その後 無事?に3限が終了し私は若干放心状態の一夏に歩み寄り
「私が もっと早く自薦していれば貴方に負担を掛ける事も無かったのですが、力及ばず申し訳ありませんわ」
少し目のハイライトが無くなっている彼に謝ると、軽く首を横に振り
「オルコットさんが悪いんじゃねぇよ、悪いのは世界の方さ」
「しっかりして下さい織斑さん、織斑さん!?」
虚空を見上げて、よく分からない事を言い始めたので少し焦り彼の目の前で手を振ったり軽く肩を揺すってみるが、レイプ目のまま虚空を見上げて動かなくなる
素人目から見てもマズイ状態と分かるので
「どなたか織斑さんをお願いします、私は保健室へ校医の方を呼んで来ますわ」
クラスメイトに一夏の事を任せ事前にIS学園内の地図は暗記していたので教室を出て普段なら絶対に走ったりしない廊下を走り保健室へ向かい校医を連れて戻り、一夏を回収して貰う
一夏が居なくなった教室に残る微妙な空気を無視し、自席に座り次の授業の準備を始めつつ一夏の事を考える
あの様子だと本人が認識していたより大分ストレスが溜まっていたのだろう
いくら霊長類最強の姉を持っていても、彼が鈍感オブ鈍感な朴念仁だろうと、つい数ヶ月前まで一般的な男子中学生だった彼に、貴方は世界初の男性IS操縦者です と言われて 将来の夢も希望も人生設計も何もかもを捨てさせられ、発覚後は気の休まる暇が有ったのかも疑わしい数ヶ月を過ごし、周りは異性しか居ない環境に置かれれば彼が限界に達してしまうのも仕方ない事だろう
完全には病んでいない様なので、メンタルケアが成功すればIS学園で普通に生活出来る様になるだろう、多分
とはいえ、しばらくは復活出来ないだろうし、これはクラス代表決定戦は無くなったかも知れない
それはそれで問題無い、もともと彼の代わりにクラス代表をするつもりだったからだ
神様、彼に祝福をお与えください。不憫すぎです
それから4限が始まり、クラス代表決定戦は一旦保留になり彼の様子を見て最終決定をする事になった
ちなみに山田先生が申し伝えを行い、織斑先生は教室に現れていない。恐らく一夏の元に居るのだろう、私が知る限り唯一の肉親だから当たり前だ
どちらかが欠けても大丈夫な様に2人体制なのだし、彼女にとって今の地位は自身の弟を守る為に築いたオマケでしかないのだから
そんな自己解釈をして、真面目に授業を受ける
そして昼休みになり、なんかソワソワしている箒に声を掛けてみる
「どうかされましたか?篠ノ之さん」
「む?あぁ・・・えぇーっと・・・」
ソワソワしていた箒が私の方を向き、名前なんだっけ みたいな表情になったので
「セシリア・オルコットですわ、セシリアでもオルコットでも好きにお呼び下さい」
ニコリと笑み言うと
「すまない、オルコット。少し名前を覚えるのが苦手でな」
箒は申し訳なさそうに謝ってきた
「初対面で約30人のクラスメイトの名前を半日足らずで覚えられる人は中々居ませんわ」
一先ず彼女のフォローをしておく
因みに私も全員の名前は覚えきれてはいない、自己紹介が半端な所で終わったし
さて、箒を上手く誘導して一夏のお見舞いに行こう。あわよくば一夏と箒をくっ付けよう
それが一番無難な選択だと思う、天災は流石に怖いので
お待たせしました
書いてる途中から予定の内容から外れていきましたw
まぁ良いでしょう、主人公はセシリアだし