セシリア・オルコットは転生者である   作:銭湯妖精 島風

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第4話

 

アレから箒と共に一夏の お見舞いへ行った所、ベッドで眠って居たので彼の容体?を校医に尋ねた所、軽い錯乱状態だったらしく睡眠薬で一先ず疲れを癒す事にしたらしい

 

また毎年 精神が不安定になる新入生は少なからず居るらしく、慣れているらしい

 

流石に男子で初日から、というのは初めてだったらしいが

 

そんな訳で寝ている人を起こすのは(はばか)られるので箒と保健室を後にし、どうせなら交友を深めようと思い箒と昼食を共にした

 

 

そして1週間が経ち、私はアリーナのピットで試合の準備をしている

 

 

「・・・日本政府かIS委員会かは知りませんが、理解に苦しみますわね」

 

メインアームのアルナイルを念入りに点検しながら愚痴ってみるが、自分以外が この場にいない為 完全に独り言だ

 

1週間前、精神が不安定になった一夏を見た校医や教師陣は彼を見て対策を講じる必要をIS委員会に上申、一夏は学校環境に慣れる事を優先し、自由登校にし登校が出来ない場合は寮の自室 又は 空き教室でのマンツーマンの座学の授業をする方針になった

 

なったのだが、IS委員会の一部派閥が口を挟み、どうせ自由登校なら座学を必要最低限にしIS搭乗のデータ収集を優先しろとか言ってきた為、出来る限り彼のデータを取る為に 消え掛かっていたクラス代表決定戦をする事になってしまった

 

「私は構いません、国家代表を目指す代表候補ですから。でも彼は違う」

 

ブルーティアーズを纏い、アルナイルを構え照準を微調整しながら呟く

 

私は代表候補生、大まかに言えばIS委員会の管理下に居る

 

だが一夏は、まだ一般人で本来ならIS搭乗義務は無い筈なのだ

 

「・・・はぁ、愚痴を言っても仕方有りませんわね」

 

そう今此処で愚痴を言っても仕方ない事だ、残念な事に私には今のIS委員会を変えるチカラは無いし、下手な行動を起こして家族を危険に晒す訳にもいかない

 

ならば今は目先の事に集中しよう、それが対戦相手への礼儀だ

 

 

アルナイルにインターセプターを装着し、アークツルスのチェックを行い、シェルツェンの耐久値を確認し全てに異常がない事を確認し終えると織斑先生から通信が入り、いよいよ試合が始まる

 

 

カタパルトに脚部を固定し電磁加速してアリーナ内へ飛び出て停止位置で止まり彼を待つ

 

 

数分も待たずに彼がピットから出て来て少しフラつきながら停止位置に着く

 

「こんな時の常套句になってしまいますが・・・待っていましたわ織斑さん」

 

彼を真っ直ぐ見て言うと

 

「そいつはスマン」

 

彼は少しすまなそうに謝ってきた

 

やはり一夏は・・・この一夏は真っ直ぐ過ぎる所があるらしい

 

なんか気が抜けてしまいそうになるが、気を引き締め

 

「私は試合をする以上は手を抜かない主義です、それが対戦相手への礼儀だと考えているからです。なので貴方も遠慮なく、躊躇いなく全力を尽くして下さい」

 

アルナイルを構えて彼に照準を定め言う

 

「わかったぜオルコット、武器は えーっと・・・これか」

 

まさに素人な動作で彼は近接ブレードを展開して構える

 

 

これは手加減云々と言うより私の良心が痛む気がするのは気のせいなのだろうか?

 

せめて後1週間は彼に時間を与えて良かったのではないだろうか?

 

 

 





主人公がセシリアなので、クラス代表まで話を飛ばしてみました


やっぱセシリアの皮を被ったナニカだなコイツw

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