怒濤の砲撃のような焔の弾幕の四連射
禁忌『レーヴァテイン』の応酬。狂戦士のクラス補正による威力補正を加味してもこれはやはり
『禍神恩恵』スキル、『禍神』による『転生者』が受ける邪悪なる力だ
「……『禍神転生者』に成り下がっているのねフラン」
「それはお姉様も一緒でしょう??あはっ♪それがクロスオーダーのマスターのサーヴァント?」
「笑えないんだけど」
『フランドール』は侮蔑する。
レーヴァテインの放射はランサーを焼いていた。満身創痍とまで行かないもダメージ量としては相当
「私は感謝しているわ。あの人に…フランドール・スカーレットとしてあの小さい館で終わるなんて」
「耐えられない!!」感情の発露。
更なるレーヴァテインの連続放射。黒い尾のような歪な剣を無造作に振り払う
「………そうね、私は貴女の世界を狭めた。…けれども責任は果たさせて貰うわよ」
ランサーからは魔力の高まりを感じる。
『鎖せ』
『
黒い雨のような濃い
「!!?」
雨のような濃い霊圧が降り終わると白いドレスのような礼装を纏うランサーがいる
解放と共に失った片腕は超速再生する
「……へぇ?多少は楽しめそうだね」
爛々と赤く輝く濁った瞳。狂気に歪み口角が上がる
『絶壊のバーサーカー』の歓喜と共に魔力は上昇した
宝具『
『絶壊のバーサーカー』の宝具
『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を宝具化したもの
ああ、いつもの通り『レミリア・スカーレット』を破壊しよう。あの人から私を解放するために
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覇道財閥司令室
「鬼械神レイドクローの霊圧値増大。あの仮面のような装甲が魔力源の模様です」
オペレーターのマコトは淡々と機器類を見ながら言う
「…せやかて、レイドクローのデータはデモンベインに酷似しているがほぼ兵葬を持たぬデモンベインのようなものですわ。…藤丸ちゃん側がレイドクローのデータは開示してくれてるんですが」
「…第1近接昇華呪法と断鎖術式機構ですか」
たしかにかつて大十字さんたちは主にこの二つを駆使して打倒してきた
…それ無しに『逆十字』達に打倒出来るのだろうか
瑠璃は何か出来ないのかと歯軋りする
それでも魔を断つ剣たろうとする彼女らを見守らなければ彼等に申し訳が立たない
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白い装甲天使メタトロンことライカ・クルセイドは困惑していた
黒い巨人に
あまりにも彼らに似ている
手助けすべきだろう。しかしあの黒い天使は確実にくるだろう
そのうえ我が身は疲弊していた。自己治癒力も摩耗し回復しきれていない装甲が物語っていた
見守らなければ。彼らが彼らで『逆十字』に打倒出来るのかを
ひどく言い訳がましい我が身を呪う
ライカ・クルセイドはもう終わり始めていた
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斬魄刀戦術を主に置き黒崎さんから技術をアップロードする
私、藤丸立火をもちろん実体化して年月が浅いキャスターは戦闘技術は拙い
だが歴戦の主人公たる黒崎さんからのアップロードとすぐものにする『
黒崎一護の始解『斬月』の力は『月牙天衝』に尽きる
霊圧硬度の高さ
彼の霊力の高さで物を言わせるごり押しと言って過言ではない
鍔も柄もハバキもない出刃包丁みたいな巨大な大刀
始解『斬月』を鬼械神サイズの魔術兵器として振るう
「…月牙…天衝っ!!!!!!」
飛ぶ斬撃は飛行するロードビヤーキーを捉えられない
始解状態の虚化による黒い月牙も当たらなければ意味は無い
上空のロードビヤーキー、正面にはクラーケン
2体の鬼械神の魔力弾と水弾を弾きながら月牙をはなつがやはり防戦一方だ
「息を巻いたがいいがやっぱり口だけのようだなぁ!!?僕たちブラックロッジに逆らう自体が間違いなのさ!!」
クラウディウスの嘲笑が頭上より響く
くっ…馬鹿にして…いくら黒崎さんからの力をアップロードしても鬼械神の地力自体に差がある上に一対二
「マスター…頁の力を使うよ。一体捕縛すれば…」
「アトラックナチャ…だっけ??捕縛術式…きくの??」
「…分からない。けれどもやらないと」
「そだね」
やる前から諦めるなんて…藤川五火時代の悪い癖!!
「……いくよ!!」
鬼械神ではサイズ、重量を考慮しても『瞬歩』を再現出来ない
五十メートルの4,000トンを超える巨体では難しい
戦闘において機動力は重要。故に歩法を模倣する必要はある
レイドクローの模倣のもとの鬼械神デモンベインは断鎖術式機構という時空間歪曲による爆発的推進力をえるという機動力を有していた
がレイドクローはそういった機構を有していない言わば空の状態の機体
見様見真似でも構わない
レイドクローの脚部に魔力を集中する。ちょうど良く魔力の放出口である機構はあるようだ
魔力を、収束させ爆ぜる
断鎖術式ほどの推進力は得られないが無しと有りでは大分違う
推進力を得たレイドクローはクラーケンを狙う
「挽き潰してやるゾ!!」
カリグラはクラーケンを操る
「馬鹿正直に…!!なにか企んでますわよ!!」
ミナツキの声を無視してレイドクローへワイヤーアームで、掴みかかる
脚部シールド疑似機構
「エクスプロージョンストライク!!!!」
再び魔力を脚部に収束させ爆ぜる。その勢いのまま回し蹴りを放ちワイヤーアームを弾く
「ヌッ!!?」
「ほらいわんことない!!」
ミナツキのヒステリック染みた非難をよそにクラーケンはぐらつく
「
赤い蜘蛛の巣状の捕縛術式を展開してクラーケンの巨体を縛り上げる
「よしっ!!」
ロードビヤーキーに視線を向け飛翔している緑色の鬼械神からは殺意が放たれている
レイドクローは『斬月』を構え直す
霊圧を噴出させ月牙を刃に纏わせる。
「てめぇ!!!!雑魚は雑魚らしく縮こまってろやぁ!!」
窮鼠猫を噛むと言わんばかりの私達の反撃に気に食わないと、激昂するクラウディウス
怒りは視野を狭めるよ
「……月牙…天衝っ!!!!!!」
『斬月』を振りかぶる。飛来する斬撃波
「!!?」
ロードビヤーキーは回避が間に合わない。月牙を直に被弾する
爆音が響く。確かな手応えを感じる
「はぁ…はぁ…」
今の月牙に使用した魔力量は多い。眩暈がする。吐き気がする
キャスターに通し『鬼械神』、ランサーも戦闘中
消費する魔力量は相当量だろう
セイバーくんも…ん…?あれ??セイバーくんへのパスが曖昧
「マスター…?大丈夫?」
キャスターの金色の綺麗な瞳は不安げに此方へ向ける
「大丈夫…!!?」
背部に衝撃が走りレイドクローは膝をつく
「…ディスペル完了ですわ。このようなお遊びのような術式でクラーケンを止めると思わないでくださいまし!!」
アトラックナチャを無効化したクラーケンが殴りつけてくる
「……やっぱり…ごめんなさいマスター」
「謝らないでキャスター……!!」
「ふっざけやがってぇぇえ!!!!!!デモンベインでもない雑魚の紛い物が僕を傷付けるだとぉ!!!!」
頭上に傷を斜めに付けられたロードビヤーキーがいる
(浅い…)
込めた魔力量がたりなかったのか装甲が予想より厚かったのか倒すには明らかに足りない
「もう遊びはいらねぇ!!!!これ以上抵抗するなよ!!!」
ロードビヤーキーは上昇。上昇。上昇。上昇。上昇。上昇。
何をする気だ。
「……スクリーミングバード……ロードビヤーキーの必滅技。父上が残してくれた記述から判断出来る」
スクリーミングバード…超加速からの突撃。
単純明快な奥の手だが…今のレイドクローに防ぐ手段はない
背後には覇道邸…くそ!!!!クラーケンの拘束してきたならば…躱せない
「躱せないヨナ??」
「躱せないでございますわね」
『水神クタアト』の主従からの嘲笑。ああ躱せないよ!!
「第5の結印はエルダーサイン!!敵意と悪意を払うものなり!!」
キャスターは泣いていた。自分の無力に
ああ、ゴメンねキャスター。情けない弱いマスターで
『禍神殺し』……憎むよ。自身の無力に
「木っ端みじんになっちまいなぁぁぉぁぉ!!!!
」
衝撃。衝動と共に意識は暗転する