Fate/Cross Order 人理修復異界課   作:九咲

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第三十一節「the another②」

影円卓・卑王竜

 

破面のアルトリアの『帰刃』の解放の2階層目

 

BLEACHでは第4十刃のウルキオラ・シファーのみが至った境地

 

自身を竜に変換させ周囲の霊圧領域は影に落とす

 

円卓を思わせるそれは『影円卓』と名付けた

 

この『影円卓』内は彼女の領域内と化している

 

その範囲はこの地下大空洞全域

 

「ガァァァァァァ!!!!!!」

咆哮する

 

 

「……自我を失っているね、あの解放状態『狂化』が付与されるらしい」

 

「……あなたはそこまで……」

 

 

「……セイバー、知り合いなら止めなきゃならないよ」

 

太股につけているカードホルダーよりカードを一枚白野さんは取り出す

 

あれは……クラスカード……?

 

 

「『夢幻召喚』……ランサー!!」

 

白野さんは光を放ち……換装する 

英霊を纏う

アイドルみたいな服に黒い角に尻尾……吸血鬼を思わせる風貌に紅い槍

 

「セイバー!いくよ!」

 

「はい、ハクノ!……恩に切ります!」

 

ふたりは跳躍……!!

 

「……てぃ!!」

 

白野さんは槍を構える

 

 

「ガァァァァァァ!!………ジャマヲスルナ……!!」

 

影を操作し自身を覆うようにし展開し槍を弾く

 

「……ちぃ……影が邪魔……だねぇ……セイバー!……影を出させるから隙を見て切り込んで!!」 

白野さんは再度跳躍する

 

「ハクノ…了解しました」

騎士王は剣を構え、間合いを図り隙を伺う

 

「ガァァァァァァ!」影は流動的に魔竜の周りを動き始める

 

「……あれが攻防一体の盾になっているのかな……面倒くさい……」

白野さんは槍を回転させ再度構える

 

「コードキャスト……腕力、脚力、宝具威力強化」

自身にコードキャストにて強化、セイバーにも強化をかける

 

「さて、……いくよ!」一気に間合いを詰め空間を足場にして背後に回る白野さん

 

縮地と呼ばれる歩法に似ていた

 

「……たぁ!!」

連続的に槍で攻撃する

 

 

「ちぃ…影を抜けても硬い鎧みたいな皮膚……この世界じゃ……『鋼皮』だっけ?……堅いなぁ……」

弾かれた槍撃を見て毒づく、竜の鎧のような皮膚は軽く削られただけだった

 

 

「エリザベートの攻撃力じゃあれかぁ…仮にも同じ竜種でしょうが」

 

決定的な隙を作れなく青いセイバーも上手く攻めきれない

 

影円卓と、呼ばれる流動的な影の盾に竜の皮膚の鎧

 

セイバーに、アイコンタクト……彼女は頷く

「…擬似展開・鮮血魔嬢」

 

宝具の擬似展開……バートリー・エルジェーベト

 

白野さんの背後に城がそびえ立つ

 

鮮血を帯びたおどろおどろしい城が展開される

 

黒い翼を展開、槍を地面へ突きつける

 

白野さんは大きく息を吸う

 

 

「ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

魔力を帯びた声帯砲を放つ

エリザベートの場合、殺人的な歌唱力にて殺傷力を帯びていたが白野さんは声帯砲を放つ

 

防ごうと展開した影ごと吹き飛ばす

 

「!!?」

 

それと同時にセイバーは跳躍…!

 

所謂竜の逆鱗と呼ばれる箇所を斬り付ける

 

 

「ガァァァァァァ!」

鮮血が舞う、鋼皮を破り切り捨てる

 

 

「……キサマラ…!…ジャマヲスルナ…ワタシハマイヲスクワナケレバナラナイ…!」

竜は咆哮する

 

「……………真衣は私なのです、亞衣」

セイバーは悲しそうに微笑む

 

「……もう、それすらわからないんですね……救わなければならないと思って……でも真衣って誰か覚えていますか?」

 

竜の動きは止まる

 

「彼女も……転生者…?」

私はつぶやく

 

「…そうだよ、元々私は単騎のマスター、プリズマイリヤの夢幻召喚システムを真似したギフトスキルでクロスオーダーに参加しているからね」

白野さんは降り立つ

 

「…彼女ある特異点にいた迷い子の転生者、今の姿もセイバーのクラスカードで擬似サーヴァントにしているだけ……契約して連れてきただけなんだよ」

 

「感謝します白野さん……この子を会いたかったですから」

 

真衣と呼ばれた少女は薄く笑う

 

「……私はこの子の人質でした、どこかにわからない所に放流された私を救うために……隷属転生したのです」

 

止まっている竜に触れる

 

影円卓もエラーしたかのように止まる

 

 

「……私は救われてるよ、亞衣」

微笑みかける

アルトリアの夢幻召喚がとけ……あどけない少女となる

 

「……真衣……?……生きてたの?……よかった……」

張り詰めていたアルトリアオルタ、の仮面は取れ竜のまま泣く

 

「…………はい、亞衣久しぶりだね」満面の笑みで笑う

竜の、鼻先に抱きつく

 

「……ふぅ、……とりあえず戦闘は終了……かな」

白野さんは軽く微笑む

 

「白野さん、隷属転生者を解放するって出来るんですか」

 

「リツカ、それは……」

セイバーくんは何かを言い掛ける

 

「…………『禍神転生者』を倒せば呪縛を解ける」

 

よかっ…

 

「けど、元々の世界に……転生し直す事は出来ない」

 

「なんで……」

 

 

 

 

「あーあ、アルトリア負けてるの?2階層目使って?……まぁ『境界を喰らうモノ(ボーダーイーター)』を僕がくるまで守ったのは褒めてあげよう」

 

突然の声

 

「黒崎…一勇……?」

 

「初めまして、カルデアのマスターさん……僕が『虚影のアサシン』さ。次元聖杯戦争の第1幕始めようか……」

返り血に染まっている黒崎一勇の姿がある

 

「……なんだ……浦原さん達はどうした!!?」

 

「…?あー……『全絶結界』壊されちゃってさ……尸魂界の増援来てねぇ……いやぁさすが護廷十三隊だねぇ…………完全虚化しなきゃきつかったねぇ」

 

「……ぇ……ぁ……」

混乱……つまり……全滅?

 

「……まぁいいや、喰え『境界を喰らうモノ』よ、そこの死にかけの魔竜をさ……食い尽くせ」

 

繭の中から大量の触手が現れ亞衣と呼ばれた魔竜を掴み取る

 

「亞衣!!?…きゃぁぁあ!!?」

 

繭が大きな口を開ける

 

亞衣と真衣……二人を捕食する

 

バリバリッ……ムシャグシャ

 

目を覆いたくなる惨状、血液もなくただ捕食される

 

「ぇ………」

 

「……」

白野さんは血管が浮き出るように……憤怒している

 

セイバーくんも同様

ふたりは飛び掛かるが黒崎一勇に一瞬でたたき付けられる

 

「なに、怒ってる?僕にとっては使い捨ての駒……いい時間稼ぎだったようんうん」

 

「……あなたはなにも感じないの?人を何だと思ってんだ!?」

私は激情のまま吠える、

 

メドゥーサの名も知らない少女も、さっきの彼女達も……生きてたんだよ!?

 

 

「…………『禍神転生』なんて最高のゲームさ、僕の意思のままに出来る最高じゃないかなぁカルデアのマスター?」

ヘラヘラ笑う

 

「腐ってる……」

 

「腐ってるのは世界さ、……下らない問答はいらないよ……さぁ『禍ツ聖杯』の生誕を祝おう」

 

 

笑う、邪悪は笑う

 

『人類悪』と呼ぶべき邪悪はそこにある

 

「……藤丸さん、そいつらに理由はない邪悪は邪悪」

 

 

「そうだな、………ただ倒さなきゃ救われない世界が在る」

 

「先ほどのような亞衣と真衣のように輪廻転生の因果が外れてしまう魂が出る」

 

 

「……本来死ぬべきじゃない魂が隷属される」

 

白野さんとセイバーくんが立ち上がる

 

 

「……見過ごせる?藤丸さん」

 

見過ごせる訳がない

 

「……見過ごせる訳がない!!」

 

真っ直ぐと敵を見る、黒崎一勇の殻を被った邪悪がそこにいる

 

「…さぁ君達もあれの餌になるがいい」

 

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