喧嘩をしては翼に怒られる日々を送っていた俺と武文、無事に中学校へと入学出来ました。三人揃って岸中です、男女共学だったのですよ岸中は。ピカピカの一年生である俺と武文、二人揃ってここの頭に喧嘩を吹っ掛けてボコボコにしました。
一年にして岸中の頭となったわけですが、その後のことは思い出したくはないッス。…………翼にビンタをされたんです、…俺と武文は。…みんなの前で、頬に紅葉マークッス。その日に岸中の番長二人と裏番一人が誕生しました。
翼にビビりながらも岸中を仕切っていた俺と武文、他の中学に喧嘩を吹っ掛けようと仲間を集めて計画を練る俺達。…そしていざ、一帯の中学制圧の道へ! と気合が入って盛り上がっている所に、
「ねぇ…ユキ、何…やっているのかな? 喧嘩をすることはまぁ良しとしたけれど、…他校の関係ない生徒を巻き込むようなことはダメって言ったよね?」
我が幼馴染で彼女の翼が現れたのです。喧嘩無双の俺でも、翼だけはダメよ。俺の顔は青くなり、武文は震えた。仲間は蜘蛛の子散らすが如く逃げて、…残ったのは俺達二人。
「つ…翼、これは男の通る道なんだ。他校を制覇するのも……。」
俺は何とか翼を説得しようとしたんだけど、
「……お弁当、…もう作らないわよ。」
の言葉を頂き、
「サーセンしたぁっ! 個人での喧嘩だけにします!!」
と土下座した。そんな俺に武文が、
「おいユキ! 女に言われて止めるなんてそれでも……!?」
「……女の子達みんなに嫌われるよ? 武文君。」
「迷惑はいけない、そこはテッテイしないとな!!」
文句を言おうとしたけれど、翼の言葉にて同じく折れた。岸中である意味一番強いのは翼、それが岸中なのです。
一般生徒に迷惑を掛けることが嫌いな翼、岸中に何かしようとする他校の噂を聞けば…、
「ユキ、武文君。徹底的に潰してきなさい、…迷惑をあまり掛けないようにね。」
と指示をされ、俺と武文は拒否することなく、
「俺達に任せろ翼ぁっ!!」
「…っしゃあ! 久々の大きな喧嘩だ!!」
嬉々として動く。岸中の女帝の前に、俺と武文は逆らえんのです。
そしてあっという間に三年が経ち、岸中を卒業する俺達。俺と武文は鈴蘭へ、翼は女子校へ。しかも武文の奴、男を磨く為に下宿するとか。…俺は実家からだよ、…翼と会う時間が減るのは嫌だし。まぁそんな感じの進路ですわ、寂しくもあるが楽しみでもある。
「私はもう何も言わないけれど、ヤンチャのし過ぎはダメよ? …後は負けるのも無しね、…ユキは。」
と激励? されました。
「そこら辺は弁える。…後、俺は負けねぇよ。」
と胸を張る俺。武文は…、
「俺も負けるつもりはない、ということを女の子達に広めておいてくれ翼。…なぁ聞いてる? …おい! 俺を無視して二人の世界に浸るな!!」
と喚いているが気にしない。俺と翼は初めて進む道が分かれたわけで、…それも踏まえて二人の世界に浸っています。
しかし何でコレにしたのか?
他にも探せばネタはあるだろうに。