俺の転生物語   作:ユキユキさん

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SADOさん、感想ありがとうございます。


第11話 ~鳳仙との抗争ッス

秀吉先輩の(かたき)討ちをサポートし、マサ先輩の容態を確認した後に派閥の幹部と合流。明日、鳳仙狩りをする。…幹部それぞれに指示を出し、行動開始はメールで伝えると言ってから解散した。俺もみんなもやる気十分、鳳仙のハゲ共…覚悟しとけよ?

 

 

 

 

 

 

次の日、…鳳仙の奴等が動いたとの知らせが入った。…予想通りってところか、…警告したけど先輩方は大丈夫かね? 思いの外…奴等は行動が素早いけど。…まぁどうなったかは知らん、警告はしたんだし今は気にしない方向で。それよりも連絡をせにゃならん、…行動開始だ。

 

電車内で派閥の奴等と合流。俺を先頭に永田駅から出てみれば、…ハゲ共が大勢いて俺を睨み付けてくる。そこまで恨まれることなんざした覚えがないんだけど? そう思いながら進んでいけば、…今度はその顔に驚きが。…見事にテンパっとりますな、そりゃー仕方がない。何せ俺の派閥に所属する者、…ほぼ全員が集結しているのだから。

 

予定通り号令を掛ければ、野間先輩や伊東・川尻両先輩を中心にハゲ共へと襲い掛かる派閥の奴等。嬉しそうな顔してやがるぜ…、みんな喧嘩バカなのよね。…っと、ここで見てるだけってーのはダメだよな? 頭である俺が動かなきゃ示しがつかない。ハゲ頭の大将は……、あの氏家って呼ばれていた奴だな? …頂きますぜ、…その首を!

 

氏家とかいう奴の下へと走り出す俺、当然…邪魔する奴は粉砕する。面白いようにぶっ飛んでいくハゲ共、そして俺に気付く氏家というハゲ。怒りの形相で俺に向かってくるが…、そよ風程度にしか感じねーよ! …とのことで回し蹴りッス、…綺麗に首筋へと決まりまして。…白目を剥いて凄い勢いでかっ飛んでいきました、…あっ! 川尻先輩に当たっちゃったよ。……川尻先輩も気絶したっぽい、…マジですいません。

 

 

 

 

 

 

鳳仙の奴等を全滅させて意気揚々と鈴蘭へ引き上げる、気絶した川尻先輩の回収も忘れずに。…しかし戻ってみれば、ゼットン・米崎・岩城が鳳仙にやられたらしい。警告意味なし、…というか鳳仙が早すぎたんか? …まぁ俺達は成果を上げたからいいけど。…他の先輩方は黙っちゃいないだろうな、秀吉先輩も含めて。

 

一応という形で図書室の方へと向かえば、ブッチャー・原田・黒澤が途中で合流してきた。

 

「おう龍光寺、ハゲ共相手に暴れまくったらしいじゃねーか!」

 

ブッチャーはテンションが高い、俺の背をバンバン叩いてくる。これから本格的になる戦争に心躍らせているのだろう、…逆に、

 

「「………。」」

 

原田と黒澤は厳しい顔だ、…まぁ無理もないわな。原田は頭の岩城をやられているわけだし、黒澤は襲撃された身。その心は怒りに染まっている、俺も同じ立場だったらキレるぜ?

 

…そんなことを考えている内に図書室へと着きました、中から秀吉先輩が出てきて…、

 

「……やるぞ、…お前達。これ以上舐められるわけにはいかねー、…叩き潰せ!」

 

という言葉を頂きました。別派閥とは言っても秀吉先輩は三年、…何だかんだで年功序列なんだよね。俺とブッチャーは笑みを浮かべ、原田と黒澤はより一層…顔を険しくする。…これから鈴蘭の逆襲が始まる、…朝以上にハゲ共を蹴散らしてくれるわ!

 

 

 

 

 

 

各々出撃する鈴蘭の奴等、俺達の派閥も三つのグループに別れて行動する。野間先輩のグループ、伊東先輩と川尻先輩のグループ、そして俺と猪瀬のグループ。お互い競い合うように、街のいたる所で鳳仙のハゲ共と激突した。…イヤッハァ~ッ! 楽しくて楽しくて…たまらんぜ!!

 

 

 

 

 

 

…鈴蘭と鳳仙の抗争は三日間も続いた、両校怪我人が多く出たようだが俺の派閥は特になし。しかしこの騒ぎを重く見た警察が警戒を強めた為、鈴蘭・鳳仙の両校は膠着状態へと移る。…そして新たな局面にへと移行する、そう…あの最終局面にへと…。




次も本編の予定。

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