大十字九朔と大十字紅朔
『二闘流』と呼ばれた少年と『違えた血』と呼ばれた少女
二人は『自分』であり『別存在』であった
それでも
だが、この『
「兄様、姉様は関係ないだろっ!!!!『無限のフォーリナー』っ!!」
激昂。キャスターらしからぬ憤怒
「…きみをどう虐めるか考えた結果だよきししっ!!」
いやらしく皮肉っぽい笑い方をする
「キャスターっ!!落ち着いて!!」
「でも、マスターっ!!」
「わかってっ!!死ぬよっ!!?」
『ロイガー&ツァール改』
トゥーソードはその名前の通りの双子剣を構える
本来の双子剣より太く堅く機械的な双子剣
「断鎖術式解放、ティマイオスクリティアス。時空間歪曲」
『アトランティス・ストライク・ブレイドダンス』
アトランティス・ストライクを叩き込まれた後連続した斬撃をぶつけてくる
「……外道、断つべし」
「…兄様……っ!!?」
「貴様など知らん。紅朔だけで手一杯だ」
駄目だ、キャスターは取り乱している
ダメージは…大丈夫『
私が…頑張らないと
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「お初にお目に掛かるわ。『ナコト写本』」
「忌々しいわね…赤いデモンベインなんて」
忌々しげに呟き吐き捨てるエセルドレーダ
「ふふふ、……アナザーブラッド。血の怪奇と言うわ。まぁ今は大十字紅朔となのってはいるけど」
「大十字……まぁその姓だけで殺してあげる理由なるわ。けれど私が一番殺したいのはその憎たらしい女よ」
リベルレギスは覆うような装甲を変形させ翼を広げる
「遊びましょう。ミス『ナコト写本』?」
血の『バルザイの偃月刀』を複数構える
「『血風纏い放て』」
血液の刃が無数放たれる
「…不愉快よっ!!『赫月』!!」
「……がなるな…
「『
鬼械神サイズの赤雷纏う聖剣を投影し血液の刃を振り払う
クラレントを構えるリベルレギス
バルザイの刃を無数構える
「…リベルレギスと闘えるなんて思ってもなかったわ。光栄よっ…けれど大導師じゃないのは残念ね」
「マスターだったらすぐ死んでたわよ下等な魔導書風情が」
赤雷と血刃が、交錯する
憎悪のような闇の真紅と鮮血のように深紅の刃金と刃金がぶつかる
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覇道財閥司令室
「デモンベインが…2体!!?」
「り、リベルレギスがいますしなにがなんだか!!?」
「み、味方…じゃありませんよね」
「司令…気を確かに」
2体の更なるデモンベインの『招喚』に取り乱し騒然となる司令室
瑠璃は取り乱し腰が抜けそうな所をウィンフィールドが支える
2体の『
リベルレギスに対しても敵対しているためリベルレギスに関しては藤丸さんには、悪いが状況的に捨て置く
騎士のような二刀のデモンベインはともかく赤いデモンベインはデザインはデモンベインそのまんまだ
「何処まで人を馬鹿にすれば良いのですか!!?」
「……司令、さらに悪い知らせが」
電話を取っていたウィンフィールドが言ってくる
「……なんですか……………?」
瑠璃は自分に鞭を打つように立ち上がる
「…………………合衆国はアーカムシティに対して核を使用する決定をしたようです」
「…は?」
「か、か、か、かくぅ!!?」
「はい、…………破壊ロボットの蹂躙に対して米軍の攻撃があったようなのですが悉く撃墜されていたようです」
「通りで援軍の要請したにもかかわらず一切合切来てませんものね……しかも連絡を決定後に寄こすとは……恥知らずどもめ」
こめかみをヒクヒクさせながら瑠璃は盛大に嘆息する
四体の『鬼械神』ごと夢幻心母を焼き払うつもりか
アーカムは当然放射線まみれの死の大地に化す
「汚名は覚悟という訳ですか………けれど通用するとは思えません」
「…でしょうが合衆国はわかってはいないでしょう」
「…………藤丸さん…頼みます……」
結局見守る事しか出来ない
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「そろそろ盛大な横槍があるから行って来るよ頼んだよ『九朔』」
『無限のフォーリナー』は飛翔する
夢幻心母上空まで、上昇
「ただいま」
強風に晒され酸素も薄い空に留まる。
合衆国は『核』の使用するタイミングだろう
必ず使用してくる。いつの『無限螺旋』でもそれは一緒だ
人類は使用せざるを得ない
『核』は人類最大の攻撃力を持つ人類の『罪』で『呪い』だ
それをどうこう議論するつもりは無いけれど
「いっつも邪魔なんだよ、君たちに役割はないのにさ!!より絶望を深くするだけの調味料でしかないのに!!」
大導師マスターテリオンみたくうたって踊ったりはしない
飛来する弾頭。亜音速で飛来する弾頭
狙いは夢幻心母
『無限のフォーリナー』は生身で立ちはだかる
あらゆる物理法則も物理的干渉を無視して否定し螺旋曲げる
「…………『我は世界を螺旋る者なり』」
飛来する弾頭は『無限のフォーリナー』に着弾する瞬間瓦解する
部品一つ一つに粉々に綺麗に分解され瓦解する
粉々になった『核』だった部品達は強風に晒され飛ばされていく
「きししっ!!科学の叡智も無様だねぇっ!!」
ケラケラ笑いながら見下ろす
「絶望しているお偉いさんの顔をみたいところだど猟犬の餌になってるだけだしカットカット」
また重力に身を任せ落下する
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『C』
強大な力を持つ外なる神の一柱
深海に古代より眠る古き神
「るる……いえ…いぁかみさま……」
その外なるの神の降臨。それが『
『ルルイエ異本』の唄は続く
『逆十字』の役割代行をこなす魔導書たちも六芒星を描く所定の位置に付いている
『C』招来の呪文を紡ぐ
この世ならざる言葉で紡ぐ。
深淵より深遠。正気を殺ぐ異界の唄を紡ぐ
冒涜者達は世界を侵す為神を下ろすのだ
『悲願』
人は理解されないモノを排斥するだろう
その根源は恐怖。その理解できないものに対して人は恐怖するのだ
人は理解出来ないモノを自分達の枠組みから排斥する
その行為自体自分達を貶めてしまうことも知らずに
排斥された者達は『異端なる力』有するのは常だ
『魔女狩り』その例が最たるものだ
その排斥された者達は贄に狂気が神を下ろし世界を侵すのだ
その行為自体も冒涜であることも知らずに
神は目覚める