魔を断つ剣再臨
姿を多少変えてもその勇姿は何ら変わりなかった
祖父・覇道鋼造から受け継がれ大十字九郎へ
更に彼女らへと確かに引き継がれたと実感する
魔を断つ剣。無垢なる刃。一度折られた剣は継ぎ接ぎながらも修復され今一度戦場へ舞い戻る。
今が…今こそが…反撃の狼煙だと実感する
「今より全力で彼女らをサポートします。デモンベインならば我々のサポートが必要です。気合を入れなさい貴方達!!」
号令により叱咤する
「「「
オペレーター達の返答と共にさらに気を引き締める
泣いてばかりはいられない。と覇道瑠璃は自分の職務に意識を向ける 自分自身にも叱咤するように
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デモンベイン
忌々しい最大の仇敵の復活に忌々しいながらも胸にすっと降りてくる郷愁の気持ちがエセルドレーダにはあった
ああ、あの女にマスターの物語を奪われたのだと憤慨していたのかもしれない
「皮肉ね。まさか憎たらしいあの鬼械神の姿を今一度見て安堵するなんて」
闇の少女は隣に居る傀儡の主に見えないよう自嘲的に笑う
「ふふふ、けれど復讐の権利は渡さないわよ藤丸立火?マスターを復活させなければならないもの」
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デモンベインの復活に沈んでいた心は今一度光の差したことに実感する
ライカ・クルセイド見上げていた
再びの彼の勇姿に心奪われる
折れた心はあの継ぎ接ぎのような機体のように継ぎ接ぎされる
自己修復にて再度自身の装甲を修復させる
まだ、戦える
自身の過去にけじめをつける位には
「…メタトロンとしてまだ戦える」
白の天使は涙を拭い戦場へと戻ろうと誓う
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2体の機体は空と言う、戦場を舞う
死風を纏うロードビヤーキーとフレアをならし断鎖術式を駆使して舞うデモンベインレイドクローは激戦を演じる
「力を…与えよ…!!」
炎が走り錬鉄する。
デモンベインレイドクローの手には円月ような剣が召喚される
《バルザイの偃月刀》
魔法使いの杖の役割も兼ねる。魔力増幅させる魔術兵器でもある剣を錬鉄する
もちろん刀剣としても優れ投擲武器としても使用出来る
それを五つ錬鉄する
双剣みたく二刀流に構える。残り三つは投擲武器として放っていた
三つの偃月刀はロードビヤーキーを狙う。回転し鋸のように引き裂かんと獲物を狙う
「しゃらくせぇ!!!!」
ライフルで魔力弾を放つがそれすら両断する偃月刀
「ちぃ!!」
飛翔する速度はロードビヤーキーの方が上だった
飛翔特化の機体だけのことはある
レイドクローの頃は為すがままだったロードビヤーキーの攻撃もデモンベインと融合した今なら引けをとらないどころか圧倒出来る
今の私は
2枚のクラスカードの恩恵だ
キャスター《タイプメイガス》の大十字九郎
キャスター《タイプグリモワール》の
『
その特異点の力にアクセスし借り受ける『
だからこそあの『
英霊に英雄を纏わせる夢幻召喚なんだけど『
「チョコマカと…クトゥグァとイタクァが使えれば良いんだけど」
「あの2柱はちょっと…まだ私達には扱えないかな…手綱をまだ握れない」
あの二挺の拳銃は失われている。赤の自動式拳銃と白銀の回転式拳銃
「うぜぇ!!うざってぇ!!なんなんだよ!!なんなんだよ!!!!ありえねぇだろ!!デモンベインは僕たちが殺しただろが!!てめぇはまるで」
クラウディウスは何度目か分からない激昂をする
よく疲れないなとどうでも良いことを考える
感情の怒りと憤怒は違う
「…大十字九郎とアルアジフみたいだって?」
私は…私にはらしからぬ底冷えた声音だった
「それは光栄だね、…でも私は彼等を纏うだけの『禍神殺し』だ」
「私は『無限のフォーリナー』を殺す。必ず殺す。」
「…あの女を、知ってやがるのか」
「知ってるは語弊はあるね。…まぁ君らには関係ない」
「マスター…?」
「大丈夫だよキャスター、必ず殺すから」
薄く微笑む。最初に感じた気弱な雰囲気は今の彼女からは感じない
「てめぇもか…僕たちを馬鹿にしやがって…ブラックロッジの
「…良いけど躱せる?」
「…は??」
飛来する偃月刀はロードビヤーキーの脚を斬り捨てる
「速いね。本当は翼を斬り捨てるつもりだったんだけど…やっぱり魔術師だね」
「てめぇ…やりやがったな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るンじゃねぇぇぇ!!」
ロードビヤーキーを怒りのままクラウディウスは上昇させる
先程レイドクローを沈めた
……ならばこちらも必滅技だ
「瑠璃さん、ヒラニプラシステムアクセス」
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「デモンベインレイドクローパイロットより第1近接昇華呪法解凍要請来ました」
「ヒラニプラシステム発動。言霊を暗号化ナアカルコードを構成せよ」
瑠璃は万感の思いで言霊を吐く。待ちに待った解凍要請
デモンベインの必滅技
第1近接昇華呪法
「了解」
「『そはベテルギウスの浄化の炎、解き放たれし巨人の右手、完全なる勝利の剣、ナアカルコード送信、術式解凍』!」
術式は解凍される
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第1近接昇華呪法の術式は解凍され承認された
全身を巡る魔力。
巡る。巡る。巡る!
魔力だけではなく『斬魔』の願い誓いを祈りを巡るようだった
デモンベインレイドクローの全身に術式の文字が輝く
超高密度の情報が、私の意思と関係なく脳内を駆けめぐり疾走する
情報が圧縮と膨張していくが『禍神殺し』の寄贈知識検索エンジン『識者』が処理をする
デモンベインレイドクローの魔術回路をさらに、疾走
情報の洪水が終わると視界はクリアになり世界は拡大する
世界を見通すかのような感覚に陥る
「うぉおぉお!!」
私は声をあげ、デモンベインレイドクローは凶暴な咆哮をあげる
重ね合わせた両腕を天に掲げるとこぶしから光が迸る
左右に広げ振り下ろす。両足を大気に食い込ませ踏ん張る
デモンベインレイドクローは光を纏う。後光のごとく五芒星を、背に纏う
オーバーロードする魔力を操る
『光指す世界に!!』
『汝ら闇黒住まう場所なし!!』
ロードビヤーキーは下降する!!死を纏う風を圧縮しさらに纏い音速を超えてデモンベインレイドクローへ突撃せんと下降する
『スクリーミングぅぅうバァァァドォォオ!!!!!!!!!!!!』
『渇かず飢えず無に還れ!!!!』
その突撃に合わせ右腕を向ける
右手のひらに組み込まれた機関は覚醒し必滅技を繰り出す
デモンベインの必滅技。第1近接昇華呪法
『レムリアインパクトォォオ!!!』
『
その、無限の熱量を突撃してきたロードビヤーキーに叩きつける
その溢れ出る熱量。苛烈なまでの殺意をロードビヤーキーの質量による殺意を帳消しにしたうえでそのエネルギーごと失滅させる
「助けてくれよ!!カリグラ!!」
今更泣き言なぞ…遅いよ。キミに殺された人々の呪いを受け噛み締めて
「昇華!!」
キャスターの、声が響く
必滅の結界は収束し圧縮する。塵すら残さずに
無音。先程までの暴風すら一切合切残さない
「これが、デモンベインだ!!魔を断つ力だ!!私はお前達を父上母上にかわって滅ぼし尽くしてやる!!反撃の狼煙だ!!!!」
キャスターは咆哮する。決意と決別に
あとはカリグラだ
地上へ舞い降りる
凍結するクラーケンがいた
『ハイパーボリアゼロドライブ』
赤い腕が極低温の刃を纏いクラーケンを貫いていた
「な、ナコト写本…貴様っ…!!」
「ご退場遊ばせ。下等な魔導書さん」
クラーケンは粉々に砕けカリグラとミナツキも必滅し絶命する
氷の塵となり霧散する
「え…??リベル…レギス…??」
赤い赤い赤い深い赤の闇を纏う深紅の機体が闇から現れた
「ご機嫌よう。現マスターオブネクロノミコンさん。写本でも今の貴女なら差し支え無いわね」
闇の少女と見知った姿の青年がリベルレギスの掌の上に現れた
え…?なんで…?
なんできみがそこにいるんだよ!!
「セイバーくん!!??」