「藤丸サン達は戦闘に入ったようですね」
「そうだな、…偵察と言っときながら戦闘は避けられなさそうだしな……浦原さんもそう思ってたんだろ」
「そうッスね……もし要塞級を落としてくれればこの現状が良くなるかもしれないッス」
別動隊として動いてたふたり、阿散井苺花と浦原喜助は別の要塞級を狙うため隠密行動をしていた
彼らの目的は拉致られた石田竜鳴の居場所の特定
そもそも、石田竜鳴が何故拉致られたのかわからない
滅却師である以上滅却師であることが理由なのだろうか
判断材料が、少ない今はこの理由は捨てた方が無難だろう
奴らの理になることは確実なのだから救い出すのは当然の、帰結
霊圧を消す外套に鬼道を混ぜ視覚的にも消えている
暗殺者顔負けに隠密行動をしていた
既に藤丸立火達とは別の要塞級の近くまでは来ていた
空座一高跡地、かつての黒崎一護たちが通って黒崎一勇も通っていた高校
その跡地に廃校になった空座一高に要塞級大虚は鎮座していた
やはり巨大、縦長に阿修羅像のように三つの仮面
周囲の魂魄を捕食し悪霊群を生成する要塞
「そして…空座町全体の霊子実体化の結界の核も成していると思われます」
「破壊するにはデカすぎるし……浦原さんの卍解で何とかなるか?」
「無理でしょう、『破面』の邪魔が必ず入ります」
『破面』を撃破、これは前提条件にすぎるのだ
「必ず倒す、……そのために卍解を習得したし九十番台の鬼道だって」
「そうッスね、いまの阿散井サンなら隊長にだって引けをとらない筈っす……まぁ卍解は取得したばかりのが懸念ですね」
「……あとあいつだって卍解はあるのもな、見たことないけど」
死神代行時代にあいつは卍解を使っていない
『始解』はしていた、……あいつの斬魄刀は2対の斬魄刀
花天狂骨、双魚理そして真の斬月に続く2対一刀の斬魄刀
「……負けるわけには行かねぇ……止めて吐かせてやる……」
「廃校の、中に霊圧を感じます……破面と」
「石田か」
あたしの、言葉に浦原さんはうなずく
空座一高……かつてのあいつの学び場に侵入した
セイバーくんとレギオン共の戦闘は苛烈にすぎた
無双に次ぐ無双
剣群の数は500に達していた、一刀一殺は確実にこなしていたから倒したレギオンも500を超える
「……そろそろ、来るだろう」
その、言葉と同時に現れる
一回り大きいレギオンが現れる
中級大虚アジューカスのレギオン
通常のレギオン体には、比べ物にならない霊圧を身に纏うそれはレギオンの大群を引き連れているそれだろう
「貴様か、侵入者は……」
殺意と共に霊圧で負荷をかけてくる
「…
セイバーくんの、両手には英霊エミヤを象徴する夫婦剣
干将莫耶が握られている、黒と白の双剣
「そのような、小さき刃でどうにかできるものか!」
鬼のようなアジューカスが殴りかかる
「っ!!」
攻撃をミリ単位で交わし十字に首下に斬りつける
「がっ!!?」
容赦なく首を切断して霊子となり霧散する
「……過信と慢心だな虚、それらは足下を掬うぞ」
先に行こうマスターとセイバーくんは言ってきた
「う、うん行こう」
……私いる?これ