召喚そして契約を交わす
「藤丸立火、此処に契約は結ばれた。このクロスオーダー共に果たそう……己には己の果たすべきことはある」
「果たすべきこと……?」
「いや忘れてくれ、私情だ」頭をふり忘れてくれと手をあげる
「あ、ぅん…」
コミュ障すぎんだろー私
黒い外套のサーヴァントをまじまじ見つめる
背は前世の私よりも高くわりかしがっちりしている
白髪で前髪が一部オレンジ色
黒い外套……外套といいながらローブって感じではないよねうーん
赫月といいながら赤くはないよね
赫って赤々しく燃えるように輝く……だっけ
与えられた知識の中から該当するであろう英霊はいない
「どうしたマスター、黙り込んで」
眉をひそめるセイバーくん
「あ、いやなんでもない………えっと真名は……?」
だからコミュ障すぎんだろ!
「……大したものじゃないさ」
「あ、えと……い、言いにくいなら…………」
マスターとして知っておくべきだろと思いながら
「藤丸さん、ドクターロマニから至急来てくれとのことです」
その場にいた女性は内線をとりドクターロマニからの伝言をつたえてきた
特異点を補足したからすぐにレイシフトしてくれと
3、「転移×全滅×悪意」
「やぁ、呼び出して悪いね、立火ちゃん……召喚はどう?……セイバークラスか上々じゃないかな?」
ドクターロマニはうんうん言いながら頷く
私は赫月のセイバーをつれレイシフト装置のある部屋に来ていた
レイシフトルーム、表側の装置と何ら変わらない見た目はしているがあらゆる平行世界の特異点の座標を補足できる
この
「さて、立火ちゃん落ち着いている暇はないよ……最初の特異点は火急の事態なんだ補足が遅すぎたのかもしれない」
ドクターは眉をひそめ言ってくる
え、最初の特異点からそんなこと言わないで
セイバーにもあったばかりだから慣らしとかは
「ないよ」
え、表情にでてましたかそうですか
「……第一の特異点は日本の空座町だ」
「…………BLEACH?」
「そうだよ、BLEACHの世界に転生をした転生者が悪意を持ち本来の物語をねじ曲げている」
転生と言う言葉に違和感なく言うNPCのドクターロマニ
NPCだからかその言葉に違和感がないだろうか
それはそうだろう
ここは転生者を殺す機関なのだから
ここで漫画のタイトルが出てきたことに面を食らってしまったがそうだよね
転生をするなら漫画やアニメなどの創作物だ
転生する人間全員が善人であるかと聞かれたらハイとは言えないのかもしれなかった
だからの人理修復異界課なのだ
「さぁ、準備をしてくれ立火ちゃん……軽く解析しただけだから詳しくは分からない……かなり厳しい状況かも知れないから」
プレッシャーかけないでよ、ドクター
転生したばかりでわけの分からない知識を詰め込まれて
何も覚悟もできる時間もなくレイシフトって……自分の藤丸立火の力量もわからないまま大丈夫だろうか
「不安そうな顔をしているなマスター、初めてあった奴に言われてもあれだが……己がついている」
このサーヴァントからは不器用ながら気遣いを感じた
彼は善人なのかもしれない
いつまでもくよくよしていないで覚悟を決めなきゃもう藤川五火じゃなく藤丸立火なのだ
藤丸立香本来の君には及ばないのかも知れない
五火はいつかやるって揶揄されないように
もう立火なんだから
「よしいこうセイバーくん」
前を向いて
私は、行こう
光に転換しレイシフトする
行き先は
第一空想特異点「
レイシフトしたその先は崩壊した街並みにそびえ立つビルより大きい怪物にそれを中心に蠢く無数の怪物に汚染された光景だった
私の最初の一歩は隠し切れてない汚染された悪意が出迎えてくれた