「な、なんで離れてくれないの?」
「離すと変なことしそうだからかな」
まあ、現在進行形で変なことしてるのは僕だし、二人きりだったら間違いなくもっと変なことしてるはずだけど、変なことされたくないのも本音だ。
「そ、そんなことしないから一旦離れて?ね?」
「しょうがないな…」
「言動と行動が合ってないよ!?さっきより強く抱きしめてるじゃない!」
それはMonikaもだよ、嫌がってる口調で抵抗しないどころか背中に手まわしてきてるの僕気づいてるからね?
「嫌かな?」
「い、いやじゃないけど…今日はやけに積極的っていうか…」
なんかゴニョゴニョ言ってるので、僕はMonikaの女の子特有の甘い匂いと柔らかい肢体を存分に味わう。
「Kenichiくん、正座」
背後からとんでもなく冷たい声が飛んできたと思ったらsayoriだった。さっきまで嬉しそうにカップケーキ頬張ってたのにどうした。
「sayori、怒ってる?」
Monikaから引き剥がされた、怖い。
正座しておこう。
「怒ってないよ」
嘘つけ絶対怒ってるゾ。じゃなきゃ僕とMonikaを無理やり引き剥がして、僕だけ正座させて目の前で仁王立ちするもんか。
「あのね、Kenichiくん。嫌がる女の子を無理やり抱きしめるのはいけないことだよ?」
「嫌がってなかったもんだから、つい」
これは事実だよ。
助け舟を求めてnatsukiに視線を送る。
「嫌がってたわよ」
助け舟無事座礁。呆れた様子でnatsukiは言ったが、キミその位置から背中にまわされた手見えてたよね?
「そっかぁ…」
次に助け舟を出してくれそうなyuriに視線を送る。
「嫌がってたよ」
助け舟轟沈。
この部活味方いないわけ?そりゃそうか、新入部員だもんな。
「まあまあ、そこまでにしてあげて?私もビックリはしたけど嫌じゃなかったし」
お、息を吹き返したMonikaが僕のフォローにまわってくれた。
みんな渋々といった様子で引き下がって行った。
「ありがとう、助かったよ」
「ふふ、Kenichiくんはそんなに私のこと好きなの?」
「愛してる」
「………」
照れるくらいなら言わなきゃいいのに。
「このMonikaは照れ屋なのか…?」
誰にも聞こえないような声量でつぶやく。
「元々恋愛ごとは得意じゃないわ…あなたからアプローチを受けたのだって今日が初めてよ」
「なるほどね……いや、いやいやいやいや?なになになに?もしかして…もしかしたり…する?」
復元されても復元される前の記憶が残ってるのか?ボカしにボカしたつもりだけど、聞く人が聞けばわかる内容だ。
「えぇ、そのもしかしてよ、久しぶりね、Kenichiくん」
さっきまでのポンコツぶりとは打って変わった圧倒されそうな雰囲気。
お互い小声なので、誰にも気付かれていないものの、部室で話す内容じゃない。
「あのさMonika、外で話さないか?」
「喜んで、と言いたいところだけど、今日の雰囲気だと誰か出歯亀してきそうね」
「…今週の土曜、駅前のカフェでどうだ?」
「ふふ、それはデートのお誘い?」
「茶化さないでくれ、デートなら後でいくらでも誘うから真面目な話をしよう」
「…わかった…でも、いつか絶対誘ってね?」
やっぱり別人なんじゃないかな?
どうしてこうなった?は自分の心境です。キャラは誰だこれ状態、展開はめちゃくちゃなのに書いてることは書きたいことだから困ってます。