鈴とのクラス代表戦の試合の筈が生死を賭けたゴーレムIとの死合に勝利してから約1週間が経ち私は使用人の運転する車に揺られながら数ヶ月ぶりの故郷の風景を眺めながら、物思いに耽る
あの後、鎮圧部隊に任せたゴーレムIは機密保持の為か、鎮圧部隊が回収作業を行う前に自爆し重要な部分を重点的に破壊してしまい、コアの機能も停止してしまったらしい
それでも可能な限りの調査の結果、無人機で有った事、未登録コアで有った事が判明してた様だ
あとは直接戦闘をした私に事情聴取が行われ、ブルーティアーズに残っている戦闘記録の提出を求められたので、織斑先生 及び 限られた職員のみの閲覧を条件に提出した
織斑先生も私の意図を汲んでくれた様子だったので、あまり心配は無いだろう
「・・・とはいえ、間違いなく目を付けられいますね。はぁ」
私は小さく溜息を吐き呟く
無人機を開発し実用段階の未登録コアを搭載した機体をワザワザIS学園へ差し向ける事が出来る奇人は、私が知る限り篠ノ之 束しかいない
しかも原作の様に鈴と試合をしている最中ではなく、鈴を拘束してIS学園のデータベースに細工をして消耗していない状態でゴーレムIとの死合を演出している。つまり彼女は私を図る為にゴーレムIを差し向けた可能性が高い
「・・・どうにかしなければ」
私が、どうなろうと些細な事だが、両親や妹や友人に被害が出るのは許容出来ない
実害が出る前に、どうにかしなければならない、刺し違えてでも
とはいえ彼女の神出鬼没加減は常軌を逸しているので見つけ出すのも苦労するだろう、と考え ふと考えを改める
あの篠ノ之 束が、学園の外に私が出ている この好機を逃すだろうか?
否、逃すと思えない
ならば
「ならば、数日以内・・・ですね」
そう呟き私は腹をくくる
この命に代えても家族と仲間を守ると、それが騎士道であり貴族の在り方だから
「お嬢様、到着致しました・・・お嬢様?」
「え?あ、あぁ・・・ありがとう」
物思いにふけすぎたのか、いつの間にか車は止まり使用人がドアを開けて心配そうな表情をしていたので、車を降りて お礼を言う
「お身体の具合が悪いのですか?」
「大丈夫です、最近さまざまな事が立て続けに有って少し疲れが出ただけです。ありがとう」
それから使用人を納得させる為に少し会話をし、自宅へ入りエントランスを抜け、中庭へ出る
日本は大型連休だがイギリスでは平日な為、両親は仕事で忙しいだろうから今は自宅に居ない筈なので、天気の良い今日なら庭で遊んでいるだろう妹の元へ向かう
もしかしたら、これが最後になる可能性もあるので、目一杯癒されよう、そうしよう
お待たせしました
一応、次話で完結させる予定です。ネタが湧かないので