本当にすいませんでした。
中々時間がとれず、投稿できませんでした。
今後もこのくらい時間があくかもしれませんが、楽しんでいただけたら幸いです。
「さて、どうしようかな…」
放課後の教室には、僕一人。
考えたいこともあるし、急いで部活に行くこともないだろう。
yuriの状況を聞いた限りだと、日常生活に影響はあまり出ないだろうけど、不安でたまらないはずだ。
ただ…yuriの状況は僕だけでどうにかできる問題でもないし…。
かといって、長い時間放置するのはyuriが可哀想だ。
こういう問題に詳しい人…Sayoriは過去の記憶持ちだけど、別に詳しいわけではないし…うーん…。
「やっぱりMonikaに聞いてみるしかないかな…」
「___私がどうかしたの?」
「うわぁっ!?」
背後からいきなりMonikaの声が聞こえた。
振り返ると、苦笑したMonikaが立っていた。
び、びっくりした…。
「そんなに驚くことないでしょう?」
「ごめん、Monikaのこと考えてたから…ついびっくりしちゃって」
「え、そ、それって…!も、もちろん私も常にkenichiくんのこと考えてるわよ…?」
「yuriのことで相談があるんだ」
真面目な話だし、立って話すのもなんだからMonikaには僕の隣の席に座るように促した。
「……………」
「どうしたの?」
「はぁ…なんでもない」
相談に乗ってくれるのは嬉しいけど、どうしてため息なんてついてるのMonika?
***
かくかくしかじか、と事情を説明すると、Monikaはyuriのファイルを調べてくれた。
「うーん…ファイルには、特に異常は見当たらないわね」
「それは良かった。ちなみにMonikaは、なにが原因だと思う?」
「色々あると思うけど、私はyuri自身が一番の原因だと思うわ」
「どういうこと?」
「yuriは、kenichiくんに対して何かを感じていて、それを遮断するために無意識でブロックしてる…とかね?」
「なるほど…」
yuriが?僕に?
出会って1週間程度しか経っていないのに、yuriは僕に何を感じたんだろう。それとも、yuriにも過去の記憶があるのかな…?
うわ、あんまり考えたくないや…。
ま、一人で考えてもしょうがないか。
早速natsukiのところに行って相談しないと。
「___じゃあnatsukiに報告しに行ってくるね、ありがとうMonika」
___立ち上がろうとしたが、何かが引っかかった感触があった。
椅子にでも引っかかったのかと思えば、Monikaが僕の制服の裾を掴んでいた。
「えっと、どうしたのMonika?」
ぷくーっと、頬も膨らんで、顔も不満そうだ。
不満そうな顔も可愛い…あれ?
なにか違和感がある。
…Monikaの髪が、少し短くなってる?
いつものポニーテールではあるものの、全体的に少し梳いたのか、ボリュームが抑えれている。
なんてことを…!僕ともあろうものが!Monikaのことについては誰より熟知してなければいけない僕が、なんてミスを…!
「Monika…髪切った?」
と、テンパった僕は、某お昼の番組の司会者みたいなことをほざいてしまった。
「…気付くのが遅いのよ」
「昨日だってnatsukiと会うからって、デート断られたのに、kenichiくん今日も全然私の髪の毛に気づいてくれないし…そもそも最近二人で居ても、他の女の名前が出てくるし…今日だってyuriの話だけしたらどこか行こうとするし…Sayoriともズルズル関係引きずってるし…」
Monikaがぶつくさと文句を言っている。
普段はあまり不満を口に出さないMonikaが珍しい…。
いや、待てよ?こ、これはもしや…?
「もしかしてMonika…拗ねてる?」
「…言わなきゃわからない?」
ムスッとした顔で、僕の制服の裾を握りしめてる。
「ごめんなさい…」
やっぱり拗ねてましたか。拗ねてるMonikaも可愛いんだなぁ…(ポジティブ)
「yuriについて聞くだけ聞いたら私なんて用済みなの?」
「そんなことない、Monikaのことが一番大事だ」
「髪切ったのも気づかなかったクセに…」
「ごめんね、髪の毛似合ってるよ。すごく可愛い」
「……kenichiくんは私だけ見ていればいいの」
そう言うと、椅子を僕の真横まで移動させて、僕の肩に寄りかかってきた。
僕が戸惑っていると、手を握られてしまった。デッドロックだ。
もう僕にはどうすることもできない。Monikaが満足するまで寄り添って、手を繋いでいるしかない。(とても満更でもない)
「…髪切ったらすぐ気づいてよね」
「本当にごめん、次は誰より先に気づくよ」
「…二人でいるときに他の女の名前を出さないで」
「……善処します」
「…yuriだけじゃなくて私のことも心配してよ」
「Monikaに頼ってばっかりでごめん」
「…Sayoriと…なんでもない」
「Monikaが不安にならないような結末にするよ」
「私だけを見ててkenichiくん」
「キミだけを見てるよMonika」
「ふふ……よろしい」
良かった。やっとMonikaが笑ってくれた。
やっぱりMonikaには笑顔が一番似合う。
…たまには、こうして二人でゆっくりするのも悪くないかな。
***
「kenichiくん…私___」
Monikaの言葉を遮るように、ガラッと音がして、教室の扉が開いた。
反射的に僕とMonikaは離れて、訪問者を待つ。
「kenichi…って、Monikaも一緒に居たのね」
なんだnatsukiか、どうやら二人で寄り添ってたのは見えて居なかったらしい。
「どうかしたの?natsuki」
平静を装ってnatsukiに質問するものの、心臓は心音が教室中に届くんじゃないかってくらい脈打っている。
「あなたたちがいつまで経っても来ないから、迎えにきてあげたの」
そうか、もう部活の時間は半分くらい過ぎてしまっている。
「あら、もうこんな時間だったのね。文化祭の出し物についてkenichiくんと話してたのよ」
ナイス機転!さすが黒幕やってただけあって、悪知恵が働…く…。
僕の考えたことがわかったのか、Monikaがジト目で僕を見つめている。
僕らはいつも以心伝心!もう古いか。
「Monikaがどうしても詩の朗読がやりたいって聞かないんだよ」
「だって、私たち文芸部って言ったら詩でしょう?」
「「natsukiはどう思う?」」
ホントに以心伝心なんじゃないかってくらい話のでっち上げがスムーズだ。
「へぇ、楽しそうね。Monikaが率先してやりたいって言い出すのも珍しいし」
まあ、文芸部で話し合わないと決められないけど、と付け加えられたものの、natsukiは賛成派のようだ。
うん、実は僕も文化祭はとても楽しみだ。
3回も中止になってるからね、今回はMonikaの詩の朗読を高性能マイクとビデオカメラで撮影して目覚ましに設定しよう。毎朝Monikaの詩の朗読で目を覚ますなんて夢みたいだ。(起きられるとは言ってない)
「それじゃ、細かい話は部室に行って話そうか」
僕はそう言うと、周りの椅子を片付ける。
「じゃあ、私は先に部室に行ってるわね」
natsukiはそう言うと、部室のほうに向かって行った。
「あのさMonika」
「どうしたの?」
「さっきは、なにを言いかけたの?」
「___別に、文化祭楽しみね、って言いかけただけよ」
そういって笑うMonikaは、なんだか無理をしているように見えた。
あの、書いてて思ったんですがnatsukiちゃん大人っぽすぎませんか?
キャラ崩壊タグとかつけたほうがいいですか?