えるまで見続けた。
◆◇◆
大きく長方形に堀抜かれた場所に温かい水が満たされている事で湯気の立ち込めた場所を見つけた。
「……これは……風呂、というものでしたか」
「【肯定】鳥頭にしては博識」
「死にたいのであれば言ってくださいね♡」
イミルエアスタは、ふいっと顔を明後日の方向へ向けた。
ここで、イヴリールは知識欲を刺激された。大戦以前は陸上哺乳類の多くが入っていたとされる、風呂。
その何が生き物を誘うのかに興味が湧いたのだ。
「入ってみれば、分かるかもしれませんし」
「【疑問】いきなりのどうした」
「少し、知識欲を刺激されたので……」
そのまま湯の中に入ろうとするイヴリールを、イミルエアスタは引き止めた。ガシッと肩を掴み、服を着たままであることを指摘した。しかし、風呂が物質的にどういうものか、ということしか分かっていないイヴリールは疑問符を飛び交わせていた。
「【嘆息】当機が正しい風呂の入り方をレクチャーする。【報告】当機も入る」
「貴女、入ったことがありますので?」
「【否定】でも、入り方は知っている。少なくとも衣服を身につけたまま入ろうとする鳥頭よりかは」
「……………………………………♡」
風呂の湯は全て蒸気になった。
◆◇◆
2人がクールダウンし、風呂が復活してからしばらくして、イヴリールはイミルエアスタの指示に従って、風呂に入る準備をしていた。
服を脱ぎ、布、石鹸、精霊水入りシャンプーを入れた木製の桶を持って風呂場へ入る。
掛け湯をして軽く汚れを落とし、頭から洗い、流し、身体を洗い、流す。
やっと終わったと思ったイヴリールは湯に入ろうとして、またしてもイミルエアスタに引き止められる。
布で髪をまとめろと言う。
「何故ですか?」
「【回答】天翼種や機凱種にはないが、人間は不意に髪が抜けるらしい。それが湯船に浮いていると後に入るものが不快感を抱く可能性がある。また、肌に張りつくことで鬱陶しさを感じることの予防も兼ねていると考えられる。風呂を作ったのは人間であるため、当機達もそれにならうことが必要と判断。【誤推】?」
「……なるほど。」
それも一理ある、とイヴリールは考えた。
大人しく従って、イミルエアスタを真似て、布で頭を包んで、羽毛のあるイヴリールは羽部分を空気の膜で包み、ようやく湯船に浸かった。
「…………ほぅ……」
「【満悦】…………ふぅ……」
じんわりと
「……侮りがたい存在ですね、人間とは……」
「【同意】……」
意志の強さより風呂を作ったことを認められたと知れば、人類はどう思うだろうか……。
この後、風呂にどハマりした2人は日に5回程の入浴することになる。
挿絵を描いていて気づいた。
抜け毛浮いてなくても
羽浮いてたら一緒やん───────と。
一応、空気の膜で包んでおけば大丈夫、な、はず、
うん。
無理があるとか思ったらアドバイスよろしく☆
※挿絵の追加完了!