少し前に月光兄弟が丈に苦言を言ってきやがった、…ひよったんじゃねーかってよ。黒焚連合が崩壊、花木九里虎事件、月本光義とブッチャー事件、挙げればキリがねー程色々あった。それらの治め方が気に入らねーってな、…奴等はそう言ってきやがったんだ。
思い悩む丈は一人でフラリと消えた、そん時に再び事件が起きやがった。二年の浦野達が鈴蘭の怪獣王と呼ばれている野間にやられた、その後…浦野が鈴蘭のマサを病院送りにした。…で月光兄弟の家へ向かう途中に鈴蘭の秀吉にやられ、月光兄弟が熱くなり…。丈が戻ってきた時には、もう止められねー程に鳳仙全体が熱くなっちまっていた。
何をしていたのか分からねーけど、吹っ切れていた丈は俺達に命じた。
「光信、光義、お前らは岩城軍司を。勝利…、お前は米崎を。真島と三浦、お前らは二年の黒澤を取っ捕まえて花木九里虎の居場所を聞き出せ。氏家はここに残ってこのクソ駅から出てくる鈴蘭の奴等をぶち上げちゃれ、…野間が出てくるから確実にのー。…ゼットンはわしに任せろ、退治したるわ。」
秀吉は土下座要員、残して謝らせるんだってよ。…まぁそれはいいけどよ、俺の相手は野間の野郎と雑魚共か。…腕が鳴りやがるぜ!!
…で、このクソ駅から出てきたバカ共を一〇人以上ぶちのめしたわけだが…。
「…ちぃっ! …野間の野郎はまだかよ!!」
未だ野間の姿が見えない、奴はこのクソ駅を利用している筈なんだがどういうことだ? 疑問に思っていると、
「氏家! また鈴蘭の奴が出てくるぜ!!」
…とりあえず片っ端からやっていりゃー奴は出てくる、片っ端だ…片っ端から潰してやるぜ!
新たに出てきたのは銀髪の長髪男、…俺から見てもイケメン。…アイツ、女にモテる系の奴だ。…違う意味でも熱くなる、他の奴等も同じようで歯軋りが聞こえる。…こりゃーやり過ぎるかもな! と思った時、その後ろからゾロゾロと鈴蘭の奴等が出てきやがった。…多い! と感じた俺に、
「…う、氏家! こりゃマズイぞ!!」
誰かが言った。その声に反応し周囲を見れば…、鈴蘭の奴等が大勢…俺達の方へ向かってくる。何処を見ても鈴蘭の奴等、いつの間に…!!
俺達を囲むように鈴蘭の奴等が迫ってくる、…何故だ? 何が起きているんだ!? 混乱する俺達に、
「予想以上にハゲがいやがる、…こりゃー祭りだな!」
「これ以上、やられるわけにはいかねーからよ。…まぁ覚悟しろや!」
そう言って迫ってきたのが鈴蘭二年の伊東と川尻、かなりの強者であるのはみんな知っている。
「…俺ではなくマサをやるたぁな、…この腑抜けハゲ共が!!」
今回のきっかけを作った怪獣王が鬼の形相で迫ってくる。そして…、
「初めまして、鳳仙の諸君。俺は鈴蘭一年の龍光寺由紀也、ここにいる奴等の頭をさせて貰っている男ですわ。…そちらさんにも言い分があるとは思うがよー、…とりあえずは退場してくれや。……お前ら、やったれぇぇぇぇぇっ!!」
龍光寺と名乗った男の号令で一気に襲い掛かってくる鈴蘭の奴等、…何だってんだよチクショーが! 一年如きに使われてんのかよ野間ぁ~っ!! 怒りに震える俺にあの一年が迫ってくる。…一年如きにこの俺がやられるわけがねー! 俺は迫ってくる一年に襲い掛かったがその直後、…目の前が暗くなった。
のんびりさー。