らき☆すた〜変わる日常、陵桜学園桜藤祭編~   作:ガイアード

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動き出す旋律達~旋律との邂逅と胎動~

こちらの世界に来て突然の、本当の両親との邂逅。

 

そして、初めて味わう本当の母親が作ってくれた料理を食べて俺は、学校へと行く為に家をでた。

 

この世界で俺のやるべき事、その事に色々と考えを巡らせる俺だったが、かなりそちらへの考え事に没頭してしまっていたらしい。

 

俺の横から走ってくる人影に俺は、気付く事が出来なかった。

 

「ちょっとー!?どいて!どいてー!!」

 

と言う大声に気付いて、声のした方へと視線を向けた時にはもう遅かった。

 

ドン!という音と共に、その声の主は俺にぶつかって来て、俺もまた、突然飛び出して来た人影に反応ができずに、もろに衝突する事となった。

 

そして、俺にぶつかった人をよく見てみると、それは俺のよく知るあの子だった。

 

「あいたたた・・・こっちはちゃんと声かけたのに気付いてないのー?おかげで尻餅ついちゃったよ。とはいえ、これはなんかフラグでも立ちそうかな?」

 

と、俺にぶつかって弾き飛ばされて尻餅をついたあの子は、俺を見てそう言う。

 

そんなあの子に俺は、思わず名前を呼んで声をかけそうになった。

 

「ごめんごめん、ちょっと考え事をしててさ。それよりも、怪我はないか?こ・・・!?あ、いやなんでもない・・・。」

 

その子を立たせようと手を差し伸べつつ、名前を言いかけて俺は、今目の前にいる子が俺の知るあの子とは違う事を思い出して、思わず呼びそうになった名前を飲み込んでこらえた。

 

俺に手を差し伸べられたその子は、俺の手に捕まって立ち上がると、何かを言いかけた俺の顔をじっと見つめて頭にハテナマークを飛ばしているようだったが、気を取り直すと

 

「あー・・・えっと、とりあえず起こしてくれてありがとう。うん大丈夫。尻餅はついたけど、大した事ないよ?それより、君、見ない顔だよね?でも、その制服を見ると、どうやらうちの生徒みたいだけど?」

 

そう言ってくるあの子に俺は内心、複雑な思いを感じつつも頷いて

 

「あ、ああ。そうなんだ。今日から陵桜学園に転校する事になってね。登校途中だったんだけど、そこに君がぶつかって来たってとこ。」

 

そう言うと、その子も苦笑しつつ

 

「あ、あはは。私も急いでたからねー。まあ、お互いにたいした事はなかったんだし、この話はもうおしまいにしようよ。あ!!」

 

突然声を上げるその子に俺は「どうしたの?」と声をかけるとその子は大慌てで

 

「私、急いでたのを思い出した!!君も急いだ方がいいよー?もうすぐ予鈴なるし。それじゃね。私先に行くからー!縁があったらまた会おうねー!!」

 

そう言って慌てて走り出すその子に俺は、勢いに圧倒されつつ見送ってそして、同時に、俺を知らないその子との会話に凹む俺だった。

 

(はあ・・・あらかじめ教えられていたからまだショックは小さいけど、これがなにも知らない状況であんな事言われてたらきっとショックで立ち直れなかったかもだな・・・でも、こっちでも相変わらずなんだな・・・こなた・・・。)

 

と、心の中で今会ったこっちの世界の泉こなたの事を思い出していたが、こなたの”遅刻”という言葉を思い出した俺は、慌てて走り出したのだった。

 

(やばい!こなたが急いでるのを見て、俺は何してたんだ!こなたがあれだけ焦ってるって事は相当やばいって事じゃないか!転校初日から遅刻なんて洒落にならないぞ!?急げー!!)

 

そう考えつつ、全力でダッシュする俺だった。

 

そして、予鈴が鳴る頃、俺は何とか遅刻ぎりぎりで学校へとたどり着けた。

 

学校内部も俺の元いた世界とは何ら変わらなかったので、スムーズに職員室へと向かう事ができた。

 

俺は職員室の前で軽く深呼吸してからドアをノックして「失礼します。」と声をかけて、職員室内へと足を踏み入れる。

 

そして、職員室内で

 

「おはようございます。今日から陵桜学園に転校してきた森村慶一です。えっと、クラスの担当の先生は居ますか?」

 

そう声をかけると、俺の声に視線を向ける教師達だったが、そこに俺に声をかけてくる教師がいた。

 

「おー。今日から来る転校生の1人はお前か。こっちに来い、私がお前のクラスの担任の黒井や、よろしくなー。」

 

そう言って声をかけてきたのは、元の世界でも俺のクラスの担任になっている黒井先生だった。

 

俺は、黒井先生を見ながら心の中で

 

(この世界でも俺の担任は黒井先生なんだな・・・けど、なんだか本来知っている人間達にそんな風に言われるのは、それがからかいや冗談ではないと分かっていてもきついなあ・・・。ん?今日から来る転校生の1人?転校生は俺だけじゃなかったのか?うーん・・・?まあ、考えていても始まらないか・・・。)

 

そう考えつつ

 

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

そう返すと、黒井先生はそんな俺の挨拶に頷いて

 

「おう、よろしくたのむでー。もう1人の転校生も廊下の方で待っているはずや、一緒に教室へと向かうでー。ほな、うちについて来い。」

 

その言葉に頷きつつも、俺は黒井先生の言っていた言葉に引っ掛かりを覚えた。

 

そして、また心の中で

 

(もう1人の転校生か・・・同じ日に2人の転校生ってかなり珍しいよなあ・・・さて、どんな奴なのかな?)

 

そう考えつつも黒井先生と一緒に廊下へと出た時、そこには1人の女生徒が待っていた。

 

だが、俺はその姿を見てかなり驚いていた。

 

何故ならその女生徒は、元の世界でも俺の良く知る子だっただけでなく、俺と同じ学年として、そして、転校生としてやってきていたからだった。

 

俺はその子を凝視して、驚愕で言葉が発せられなくなっていたが、その子は俺を一瞥すると

 

「・・・何?私の顔に何かついてる?」

 

そう、感情の篭らない目で俺にそう言うその子に俺は、はっと気付いて慌てながら

 

「い、いや、なんでもない。悪かったな、突然見つめたまま黙ったりして。」

 

そう言うと、その子はさして興味がないと言う風に

 

「・・・別にいいわ。特に気にしてないし。」

 

そう言うその子の態度を見て、何となく違和感を覚えた。

 

向こうの世界のやまとも、確かに言葉はかなりきつい方だったが、それでも、その言葉には感情が篭っていた。

 

だが、こちらの世界のやまとは姿はやまとだが、中身がなんだか別人のように思えた。

 

そうやって少し考え事に没頭していると、黒井先生が

 

「なんや?森村。永森に見とれてるんかー?言っとくけどな、うちの学校は不純異性交遊は禁止やぞ?」

 

そう言って来たのを聞いて俺は慌てながら

 

「ちょ、ちょっと!何でそうなるんですか!!俺は別にそう言うつもりはないですよ!?」

 

そう弁解すると、黒井先生はニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら

 

「そうかー?それにしちゃ永森を見る目が妙にエロく見えたけどなー?永森、何かあったらうちに相談せえ、きっちりとけりつけたるからな?」

 

そう言う黒井先生にやまとは薄い微笑みを浮かべつつ

 

「そうね・・・。その時にはお願いするわ。」

 

そう答えるやまとに俺はさらに慌てて

 

「お、おい!やまと!お前も妙な事言うなよ!?俺は別にそんな事は・・・・・・。」

 

そこまで言いかけて、俺は、俺を怖い顔で凝視する黒井先生と、少し驚きの表情で俺を見るやまとの視線に気付いたが、その時に俺は自分が慌てるあまりに失態をやらかした事に気付いた。

 

「・・・森村、どういう事や?永森の下の名前、お前なんで知っとるんや?うちはまだお前に永森の名字だけしか教えておらんはずやぞ?」

 

そう言って、やまともまた俺に

 

「・・・何故あなたは私の名前を知っているの?私はあなたにちゃんと名乗った覚えはないわ。」

 

その言葉に俺は心の中で(やっちまったー・・・)と頭を抱えつつも慌てながらも、とっさに言い訳をする。

 

「あ、いや、その・・・俺の知り合いに永森さんとよく似た子がいるんですが、その子も性格や雰囲気もそっくりだったし、名前も一緒だったから、ついその子と永森さんが重なっちゃって、ってだけなんだ。で、でも、永森さんの名前もやまと、って言うのか。いやー、知り合いと同じ名前だって言うのは驚いたなー。ははは・・・。」

 

と、とても苦しい言い訳をした俺だったが、黒井先生はまだ少し不審な目で俺を見て

 

「んー?何か怪しいなあ・・・その話、ほんまなんやろなー?」

 

そう言ってくる先生に俺はさらに畳み掛ける。

 

「本当ですって、信じて下さいよ。俺は嘘は言いませんから。」

 

そう言うと、まだ少し不信感を残しているようだったが、とりあえずは納得してくれたようだった。

 

けど、まだ1人、やまとが俺を凝視しつづけていたのだが、俺はあえてその視線に気付かないフリをした。

 

「あー、そや。今は学園祭の準備期間中でもあるから、お前らも協力してくれなー。とはいっても強制参加やけどな。とにかく、頑張って協力したってやー。」

 

その言葉に俺は頷きつつ

 

「わかりました。出来る限り頑張ります。」

 

そう返すと、黒井先生は豪快に笑いながら

 

「おー。いい返事や。とにかく期待しとるで?頑張ってやー。後、永森もな。」

 

俺にそう言った後、やまとに話を振ると、やまとは面倒くさそうに

 

「・・・はあ。」

 

と、なんだかやる気のないため息をついていたのを見て、俺と黒井先生は苦笑していたが、やがて俺達の入るクラスに到着した。

 

「ほな、うちが呼んだら2人共入ってくるんやで?はーい皆、席つけやー。HR始めるでー。」

 

そう言いながら黒井先生は、教室内の生徒達に声をかけつつ先に教室へと入って行った。

 

そして、俺とやまとは廊下に取り残されたのだが、再びやまとが俺の方へと視線を向けて来ているのに気付いた俺は

 

「永森さん?俺に何か?」

 

そう声をかけてみると、俺を凝視していたやまとは僅かに表情を変化させると

 

「・・・そう、あなたが私の仲間が送り込んだ人って事ね?」

 

その言葉に俺は驚いて

 

「何故君がその事を?ってまさか、あの声の主の仲間って・・・。」

 

その俺の言葉にやまとはコクリと頷くと

 

「そうよ?という事は、あなたもある程度の事情は知っている、という事ね?」

 

その言葉に俺は頷いて

 

「ああ。でも、この世界で、そして、この学校で何が起きるっていうんだ?そりゃ、助けられる事があるのなら協力してもいいとは思ってはいるが・・・。」

 

その俺の問いにやまとは目を伏せつつ

 

「・・・何が起きるのか、そして、その為にあなたがなにをしなければいけないのか、その事を今の私の口からは伝える事は今はできないわ・・・。ただ一つだけ、あなたに伝えられるとしたら・・・これから学園祭の初日を迎えるまでの間に、その原因を見つけて欲しいという事と、ループする時の条件は全て共通するものがある、という事だけ・・・。それを頭の中に入れておいて欲しい・・・。」

 

そう言うやまとに、もう少し情報を聞き出したいと思い、声をかけようとした。

 

「共通する事?それって?」

 

そこまで声を出した時、黒井先生から俺達に声がかけられた

 

「おーい!お前等、入って来いやー!!」

 

その言葉に俺は驚いて、教室の入り口に視線を向け、やまとは

 

「・・・呼んでいるわ。行きましょう。」

 

そう言い、先に入り口のドアを開けて教室へと入って行く。

 

俺はその状況に、これ以上の質問は無理と判断し、軽いため息を1つついた後、やまとの後に続いて教室へと入って行った。

 

そして、俺達は黒井先生に促されるままに教壇の上にやまとと並んで立つ。

 

それを見届けた黒井先生は早速俺達の紹介を始めた。

 

「同じ日に転校してきた色々訳ありの2人や。皆、仲良うしたってやー。」

 

その言葉に俺は慌てつつ

 

「ちょっと!訳ありってなんですか?変な事言わないで下さいよ!?」

 

とつっこむと、黒井先生はカラカラと笑いながら

 

「ええやないか。早く皆と打解けるようにっていううちのサービスや。」

 

その言葉に俺はため息をつきつつ呆れていたが、ふとやまとの方を見ると、特に興味なさそうにしていた。

 

そして、俺達に

 

「とりあえず自己紹介せえ。まずは、森村からな?」

 

そう言って来たので、俺は気を取り直して皆のほうへと顔を向けると

 

「森村慶一です。短い間ですが、どうぞよろしく。」

 

そう自己紹介を済まし、そのすぐ後にやまとも

 

「・・・永森やまとです。よろしく。」

 

そう淡々と自己紹介するやまとを見て、俺は再度軽いため息を1つついた。

 

「永森は窓側の一番後ろの席なー。森村は中央のあそこや。」

 

とそれぞれに座る席を黒井先生が教えてくれたので、俺はそちらへと歩いていく。

 

そして、その際に俺は、こなたから声をかけられる事となった。

 

「おーい、こっちこっちー。」

 

その言葉に俺は声の方を見ると、こなたが俺を呼びつつ手を振っているのが見えたので、とりあえず側に行く。

 

「いやー、まさか同じクラスになると思わなかったねー。あ、私は泉こなた。えっと、森村慶一君、だったよね?これからよろしくねー?」

 

そう自己紹介してくるこなたに俺は、少しだけ寂しさを覚えつつもとりあえず挨拶を返す。

 

「泉さんか、うん。こちらこそ、よろしく。」

 

そう言うと、こなたはチッチッと指を振って

 

「私の事はこなたでいいよ?かたっくるしいのは苦手だしねー。その代わり君の事も名前で呼んでもいいよね?」

 

そう言ってくるこなたに俺は頷いて「ああ、それでいいよ。」と答えると、こなたもにっこりと笑っていた。

 

そんな俺達を見て黒井先生は

 

「なんや?泉と森村は初対面じゃなかったんか?」

 

そう言うと、こなたが頷きつつ

 

「今朝ちょっと色々ありまして、それでです。」

 

その言葉に黒井先生は

 

「そかー。なら、泉、森村達と仲良うしたってや。そいつ等の事はお前に任すから。」

 

そう言うと、こなたは黒井先生に敬礼しつつ

 

「任せて下さいー。もうすでに私達は友達ですからー。」

 

そう言うこなたに俺は苦笑しつつ心の中で

 

(いつの間に友達になったやら・・・とはいえ、流石にこなたらしいな。)

 

そう考えつつも、俺はやまとから聞いた言葉の意味も考えつつ、自分の席についたのだった。

 

これからの事に頭を悩ませながら、授業を受ける俺だった。

 

こなたside

 

桜藤祭の準備も始まっている今日、私は今日も遅刻寸前の時間帯をひた走りに走っていた。

 

だが、今日は、いつもと違う事が起きる、その事に気付かないままに、いつものT字路まで疾走する。

 

そして、そのT字路に差し掛かった時、なにやらぼーっとしながら歩く一人の学生の姿が目に飛び込んで来た。

 

このままのスピードでは激突は避け得ないと思った私は、その学生さんに注意を促す声をかけたのだが、結局その学生さんの反応が遅れ、私達はぶつかり合う事となった。

 

これは何かのフラグかな?と考えつつ、その学生さんに文句を言おうと学生さんの顔を見たのだけど、その人は私の顔を見つめながら驚きの表情を見せつつ、私の方をじっと凝視していた。

 

その学生さんは見た感じはそれなりにイケメンっぽい感じの人だったのだが、なんというか、その人のまとう雰囲気のようなものが、妙に不思議な感覚を持っていた。

 

それと同時に、何故か私の顔を見つめる彼の顔が少し寂しげに見えた事が、何となくだけど、興味をそそられた。

 

私は彼を見ながら心の中で

 

(ほー?意外とイケメンだね。でも、なんだろう?私を見る目がなんだか寂しそうにも見えるなー・・・。それに、なんだか不思議な感じのする人だね・・・。うん。ちょっとだけ興味出て来たかな?)

 

そう考えた後、ふと持っていた携帯に目をやると、時間がかなり押しているようだったので、私は慌てて

 

「私、急いでたのを思い出した!!君も急いだ方がいいよー?もうすぐ予鈴なるし。それじゃね。私先に行くからー!縁があったらまた会おうねー!!」

 

そう彼に告げると、結局名前も聞かないままに、そのまま学校へとダッシュを再開したのだった。

 

そして、学校に着いてからは、私は教室に入ってつかさとみゆきさんに会い

 

「おはよー。つかさ、みゆきさん。」

 

と声をかけると、2人も私に挨拶を返してくれた。

 

「おはよ~こなちゃん。今日はぎりぎりだったね~。」

「おはようございます、泉さん。あの、何かいい事でもありましたか?」

 

というみゆきさんの指摘に私は、今朝の出会いを思い出して

 

「うん。ちょっとねー。それより、2人共知ってる?今日から転校生が来るらしいよ?」

 

と、私がいち早く知ったであろう情報を2人に話すと、2人は

 

「え?そうなの?わたし全然知らなかったよ~。」

「その噂でしたら、聞いていますよ?確か2人いらっしゃるとか言う事のようですが。」

 

そのみゆきさんの言葉に私は、驚きつつもすでに知られていた事に若干落ち込みつつ

 

「え?そうなんだー・・・。あれ?でも、2人?私が今朝あったのは男の子だったんだけど、もう1人って?」

 

そうみゆきさんに尋ねてみると、みゆきさんは頬に手を当てながら

 

「男の方は存じませんけど、もう1人は確か女の子だったという話を聞いています。」

 

その言葉に私は首を捻りつつ

 

「なるほど、男の子と女の子の2人って事かー・・・。でも、今朝あったあの人が同じクラスだったらいいなあ・・・。」

 

と呟くと、2人は私に

 

「そうしたら、わたし達のお友達になってくれるかな~?」

「桜藤祭の準備にも手が足りない状況ですし、お手伝いいただけたらありがたいでのですけど・・・。」

 

そう言う2人に私は頷きつつ

 

「大丈夫だよ、つかさ。きっと友達になれるって。私もあの人見た時にはそう思えたから心配ないと思うよ?それと、みゆきさん。そっちもきっと大丈夫だと思うよ。」

 

その言葉に2人共ほっとしたような、それでいて、少しだけ期待するようなそんな顔を見せていた。

 

私はそんな2人の顔を見つつ、私自身も自分でそう断言した手前、そうなって欲しいなあという期待をもちつつ、2人のうちの1人でもこのクラスに来て欲しいと思ったのだった。

 

そして、本鈴が鳴り、黒井先生がやってきて、いよいよHRの始まりとなり、かくして私の望みが成就される事となった。

 

しかも、私達のクラスには2人共がやってきたので、それには私も流石に驚いてた。

 

彼らの自己紹介を終えて、こちらへとやってくる彼に私は声をかけると、彼も私に気付いて近くまで来てくれたので、改めて私も自己紹介をした。

 

こうして出会った私達だったが、私はこれからの学校生活に少しだけわくわくしていたのだった。

 

私達のクラスにやってきた人の名は森村慶一君、そして、永森やまとさん。

 

私にとって、いや、私達にとって、彼らとの出会いが後に、大変な事態に巻き込まれていく事になる事をこの時の私達には知る由もなかった。

 

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