セシリア・オルコットは転生者である   作:銭湯妖精 島風

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第5話

 

 

 

さて射撃戦闘を得意としている私に近接武器である近接ブレードを構え切っ先を向ける彼を見据え軽く頭痛を覚える

 

 

この辺りは私の記憶にある原作通りの様だ、本来の試合開始時間から大分待たされた上に彼の挙動を見る限り彼のIS、白式には近接ブレードが1本だけなのだろう

 

そして未だにフィッティングは終了していないと思われる

 

その事を踏まえて彼の出方、初手を予想する

 

得物が近接ブレード、つまり近接戦タイプなら出方は大体は2パターン 引いて距離を開けて様子を見るか、又は 多少のダメージを覚悟して間合いを詰めて攻勢に出るか、だ

 

奇襲として敢えて近接ブレードを投擲して隙を作る、と言うパターンもあるが、彼は剣士なので多分 近接ブレードをそんな扱い出来ないだろう

 

 

そんな訳で私が思考を巡らせ数パターンの流れを想定している意識の外で試合開始が告げられる

 

「はぁぁあああああ!!」

 

彼の性格で距離を取り出方を伺う、その様な戦法を取る訳は無く 寧ろダメージ覚悟で取りに来ると予想していたが、まさに的中し既に間合いに入られていた、距離を開けようにも間に合わないので

 

「甘いですわ、何事も事を急いては仕損じますわよ?」

 

シェルツェンで彼の近接ブレードを受け止め、ガラ空きの胴体にグーパンを叩き込み怯ませて距離を開け

 

 

「それでは暫しお相手下さいませ」

 

「まだまだ!!」

 

芝居掛かった仕草で頭を下げ言い、懲りずに突っ込んでくる彼へ当たるか当たらないかギリギリのラインで牽制射を行い、今現在彼がどの程度で避けれるかを探る

 

確実に勝つ為には情報が必須、RPG等のボスはザコより強く設定されている、だが必ず勝てる様に弱点や倒す方法などが存在する

 

それはRPGだけじゃなく何でもそうだ

 

対戦相手の長所や短所、試合当日の体調、好む武装と戦術、情報を持っているだけで勝機は何倍にも膨れ上がる

 

故に、ブルーティアーズは私の望む仕様へ改修されている

 

理想は事前に情報収集が済んでいる事だが、今回は仕方ないと考える事にしよう

 

「試合開始から28分弱、ですわね」

 

「くっそ、何で当たんねーんだ?」

 

若干悔しそうな彼を見据え、ファーストシフトが完了するのを待つ

 

 

確かに今の私ならば白式のファーストシフトが完了する前に一夏に勝利する事は可能だろう

 

しかし、シールドエネルギー残量が原作と違い3分の2程度残っていた場合、彼はどの様に立ち回ってくれるのか、凄く興味がある

 

 

次があるかは分からないが、零落白夜の威力も知っておいて損は無い筈だ

 

数分して白式が光りファーストシフトが完了する

 

「予想より少し早かったですわね・・・情報もある程度得られましたし、此処からは攻勢に出ますわ」

 

「応、なら俺は手始めに千冬姉の名前を守ってみせるぜ。実の弟が不出来じゃ千冬姉も苦労するだろうしな」

 

ファーストシフトが完了して妙にハイテンションな一夏の言動にツッコミを入れたくなったが我慢して彼を真っ直ぐ見据えてアルナイルを構える

 

 

上手く誘導して零落白夜の威力を検証してみよう、うん

 

 





お待たせしました

こんな感じで大丈夫ですかね?
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