凍結する骸人形達を尻目に私は告げる
『決戦術式』
対『禍神』用の『ただ一度』のファイナリティ・コードキャスト
転生者権限の術式の『権能剥奪』もしくは『機能破壊』
討伐もしくは制裁対象の『転生者権限』に対する『特効』術式
行き過ぎたギフトスキルを壊す為だけの『力』
『屍竜のライダー』の『再生力』及び帝具『サクリファイス』の『命の貯蔵』の機能を『凍結』する
『禍ツ聖杯』の力に干渉は出来ないが『屍竜のライダー』の『不死性』の根幹はそこにあると判明したのでそこをつく
「…………なにをした…!!?なにをしたの藤丸立火…!?」
「……キミの『不死』を奪っただけだよ」
「奪った……だって?返せ!!『禍神殺し』が!!?私の『永久』を返せ!藤丸立火!!?」
「……………………散々奪ってきたくせに……セイバーくん『卍解』して」
「リツカ?」
「出来るでしょあの斬魄刀の『卍解』……こいつに引導を渡して。命の重さを。奪われる恐怖を。骨の髄まで分からせてあげる」
黒い片翼のような魔力はより噴出し威圧感を放つ
「……リツカ?……なのか」
「……当たり前だよ、セイバーくん。私は私。」
『疑うなんて可哀想だよ。セイバーちゃん……彼女はただ『救済者』に当てられて覚醒しただけだよ。
』
!!?
おぞましさを内蔵する声音。へらへらしながらおぞましかった
『災害のような『救済者』を目の当たりにして私も出来るなんて錯覚しただけだよ。あれはそういう存在だからね、『彼女は悪くない』』
学ランをきた少年は笑う
「……『崩界のアヴェンジャー』……?」
『久しぶりだねぇ『屍竜のライダー』ちゃん。あれせっかく『不死』を手に入れたって聞いたから祝いに来たのに……もう、なくなったって?笑えるねぇ』
「……うるさい」
『あれ、笑って笑って。いつもニコニコ笑っていた君が僕は好きだよ』
「うるさいってんだよ!!『禍負荷』が!!!!」
嫌悪感を隠さずライダーはそのおぞましかった存在をねめつける
『傷付くなぁ。僕の豆腐のようなメンタルは傷付きやすいのに……ねぇそう思うでしょう?立火ちゃん。うんうん黒い翼が中2臭くて可愛いよ。ジャン〇っ子の僕には心躍るなぁ』
へらへらと笑いながら近づいて私の手を握り握手しぶんぶん上下する
唖然。いきなり現れて場を掻き乱すおぞましい何か
『崩界のアヴェンジャー』…?それって…?
「………………誰だ貴様は……『崩界のアヴェンジャー』だと…?『崩界のアヴェンジャー』は神父だろうが!!」
セイバーくんはいきなり叫ぶ
『うそつき扱いかい?『崩界のアヴェンジャー』を名乗って、かたってるわけじゃないよ……なんていたって僕も『崩界のアヴェンジャー』さ。嘘をついてないよ『赫月のセイバー』ちゃん』
『だから僕は悪くない』
『彼は僕で僕は彼でもあるのさ『禍負荷』を司るのが僕で『愉悦』が彼さ』
「何をしに来たかって聞いてんだよ!『崩界のアヴェンジャー』監督役がまさか手を出すなんて言わないよね」
ライダーは不機嫌さを隠さず言う
「『この世全ての禍負荷』が!!?」
『助けに来たってのに随分な言い草だねぇ、『赫月』ちゃんの参戦は僕は面白くないって思ったしねぇ……立火ちゃんみたいなのも混ざり込んだしねぇ』
僕は神父とは違うだよもへらへら笑っている
「キミみたいなひねくれ者のいうことなんて信用できるか。いずれ殺すつもりだったしね」
『君が僕を?笑わせるねぇ……僕は既に負けてるしねぇ……』
『嫌がらせを一つしてあげようライダーちゃん』
『…『致死武器(スカーデッド)』……僕の『禍負荷』の1つさ…………無くなったものをあったことにするマイナス、古傷を再生させる『禍負荷』……再生力を失った君に今まで再生した古傷に耐えられるかな?かわいい後輩の『過負荷』さ』
「は……?へ…?やめろ……!『崩界のアヴェンジャー』!!!!私は……こんな所で」
『だーめ』
「ぎゃび!!!?」
何十回何百回何千回分の再生した『古傷』が再現される
ライダーは肉塊になり血飛沫をなりその命を終わらす
唖然。その『禍負荷』は突然乱入し私達の敵をいとも簡単に奪う
『あれ、もうちょっと派手なの期待してたんだよねぇ…ああ、汚ぇ花火だって有名な台詞やりたかったのに』
まるで花火が予想より呆気なかったように言う
『ねぇ君もそうおもうよねぇ立火ちゃん』
「お前は……なんだ」
『いや君は僕を知っている。この『姿』を君は知っているだろう』
「『めだかボックス』の……球磨川禊……」
『正解だよ立火ちゃん。『崩界のアヴェンジャー』はその彼を模しているのさ……この『崩界のアヴェンジャー』の一人はこの『僕』なのさ』
『改めて自己紹介を。『崩界のアヴェンジャー』……『禍神転生者』は『真名』ではなく『禍神名』もしくは『禍ツ名』持つ』
『僕は『この世全ての禍負荷』の球磨川禊。一人の『崩界のアヴェンジャー』さ』
『大嘘憑き【オールフィクション】、この特異点は『無かった』ことにする』
「え……?」
『よかったんじゃない?主要キャラいないし。どうせライダーちゃんがいなくなったらこの特異点は本筋に収束する修正力が働くんだから。僕が引導を渡しても問題ないでしょ』
「やめろ!!貴様が関わっても『悪干渉』だ!!ねじ曲がる!!」
セイバーくんは叫ぶ
『……あ、ばれた?どう足搔いてもバットエンドになる世界っていいでしょう?』
「看過出来ないわ、『崩界のアヴェンジャー』……貴男が関わってどれだけの特異点が駄目になったか数え切れないわ」
白が『崩界のアヴェンジャー』を崩す、穢れなき純白が泥より濁る『禍負荷』を吹き飛ばす
「……真白……?」
「その名で呼ばないで火月『兄さん』」
セイバーくんは唖然と呟く