2年ぶりに書いてるはずなのに面白くて、才能に嫉妬しちゃいました。
感想、評価お待ちしています。
考察とかの感想もたまにいただくんですけど、楽しんで読んでいただけてるようで、とても嬉しいです。
いつもありがとうございます。
Monikaが鼻歌を歌いながら夕食の準備をしている。新婚のようで流石に気分が高揚するね。
今日の夕食は豚の角煮らしい、僕の好物を知ってるなんて…これは結婚かな?
そんな冗談はさておいて、角煮を1時間程度煮ている間にMonikaと話したいことがある。
今Monikaと話せるのはタイミングが良かったかもしれない。
確認したいこともあるし、ちょうど良かった。
「ごめんね、少し下準備に時間がかかっちゃった」
「それで、話したいことって?」
Monikaが席についたので、話を切り出すことにした。
「うん、それがさ」
「Sayoriの記憶が戻ったらしいんだよ」
***
「……どうしたらいいかな?」
僕とSayoriの恋人関係(仮)の部分だけ濁してこれまでのことを事細かにMonikaに伝えた。
問題が山積みなもんだからどうしていいかわからない。
「どうしたらって言われても…」
「それはそれで良いことなんじゃない?」
うん、Monikaの言うことも一理ある。
「たださ__「記憶があるってことは権限を持ってる可能性もある」
「って言いたいんでしょう?」
Monikaが僕の言葉に被せてきた。
「大丈夫よ」
「私は文芸部の部長になることがあなたの言う権限を与えられる条件なんじゃないかと思ってる」
「これは、Sayoriが部長になった後の様子を見ていると、まず間違いないと思うわ」
「それともう一つ、あなたは今、ファイルに干渉することができないでしょう?」
「うん…あれ?僕Monikaにそのこと伝えたっけ?」
記憶にないんだけどな…?
「伝えられてないわ」
「でも、やっぱり使えないのね」
「それはこの世界のルールが部長にのみ権限を与えられるようにできてるからだと思う」
「今現在の文芸部の部長は私。つまり、Sayoriは今は権限は持ってないと思うわ」
……どちら様?さっき僕におんぶされてたMonikaだとは到底思えない。
ん?こっちが素だっけ?最近ポンコツだったから忘れてた。
「なるほど、Sayoriは権限は使えなさそうだね」
ちょっと安心した。安心したのはいいんだけど…。
「Monikaはどこまで権限が使えるの?」
Sayoriのことも気になってたけど、これが一番気になっていた。
「権限なんて仰々しいものじゃないわ」
「本来あなたもできるはずのファイルへの干渉ができるだけよ」
それがとんでもないって言ってるんだけどね。
座標移動とかファイルの削除etc、絶対敵に回したくない。
「そういえば、土曜日にnatsukiを座標移動させたけど、記憶に残ってないの?」
「パラメータごと家に飛ばしたから、家から出てないことになってるはずよ」
「なるほど、だから今朝会ったときもなにも言われなかったのか…」
「私の移動が上手かったからよ」
ドヤァ、という擬音が聞こえてきそう。
あまりにも見事なドヤ顔なので、脳天に軽くチョップする。
「いたいっ。なにするのよ…」
Monikaが額をさすりながら抗議してくる。
「うるさいよ、前の世界でのこと思い出して、今度は僕が吐くところだったよ」
2日間yuriの死体を眺めた後、natsukiが消されるとかいう最低のトラウマがあるからね。
「もうしないわよ」
kenichiくんに色目さえ使わなければ、なんて僕は聞こえてない。幻聴に決まってる。
ピピッ、とタイマーの音が聞こえた。
どうやら豚の角煮ができたようで、Monikaから準備するから待ってて、と言われた。
……Monikaだけを働かせるのも申し訳ないし、皿の準備くらいはしようかな。
「「いただきます」」
2人で食事の準備をして、2人とも食卓についたので、早速豚の角煮をいただくことにする。
味もよく染みてるし、柔らかいのに噛みごたえもある。
味は少し濃い目だけど、それがまた白米に合う。うん、美味しい。
Monikaの作った豚の角煮を平らげ、料理させて後片付けしないのは申し訳ないので、僕が皿を洗うことにした。
皿を洗っていると、Monikaがなんだか嬉しそうにこちらを見つめていた。
なんだか気恥ずかしくて、僕は気づかないフリをして黙々と皿を洗った。
***
「それで、Monikaはどうするの?」
食事も終わり、ひと段落ついたので、これからのことについて少し話し合うことにした。
「どうするって言われても…」
「私にできることなんてないでしょう」
「今回はSayoriが幸せになれるように願うくらいしかできないわ」
幸せを願うって素敵な表現だなぁ…。
やっぱり2人とも想い合ってるのが伝わってくる。
吟じます!Sayori×Monika…あると思います!
ま、それはまた別の機会にして。
「謝りたかったんじゃないの?」
これは、確かMonikaも認めたはずだけど。
Sayoriのことだから意外と笑って許してくれたりしないだろうか。
「首吊らせてポスターにした後、部室に貼ったんだけど、許してもらえると思う?」
「無理だね」
僕ならもちろん許すけど、Sayoriは相当キレてたしね。
絶対MK5。むしろ5秒も保たずに殴り合いになりそう…。
「それより私聴きたいことがあるんだけど」
ん?
うんうん、とりあえず一回ハイライト戻した後ならなんでも聞いて?
「Sayoriと付き合ってるんでしょう?」
バレテーラ。僕の当面の目標が終わりを告げた。
まあ、正直権限がMonikaにある以上、僕に隠せることなんて僕の心情くらいなもんだしね。
「kenichiくんは気が多くて本当に困っちゃうわ。もちろん色目使うほうが悪いのよ?それにしても私がいるのに流されちゃうんだもん。やっぱり私、あなたと2人きりだった頃に戻りたい。あなたは私の手の届く範囲にいてほしいもの。そのほうがお互いのためよ。私はあなた以外いらないし、あなたにも私以外いらない。他の女なんていらない。あなたには私だけ居ればいいの。ねぇ、あなたもそう思うでしょ?」
ワイトもそう思います(強い肯定)
もちろん冗談、僕は今回みんな幸せになれるハッピーエンドを探すよ。
それこそ、どんな犠牲を払ってもね。
「うん…付き合ってるっていうか、前の世界からの引き継ぎっていうかね…」
口から出る言葉は浮気男のソレだけどね!
本当に情けないし、クズさが滲み出てる。
SayoriもMonikaも悪くないし、むしろ僕以外誰も悪くないまである。
本当に勝手なんだけど、喧嘩しないでほしい。2人で僕をぶん殴って仲直りできたらどんなにいいことか…。
「__なーんてね。事情はわかってるわ」
「えっ?」
「優しいあなたのことだもの、前の世界でのことだって切り捨てられなかったんでしょう?」
「…さっきのも冗談?」
「さっきのは本心よ。あなたのことわかってるからこそ、優しいあなたを独り占めしたいのよ」
「あなたにだけは…私だけを見ていてほしいの」
ファッ!?ウーン…しゅき…(心停止)
こんなこと言ってるけど、Monikaさん優しいから浮気してもなんだかんだで許してくれそ「浮気したら監禁するから」
アッハイ。
***
結局あの後あなたにはSayoriがいても、私にはあなたしかいない。と須勢理毘売命みたいな発言を手土産に自宅に帰ってきた。
今日もMonikaとSayoriからのメールの件数が200件超えてるや。
Monikaもしかして僕が家から出た瞬間からずっとメール送ってきてたのかな。
SayoriからはMonikaを家に送ったタイミングからずっとメール来てたんだ。
………おや?なんか珍しいアドレスからメールが来てる。
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To : kenichi
From : natsuki
Sub : no title
本文 : 明日の放課後、聞きたいことがあるの。
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聞きたいことかー、文化祭のことかな?
Sayoriみたいに記憶持ちなわけないだろうから、変なことにはならないだろうし。久しぶりに平和な放課後が過ごせそうだね。
もちろんOK…送信、と。
natsukiとちゃんと話すの久しぶりだし、少し楽しみだ。
並行してもう一本小説を書きたいんです。
書いてもいいんですかね。多分どっちかの展開が思い浮かばなくなって失踪とかしそうですよね笑