セラエノ断章の精霊ハヅキは困惑している
デモンベインの必滅技『レムリアインパクト』にてロードビヤーキーごと必滅したはず
「我が主のお力よ。セラエノ断章」
「水神クタアト…お前も必滅したはずじゃ」
カリグラの魔導書の少女は此方を向いていた
私同様『無限螺旋』では『精霊』としては役割は無いはず。名前すらないはずの
「……『無限のフォーリナー』か」
「無限様…よ」
陶酔。心酔。即ち『狂信者』
「…………極彩色の、眼」
私の周りには他に四人の少女
金髪の眠たげな寝間着のような恰好の『金枝篇』
貴族のような恰好で、おっとりとした少女の『屍食教典儀』
虚ろな目をしたカラフルな、格好をした『
クールな雰囲気を持つ群青色の髪色をした『エイボンの書』
逆十字達が所有する魔導書の精霊達が一堂に会していた
「……魔術師達なしでこうも集まるとは今までにないんじゃない?」
「…私達の、自我なんて『逆十字』には不要だもの」
眠たげに、あくびに噛み締めながら呟く『金枝篇』
「そうですね、私達もその方がいいもの」
同意する『屍食教典儀』
「そうか?つまらんがな我は」
皮肉げに吐き捨てる『エイボンの書』
「……」
我関せずに虚空を見つめる『妖蛆の秘密』
「役割を与えられたのでございますわ。『C』の降臨は我々が、行うわ」
水神クタアトが口火を切る
「我等『逆十字』の魔導書は『無限様』の管理下にあり恩恵を受けている」
「だから…?」
彼女の心酔は理解できない。むしろ私は思い出してしまった
『邪神狩人』たる父親を
盲目で、強くパワフルな教授を
この『無限螺旋』では排斥された魔術師を
「馬鹿な考えは止しなさい『セラエノ断章』。私達は私達の役割をこなすのよ。『C』の降臨を。『B』の開花の為に」
「『B』…?」
知らない言葉。検閲。検閲。検閲。
「思考なんて、要らないわ。…貴女のダディの教えなんてこの世界では不必要で唾棄すべきものだわ。私達は魔導書。総ては無限様の意のままに。Cの降臨を。Bの開花の為に」
思考はかすみ痺れていく。
ダディ…ごめんなさい。…………頼んだよ。名も知らぬ『魔を断つ者』よ
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「正しき怒りと憎悪に応え!!」
「我等は魔を断つ剣をとる!!」
「汝、無垢なる刃、汝偽りの翼」
「デモンベイン・レイドクローっ!!」
黒い月から舞い降りる無数の破壊ロボットを打破すべく黒いデモンベインは再臨する
量産型破壊ロボット。ドラム缶型の破壊ロボットのサイズよりさらにコンパクトではあったがその破壊力は引けをとってはいなかった
もちろん『鬼械神』ほどの脅威ではないが
自動操縦さらにその量産型ゆえの『数の暴力』は、アーカムシティを蹂躙するには十分だった
「手が回らない……!!」
くそ…範囲攻撃する、方法さえあれば
『クトゥグァ』と『イタクァ』
炎の獣と氷の竜
「ダメ……マスター!!あの2柱は二挺の拳銃という指向性を持たせて制御しているんだ」
「『神性』『旧支配者』を制御すべき手段はないよ…逆にアーカムシティを更地にしてしまうかも知れない」
「うへぇ……」
いずれ制御しなければならない
「ジリ貧よ、このままでは。神とやらの降臨……させるわけにはいかないでしょうに」
デモンベイン・レイドクローの肩にはランサーがおり溜息をつく
ランサーも生身ながら破壊ロボットを撃破している
あまりにも数が多い
「セイバーくんがいない今、沖田さん達呼びたいけどね」
「『支配特異点』は奴の拠点。連絡出来ないわね。」
「……泣き言は言ってられないっ!!すべて……叩くっ!!!!!!」
力を与えよ……!!
バルザイの偃月刀の無数錬鉄する
ああ、セイバーくんのソードバレルの真似事をする
「ぐっ…」
連続錬鉄のフィードバックに頭痛する
七つの偃月刀がデモンベイン・レイドクローの周りを浮遊する
鋸のように回転させ破壊ロボットに向け投擲する
七つの偃月はあたり一面の破壊ロボットをスライスする
「よし、…!!これなら!!」
脚部シールド機構を、起動させ移動する
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ライカ・クルセイドも街中をかける
子ども達の安否確認をしなければ
「変・神っ!!」
白い装甲天使メタトロンに変神する
飛翔し駆け抜ける
無数の破壊ロボットが邪魔をする
「『
ビームセイバーを展開して破壊ロボットを十字に切り裂く
「私の邪魔を…するなっ!!!!!!」
突撃し、そのまま破壊ロボット達を切り裂いていく
「『天帝神罰砲・
ビームセイバーを展開していた両腕をカノン砲へ切り替え四方八方へ爆撃する
無数の破壊ロボットを沈め乱舞する
教会へ到着する破壊ロボットに囲まれていた
その場面に激昂する。その感情のまま破壊ロボットを切り裂いていく
「大丈夫かっ!!?」
「メタトロン!!?」
三人の子供の安否に安堵する
ジョージ、コリン、アリスンの無事に喜ぶ
「……シェルターまでは送っていこう」
「そのまま、己が逃がすと思うか?」
黒い装甲天使サンダルフォン
「くっ…サンダルフォン…」
子ども達の前に立つように構える。
「といきたいところだが貴様の不抜けた顔が抜けた事に免じて見逃しやる。」
「なに…?」
「あの己達の戦いを邪魔した『赫月のセイバー』にお返しをしなければ気が済まなくなったのでな。己が空にいたる道を邪魔をした報いをな」
(サンダルフォンが、私以外に興味をもつなんて…)
「貴様を殺すのはそれからだメタトロン」
翻り飛翔し消えるサンダルフォン
「……とりあえずシェルターへ」
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「……ふふっ」
ガリ〇リ君ソーダ味の封を切り齧り付く『無限のフォーリナー』
無限空母の量産型破壊ロボットを射出した射出口に強風に晒されながらも気にせず破壊ロボットに蹂躙されるアーカムシティとデモンベイン・レイドクローの勇姿を見下ろす
「んー、やっぱりガリガ〇君の爽快感はいいねぇ」
「よく、そんなとこで食べられますね」
「『絶壊』ちゃんも食べる?」
「貰いますけど」
封を切られていないアイスを受け取り金髪の少女『絶壊のバーサーカー』は封を切り齧り付く
「つめたっ」
「きしし、そりゃそうさ」
愉快そうに笑う眼帯をした女子高生の少女
「見えますよパンツ」
「いやん」
わざとらしく隠す動作をする
「…いかないのかい?『絶壊』ちゃん」
「お姉様ですか?今は気分が乗らないので」
バーサーカーには相応しくない冷めた態度でアイスを噛みくだく
「あー、勿体ない食べ方して……取り返しつかなくなっても知らないよ?」
「そうなったら取り返し付けてくださいよ。『むげん』様」
不敵に不遜に笑うバーサーカー
アイスをすべて噛み砕きアイスの棒まで粉々にする
「お姉様が最高最悪最低に踏みにじれるやり方思い付くまでとっときます。私を転生させた責任はとってくれるよね?むげん様」
「考えとくよ。さて、…私も混ぜってもらおっかなー?魔導書ガールズに『C』の降臨は任せてるし。逆十字達は余計なことさせないためにも私が遊ばせてもらおっかなー」
「…『鬼械神』持ってるんですか?お気に入りの『暴君』は中枢ユニットで使えないんでしょう?」
バーサーカーは首をかしげる
「……きしし。『むげん』ちゃんには不可能は無いのだ。『異界のキャスター』への嫌がらせで前々から考えていたんだよね」
「あの、『鬼械神』を見たときどんな顔をするか考えただけでゾクゾクするよきしし!!」
そのままダイブする『無限のフォーリナー』
「きしし、夕飯までには帰るよ」
近場まで遊びにいく女子高生のノリで戦場までスカイダイビングをひもなしで降りる
「あー、行ってらっしゃい…………なんか食べながらお姉様殺す最高最悪最低の方法考えよっ」
暢気に踵を返し、歩き始める『絶壊のバーサーカー』
『魔人』は降り立つ
無駄に1年立ちました
出来れば完走したい所存です