『屍竜のライダー』
帝国最強の将軍エスデス主導の元秘密警察イェーガーズ結成された際に招来された6人の帝具使いの一人…に成り代わった女
本来の暗殺者部隊より抜擢されたクロメから帝具を奪いイェーガーズの詰め所に現れた
圧倒的強さにてこれを認めさせる
6人の帝具使いの中でも群を抜いて強かった
模擬戦でも他のメンバーをも退けている
エスデスは弱肉強食はあると常々言っている、弱いモノは淘汰されると
……その言葉を体言するかのようにイェーガーズのメンバーとして破竹の勢いで事をこなしている
本来ならばエスデスがその任を帯びている隊長の役職まで任せられるまでになった
……オネスト大臣以下将官に危険人物扱いされるほどに
「……これはこれはオネスト大臣、貴方自ら視察ですかぁ?」
ニタニタ笑う
「ぬっふふふ、まさか…我が愚息の晴れ舞台見に来ただけですよ」
「貴方も性格の悪い……自分の息子がこう扱われてんの、何も感じないんですかぁ?」
ジャラリと首輪に繋がれたシュラを引っ張り倒れ込んだシュラの頭を踏みつける
「……そこにいるのは既に負け犬です、そこから這い上がれれば多少なりとも評価しましょうが…………貴女ですからねぇ」
しみじみと呟く大臣
「私だもんねー…これは性分だから仕方ないですよぉ?……こうプライドの高い人ってこう折りくなりません?」無邪気に笑う少女
「まぁわかります」
「…………んふふ♪ここはプライドの高い人ばかりだから退屈しませんね」
「私が言えた義理ではありませんが敵を作りすぎると足元掬われますよ?」
「あらぁ、その論理だとオネスト大臣は既に掬われてません?…んふふ……暗殺666回も失敗してそうなれば世話ねぇわ…………んふふ失礼します、シュラくぅん行くよー君の痴態をみんなに見て貰うのだ」
「くっ……」
「…………今まで聞けませんでしたが貴女の望みはなんですか『屍竜のライダー』さん」
ぼそっと呟くオネスト大臣
「……『戦争』……エスデス様に戦いを献上する私はそのために来たのだから…………アデュー」
軽くウィンクして、歩き始める
「まぁた遊び回っているがか、姫さん悪趣味じゃのぅ」
岡田以蔵が影から現れる
「そうでもないよ、こうやって宣伝してるのさイェーガーズに『屍竜のライダー』に歯向かえばどうなるかを見せつける……汚い政治には汚い政治。エスデス様は戦闘が本分、こっちは任せて欲しいのよ~ん……いつオネスト大臣が強硬的な手段とるかわからないしね」
「イェーガーズのメンバーにも姫さんのやり方には疑問持つやつがいるみたいじゃがの」
「……ランにウェイブくんかぁ……正義感を煽れば使いやすかったセリューがいないのは痛いねぇ……」
「ま、あの2人は抜けられないよ特にランは、まぁ……離反したら離反したで……ワイルドハントという手駒も居るわけだし」
「悪女じゃのぅ」
「傾国の美少女といいたまえよ、以蔵くん……で、あれの調子どう?」
「順調っちゃ順調ぜよ、……おまん、ええんかそこんきいちょるが?」
シュラをチラ見しながら聞いてくる
「これにはもうどうする事は出来ないよ、帝具は没収したし……いる?シャンバラ」
「儂は『帝具』とやらは信用できないがよ、…儂が生きるは剣よ……外道の剣と言われてるがの」
「……まぁ、以蔵くんはサーヴァント。英霊が下手な帝具使いに遅れはとらないよね」
「ああ、あのアカメちゅう暗殺者斬り捨ててやるがや」
ニヤリと笑う
「ナイトレイド狩りもそろそろしなきゃだしねぇ……んふふ…『八房』の死体ちゃんお披露目したいしねぇ」
「…それに関しては趣味が悪いとしかいえんだが…姫さん」
「褒めるなよ、照れるぜ」
ニタァァァと、亀裂のような笑みを浮かべる
「おお、アリスこんな所にいたのか探したぞ」
アリスと呼ぶ声が聞こえた
アリスはもちろん偽名、イェーガーズ内でしかつかってはいないが
そう呼ぶのはもちろん1人しかいない
「ああ、エスデス様いらしてたんですね!?」
さっきまでの悪女っぷりもどこへやら恋する乙女がごとく水色の髪をした軍服の女へすり寄る
……帝国最強エスデス
帝国2強の1人の氷の女
「……うむ、先程遠征から帰還してな……おやシュラじゃないか……なるほどワイルドハントを抱き込んだか」
「好き勝手してたのでお灸を据えちゃいましたぁ、抱き込んだというか半分潰しちゃいましたけどね」
あはは~と笑う
「無駄な帝国内での派閥間の争いが無くなって僥倖だ……よくやったアリス」
「お褒めにあずかり光栄ですぅ」
さっきまでの下卑た笑みではなく乙女の充ち満ちた笑顔
「まぁ、私も遠征から戻ってきたし…そろそろナイトレイド達を本気で狩ろうと思う」
エスデスは獲物を狙う猛禽類のような目をする
「良いですねぇ、私のコレクション完成させなければなりませんし」
ライダーも、同様な目をしケタケタ笑う
次の玩具を待ち望むかのように
シュラに対しても興味を既に無くしたのか首輪に繋がれた鎖の持ち手は離している
あまりにも飽きが早かった
シュラに対して興味はない
「女は怖い生き物ぜよ、姫さんは飽きやすい我が儘じゃぁ……ワイルドハントという利用価値があるとまだ判断しちょる……せいぜい捨てられないよう頑張るぜよ……しないと這い上がるのも無理じゃぞ」
多少なりとも同情があるのか以蔵はそう囁く
「…………ったりめぇだ……このまま終われるかよ……」
既に談笑し始めその場を離れていくエスデスとライダーの背中を睨みつけるシュラはあまりにも滑稽と、以蔵は皮肉る
「せいぜい頑張るがか……『禍ツ聖杯』の餌になりたくなければの」ぼそと以蔵は吐き捨てた
イェーガーズ残り(ワイルドハント含め)9人