金髪の黒騎士
アルトリア・ペンドラゴンは憤慨していた
要塞級大虚の、一体が落ちた
メドゥーサの落ち度だ、元々使い捨ての転生者の破面だったからさほどこいつのことはよかった
「なぜ、マスターは侵入者に追撃させない……」
まぁいい、もう一体の空座一高廃校の要塞級のところに侵入者が来ている
『百貌』が、対応しているが奴らでは心許ない
石田竜鳴もそこに監禁している
奪い返されたらそれこそ計画に支障が出る
「私も出よう」
其れで終わりだ
空座一高廃校
そこは百貌と呼ばれる暗殺者の『破面』の巣窟だった
「ちぃ、…石田にどんな価値があるんだってんだ……」
「分からないッスね……起きろ、『紅姫』」
「……氷地に奔れ『白蛇前』」
あたしと浦原さんは互いに始解する、無数の暗殺者・レギオンに囲まれていた
「…………侵入者は排除する」
暗殺者共は構える、短剣、短刀
学校の廊下での戦闘はあまりにも狭い
2対多の戦闘
けど……負けてやる気はねぇ
「『天相従臨・極小』」
周囲がペキペキと凍結していく
氷結系最強の氷輪丸や雷撃系の厳霊丸の天候をも支配する能力
それまでにはいかねぇが周囲を支配する!!
凍結させ、動きにくくなるだろう
「阿散井サン、アタシもいること忘れないでくださいよ」
「……そんな影響ないでしょ、貴方には」
「まぁそっすけど」
「……前とは別の斬魄刀を使うのね」
女性型の暗殺者がそんな事を聞いてくる
「あ?……あたしが前に戦った奴じゃねーだろ……隠れて見てやがったのか」
「私たちは『百貌』と呼ばれる群体の英霊をコピーさせた破面よ、情報は共有されてるわ…まぁ前回の戦いは参考にできないようだけど」
「やけにお喋りな暗殺者だな……いいぜ、教えてやるよあたしの斬魄刀は二重人格でね表裏一体の、斬魄刀なんだよ」
「阿散井サン…」
じぃっとこちらを見る浦原さん、なんだよ手の内晒すなって?
「これくらいじゃ晒したことにならないし、……こいつら殺し尽くせばいいだけだ」
無数の殺意に囲まれる
「あーあ、阿散井サン、下手な挑発やめてくださいよ?」
「挑発乗った時点で暗殺者失格でしょ、…一応聞くけど石田そこにいるよなぁ?」
無言、沈黙
「沈黙は、肯定って……なぁ!!」
氷の蛇が周囲に広がっていく
「……チームワークって物は少しは考えてほしいモノっす」
「浦原さんは要塞級の時が、本番さぁ!!」
百貌たちは短刀を投擲したり襲いかかってくる
白い刀を持ち、白い蛇達を操るあたしは切り捨てていくが百貌たちの攻撃は、緩まない
「『散在する獣の骨、尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪、動けば風止まれば空、槍打つ音色が虚城に満ちる!!』」
「破道の六十三……『雷吼炮』!!」
放たれる鬼道の咆吼の衝撃が暗殺者共は吹き飛ばす
「ちまちま攻撃……してんじゃねぇよ」
眉間を狙って投擲されたであろう短剣を白蛇が巻きつき凍らせ砕く
「なるほど……あの時とは違うようだ」
一人の暗殺者が出てくる
異様に包帯を巻かれた歪な腕
「『呪腕』のハサン・サッバーハがお相手つかまつろう、阿散井苺花殿」
「暗殺者風情が名乗り出るったぁ……どういう風の吹き回しだ?」
「前回、姿を現すは愚策ともうした百貌がいたな。何、未熟者の戯言、どういう状況でも暗殺をこなすのが一流ではないか…いくら場の構築しようともうまくいかないのは世の常……いやはやあれも百貌の端くれだったんだがな」
こいつ……他とは違う
あたしは白蛇前を構える
「………マスターのため、お前達を排除しよう」