俺の転生物語   作:ユキユキさん

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たかみーさん、感想ありがとうございます。


第4話 ~一年戦争の始まる前にッス

月島花を見て内心感動をしていた俺、その間に一年が集まったようで。壇上に誰かが上がる、…あれはブッチャーだな。俺達に向かって軽い演説を始め、その最後に…、

 

「鈴蘭名物の一年戦争をおっ始めるぞ! 我こそはと思う者は残れ、そーじゃねー奴は出ていって構わねー!!」

 

そう言った。八板は残るとしてだ、…後はどうだ? 軽く視線を周囲に向けてみる。村川勝弘、尾崎健市、…後は名前だけ知っている天地寿。村川と尾崎は顔見知りだが、…天地は原作でしか知らん。やはりまんまなのかね?

 

…原作通りなら武藤は出ないし、その他は…知らん。そこまで名の売れた奴はいねぇし、……でだ。俺はマルコメ頭の月島へ視線を向ける、その隣のちょい気弱そうな奴はかなり怯む。月島は俺の視線に気付き目が合う、…視線を交えれば尚更面白い。月島花…か、どんなもんかはいずれ…。

 

 

 

 

 

 

どれだけ視線を交えたのかは分からない、…分からないがまぁいい。俺は月島から視線を外し、八板の肩をポンッと叩いてから出入口へと向かう。俺の動きに周囲がざわめくけれどどうでもいい、俺には予定がある。そしてもう一人…、

 

「…タケ! …忘れてねーよな?」

 

武文に途中で声を掛ければ、

 

「…!? …も、もちろんだ由紀也。俺が忘れる筈ねぇよ、…ということにしてくれ!」

 

…やはり忘れていた、…本当にコイツは。…慌てて俺の後に続く武文、そして出ていこうとする俺。それに声を掛けたのは、

 

「待てや龍光寺、迫田! どーいうことだてめー等! 特に龍光寺、俺の決意ヒョーメーを聞いてただろうが!!」

 

八板だった。えらく興奮しとるな、…無理はねぇけど。だがこっちにも事情、予定があるわけで、

 

「悪いな八板、この後予定があるんだわ。」

 

俺に続き武文も、

 

「そういうことだ八板、俺達はこれから翼ん所に行かなきゃなんねー。ついでに俺は予選落ちだ!!」

 

…バカ! 最初のは余計だ!!

 

「…予選落ちだぁ~? ……とその前に翼っつったか? ……翼っつったら龍光寺の女…だよな? …………ということは。」

 

八板は翼のことを知っている、…そしてそこから導かれることは。

 

武文の失言から八板の呟き、それが周囲に広がっていく。……ヤバイ、これは非常にヤバイ。俺は無言で武文に蹴りを入れる、当然武文は…、

 

「……い゛ぃっ!!?」

 

しゃがみ込んで悶えるがそれを無視して俺は一言、

 

「タケ…、命が惜しくば俺に続け…っ!!」

 

「…おまっ! …ちょっ、ぬがぁぁぁぁぁっ!!」

 

そう言って走れば、武文も歯を食い縛って俺に続く。

 

俺達が体育館を飛び出した直後、

 

「「「「「龍光寺、迫田ぁぁぁぁぁっ!!!」」」」」

 

という怒号が聞こえてきた。思い至ったのだろう、俺達が向かう場所を。翼が通うのは女子校、しかも可愛い娘達が多いと呼ばれる桜才女学園なのだ。地獄の鈴蘭と呼ばれる我が校は言わずと知れた…男子校である、不良しかいないが故に出会いなんかある筈がないのだ。そこにその女子校へ行く…なんて餌を与えれば、食い付いてくるのが出会いのない男達である。

 

とりあえず今は逃げ切ればいい、明日はたぶん大丈夫。今日行くから食い付いてくるのであって、明日はただ紹介しろと言ってくるだけ。鬱陶しいことではあるがまぁいい、…それにしても武文をどうしてくれようか!!




のんびりさ。
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