「るる、……いえ……いぁ、かみさま……」
虚ろな眼をした左右違いの瞳に左右違いの色をした衣装を纏うギンの髪をした少女は異界の歌を歌う
ここは無限空母祭壇
中枢ユニットには『鬼械神ネームレスワン』そして最後の逆十字『暴君ネロ』が祀られていた
祭壇の上には先程の少女『ルルイエ異本』の精霊
その様を逆十字達は見守る
「順調のようだな」
「気味が悪い位になぁ…デモンベインも破壊ロボットに手間取っているようだ」
「本来拙者達がやるべきだったことが『魔導書』共で代行出来るようだな」
「……精霊化の恩恵らしいけどねん、『鬼械神』を召喚できないのわぁちょぉぉっと気に食わないけどぉお」
不満そうな仮面をつけ不満そうにしているティベリウス
「最悪何かあれば中断して召喚すれば良い。儀式の成功がなにより最優先だからな」
逆十字の魔術師は儀式の様を眺めながら呟く
酒池肉林。阿鼻叫喚
信徒達は『C』の降臨の贄に過ぎないのだ
「……『ナコト写本』が生きていたのは意外だったな。大導師共々『無限のフォーリナー』に吹き飛ばされたものだと思ったのだが」
「やはり、我々の手でやるべきだったのではないのか」
「そうだなぁ、いかんいかんなぁ…『無限のフォーリナー』の手の平で踊らせられてる感が否めないのだが」
ウェスパシアヌスは眉をひそめ呟く
「胡散臭いってことぉ?」
「何もかもだな、あの魔人の好きにさせている現状良くないな。『C』の降臨後奴に『C』の制御権を握られてしまったら事だ」
アウグストゥスは論じる
「賽は既に投げられている、だよ『逆十字』諸君」
「誰だ!!?」
「おっと、大導師の古い友人さ」
闇の女は戯けてそう言う
「貴様は…大導師の周りによくいた…ナイアという女」
アウグストゥスは睨みつける
「ほう、覚えているとは意外だね…」
「して、何用かね?大導師縁の君に信用出来ないのだがね?」
「うわ、直球ぅ…ふふふ、普段なら僕も君らに接触はしないのだけど
「なに…?」
「一枚噛ませて貰うとさせて貰うよ」
女の顔は闇と変わり嗤う
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「渇かず飢えず無に還れっ!!」
「レムリア・ディレイ・インパクトっ!!」
「一斉昇華っ!!」
複数の無限熱量は破壊ロボットたちを一斉に消滅させる
『アトランティス・トルネード・ストライクっ!!』
回転をかけた時空間歪曲エネルギーを叩きつけ複数の破壊ロボットを粉砕する
「この区画はあらかた片したよマスター!!」
「けど降ってくるのを仕留めなきゃ!!」
シャンタクを召喚し飛翔する
バルザイの偃月刀を投擲する。
「…これがデモンベインだ!!魔を断つ剣だ!!この鋼鉄!!この魂!!お前達を討ち滅ぼす破邪の力だっ!!降りてこいっ!!『無限のフォーリナー』!!」
「…呼んだ?」
きししと、嗤う
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『禍福を糾える縄の如し』
幸福と災いは交互に来るとされ縄のように表裏一体となっているとされている故事だ
私はこの言葉が好きだ。実に的確であるし語呂も素敵だ
私、『無限のフォーリナー』は『因果を螺旋曲げる』力を持つ。正確には『時間と空間』の操作だが
この禍福が糾える縄ごとねじ切ることも出来る
この禍福すら意のままに操る力を持つ
あの『禍負荷』の『
因果もまた縄の如く捻り捩れて絡まっていくものである
数多の登場人物の善因も悪因も収束し絡めていく
物語はそう言うものであり世界もまた果に絡めていく
寄車むげんは元々『ダインフリークス』に存在する『探偵少女Y』という
さらに『禍神転生者』
キャラクターへの転生者は元々持つ力を増幅させる傾向にある
さらに、設定に過不足が存在する場合好き勝手に解釈し盛る
『ダインフリークス』は全3巻の『機神咆哮デモンベイン』に多少繋がる部分のあるそう長くない物語だ
『
寄車むげんも『ニトロブラスターズ』という格闘ゲームに露出する程度。しかもプレアブルキャラクターでもない。サポートキャラクターとしての登場するだけである
情報は少ないし明確にされた設定も少ない
時間と空間操る外なる神『ヨグソトース』の眼を持つ極彩色の色に感染した『魔人』
『無限のフォーリナー』は『寄車むげん』でも転生前の『
「私の悪望は…………だ」
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「きしし、ちょぉおっと空気読んで欲しいなぁ」
「黙りなさい。『無限のフォーリナー』…殺されなさい。マスターに地面に頭を擦り付けて醜く詫びなさい」
『鬼械神リベルレギス』に『ナコト写本』
という事はセイバーくん……!!
「きしし、やだね。ようやく退場させれたというのに……面倒臭いし」
「面倒ですって…恥を知りなさいっ!!」
激昂。リベルレギスの腕から雷が放たれる
「…面倒臭いおんなだこと」
きひっと、皮肉っぽい笑い方をする
「禍神転生スキル『
「『
「これから『C』の降臨を執り行うから邪魔しないでくれるかな?」
「お二人の相手してくれるかな?『九朔』?」
『無限のフォーリナー』の影から現れる二人の少年少女が立ち塞がる
「………御意」
「誰…?知らない…!!無限螺旋にはそんな人間知らないわっ!!」
放たれた雷は機械の腕が弾く
銀髪の少年騎士と赤い血が如き少女
二人は表裏一体まるで『禍福を糾える縄』のような二人
無限螺旋に存在しない二人
「兄様…姉様…?」
『異界のキャスター』は呟く。本来邂逅する筈のない二人
『憎悪の空より来たりて』
二人は聖句を謳う。
斬魔の意思を。先程自身も吠えた破邪の意思を
『正しき怒りを胸に我等は魔を断つ剣を糾えるっ!!』
『汝、無垢なる翼×汝、穢れた翼』
『デモンベイントゥーソード・オルタナティブっ!!』
『デモンベインブラッド・オルタナティブっ!!』
二刀のデモンベインと鮮血のように堕ちた赤いデモンベインが上空の螺旋状に描かれた五芒星より顕現する
どちらも『魔を断つ剣』の『
「感激でしょ、泣いて御礼言ってくれても良いんだよ『異界のキャスター』」