Fate/Cross Order 人理修復異界課   作:九咲

86 / 97
No.15「斬魔大戦⑭~機神咆哮~」

2度目の『招喚』、宝具『機神招喚の章・黒き偽翼』の使用

 

神の顕在化は私の魔力を喰らい行われる

 

黒い偽りの刃は黒い巨人として『劣悪の空』より顕現する

 

2体の本物の『鬼械神(デウスマキナ)』の前に立ち塞がる

 

2体の関心はランサー達から私達にうつる

 

…あの金髪のサーヴァントが気になるけれど目の前の2体の『鬼械神』が優先

 

初の『鬼械神』戦が1対2とは聞いていない

 

焦燥。恐怖。様々な感情が私に去来する

 

「…マスター、理不尽は常。正気を持たせて…」

 

「分かってる…」

 

キャスターの懇願に近い叱咤で気を紛らわせる

 

モニターの先の2体の『鬼械神』に意識を向かせる

 

緑色の装甲をした飛行形態した機体ロードビヤーキー

 

無骨な腕を持つ巨人クラーケン

 

どちらも現状、一体相手でも、厳しい

 

 

「やっぱり覇道の手のものだったなぁ!!?テメェがデモンベイン擬きの黒い『鬼械神』かぁ!!?蜂の巣にしてやらぁ!!今の僕は機嫌が悪いんでなぁ!!」

 

ロードビヤーキーと呼ばれた機体は長い腕を此方に向けライフルのような魔術兵器を召喚し魔力弾を連発する

 

高密度の魔力弾が被弾する

 

「マスター!!」

 

キャスターの声かけと共に『重装夢幻召喚』を即座にし『斬月』を構えるレイドクロー

 

現状唯一無二の兵葬となる。

 

レイドクローの身の丈ほど大刀を振りかざす。魔力弾を弾く

 

宝具級の『招喚』と『重装夢幻召喚』の魔力消費を感じるがなり振り構ってはいれなかった

 

2体の威容との対峙に死の予感は変わらず迫っている

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 

 

 

姉妹の異界での対峙は穏やかなモノではなかった

 

殺意と殺意の応酬

 

かつての姉妹の喧嘩の『弾幕ごっこ』の範疇を超えていた

 

    禁忌『フォーオブアカインド』

 

 

フランドールの十八番。4人へ分裂するスペル

 

かつてよく多用していたスペル

 

4人の『絶壊のバーサーカー』は『紅夜のランサー』は絶えず上下左右から攻撃を加える

 

片腕のランサーは『血塗られた槍世』の血液の槍を無数に創成しいなしていく

 

「あははっ片腕でよくいなすねお姉様は!!?」

 

かつてと変わらず楽しそうに攻撃を繰り返す

 

お互いサーヴァントと化しており強さも以前よりは増している

 

「……変わらないわねフラン」

 

「変わらないよお姉様は!!」

 

応酬する弾幕と弾幕

 

 

「そ、なら勝敗も変わらないわねフラン」

 

「お姉様の敗北でね!!」

 

 

「甘い。殺されて懺悔なさい。姉に楯突いてしまった事に」

 

1つの朱の槍を創成する

 

「私が怖くて幽閉したくせに!!」「お姉様は所詮お姉様」「妹より優れた姉など」

 

 

「「「「いない!!」」」」

 

 

 

「認めよう。謝罪するわフランドール。かつては貴女の狂気。『あらゆるものを破壊する程度の能力』を疎い畏れ排斥しようと幽閉した。そして『殺したわ』」

 

 

「貴女がどの特異点のフランドール・スカーレットかしらないけれど……私は『フランドール』を殺した最悪の姉よ?」

 

「あはっ♪面白い事言うねぇお姉様、なら幾星霜あらゆる平行世界のお姉様を『壊し』続けた最悪の妹を受け入れてくれるよね♪」

 

喜び、狂気が入り混じった破綻した笑顔で弾幕を展開する

 

「ええ、遊んであげる来なさいフランドール」

 

 

「あはっ♪お姉様大好き♪」

 

破綻した意味のない言葉と弾幕の応酬

 

    禁忌『レーヴァテイン』

 

必殺のスペルを四度連続使用。分身含め『絶壊のバーサーカー』は赤いレーザーを振りかぶる

 

手には悪魔の尻尾のような異形の剣

 

四方向から怒濤の炎のレーザーがランサーへ迫る

 

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 

 

 

 

「…あの女の手駒が来てるとはね。あの黒い『鬼械神』の性能を見極めましょう」

 

エセルドレーダは覇道邸の屋根に座り状況を見定める

 

隣に立つのは『赫月のセイバー』

 

黒いコートのように術衣を纏い立ち尽くす

 

「…………レーヴァテイン……」

 

 

「……?どうかしたかしら?」

 

「いや……何でも無い……」

 

『絶壊のバーサーカー』とやらが持つレーヴァテインと呼ばれたそれ自体には感慨はない

 

だがその『呼称』には既視感があった

 

けれど霞がかかった思考では解が出ないと頭を振る

 

 

意識は神の機械共の一方的な蹂躙へ注視する

 

 

 

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 

 

「ひゃははははははは!!たいしたことねぇじゃねぇか!!鈍間がよ!!大十字九郎とアルアジフ以下で嬲りがいねぇじゃねぇか!!?なぁカリグラぁ!!」

 

 

ロードビヤーキーはライフルのような魔術兵器を此方に向けめった撃ちしてくる

 

素早く飛行するロードビヤーキーは此方を捉える事は出来ずにいる

 

クラーケンの蛇のようなワイヤーアームに捕まれている

 

爆発的な推進力を持たぬレイドクローでは逃げ切れなかった

 

「……くっ、マスター」

 

展開しているエルダーサインはひび割れ瓦解寸前

 

ワイヤーアームに捕まれている部分もひび割れ破損し始めている

 

や、やっぱり2体の鬼械神の相手なんて…厳しいんだよ…

 

折れそうな心にもひび割れ始めている。

 

固定され上手く振りかぶれず『月牙』も放てない

 

 

「マスター……私は…諦めない。弱くてもあの人達の娘なんだ…………『九朔』にもなれない半端な写本でも…私は『魔を断つ剣』に…」

 

悔しそうに苦しげに呟くキャスター

 

私が折れて……どうするっ!!

 

 

禍神殺し……………『解』をよこせ!!現状を打破する力を

 

 

『解・虚化を推奨…『鬼械神レイドクロー』を虚化』

 

 

禍神殺し10%起動・疑似魔術回路接続

 

セイバーのクラスカード『黒崎一護』よりアップロード

 

『異界のキャスター』へ添付

 

 

鬼械神の『(ホロウ)化』実行します

 

 

 

重装夢幻召喚・二重礼装(インストールアームドダブル)】起動

 

 

黒崎一護を纏うキャスターを虚化する

 

白い髑髏のような仮面がキャスターの顔を覆う

 

『死神の虚化』、黒崎一護が物語の中盤で得た虚の力を得る力

 

霊力の上昇は著しく。身体能力なども強化される

 

上昇した霊力値はレイドクローの機動力へ加算する

 

「マスター……??」

 

「いいから、まずこの拘束解かないと…!!」

 

レイドクローの顔にも仮面が現れる。レイドクローの全身を巡る魔力は増大

 

「キャスター、弱音はいくら吐いてもいいよ…私だって強くない。」

 

けれど

 

「だから一緒に……やろう!!」

 

「……うん!!」

 

 

『クラーケン』の拘束を無理矢理振り払う

 

「ヌッ…!!?コイツ……!!」

 

 

「マスター、両腕小破…けど戦闘に支障なし!!」

 

「上等!!!」

 

 

レイドクローは『斬月』を構え直す。拘束を解いたついでに横殴りに振り払う

 

クラーケンに対し勢いを付け斬るというより打撃する

 

 

「私が、」

 

「私達が」

 

 

 

 

 

『魔を断つ剣だ!!』

 

 

レイドクローはさらに斬月を振り払う。月牙が噴出しクラーケンを袈裟切りする

 

黒い巨人は反撃する

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。