翌朝登校すると、噂好きのクラスメイト数人がクラス代表戦の話をしていた
当たり前の事だが一夏は教室に居ない、だが丁度良い位置なのか彼の席を囲む様に話をしていた
「あ、セシリア〜もうすぐクラス代表戦だね。頑張ってね」
「任せて下さい、己の為にも頑張りますわ」
クラスメイトに返事をしながら鞄を机にかけ、微笑む
彼女達が期待しているのは副賞の学食デザートフリーパスの方だろうが、原作通りに このまま進むならフリーパスは諦めて貰おう
原作通りに進まなければ優勝を目指すだけの事だ
「あ、そういえば2組のクラス代表が転入生に代わったらしいよ?」
「らしいね?たしかナントカって中国代表候補生に」
「でも、専用機を持ってるのは1組と4組だけだから大丈夫なんじゃない?」
彼女達の話を聞きつつ、もうすぐHRが始まるので席に座り軽く教科書を捲り1限の予習をしておく
「その情報、古いよ」
入り口に格好付けて立っている鈴をチラッとだけ見て教科書に目を戻す
私が介入しようがしまいが彼女は喋るだろうから
「2組のクラス代表は、この中国代表候補生の凰 鈴音がなったわ。簡単には勝てないわよ」
なんとも勝気と言うか、元気系美少女の鈴らしい言動だと思いつつ教科書を捲る
「とりあえず宣戦布告に来たって訳、今から楽しみよ一夏!」
そういえば鈴は 考えるな感じろ なタイプの人間だった、転入生手続きの時に話半分に聞いていたのだろう、多分
確かに一夏は表向き1組のクラス代表だが、実際にクラス代表戦に出るのは私な訳だ
とりあえず居ない人の名を呼んでいる痛い子な鈴が可哀想なので
「凰さん、織斑さんは事情が有って自主登校中ですので、クラス代表戦には私が代わりに出場する事になっていますわ。なので貴女の宣戦布告は私が謹んでお受け致します、もうHRが始まりますので・・・いえ 頭上注意を進言します」
「は?何よアンタ、っっ何よ・・・ち、千冬さん」
予想通り噛み付かんばかりに反応して、私の忠告は無駄になり織斑先生の拳が鈴の頭に当たって振り返り文句を言おうとして相手が織斑先生と気付き怯む
「織斑先生だ馬鹿者、それに もうHRが始まる。さっさと自分の教室に戻れ」
「は、はいぃ」
完全に威圧されて鈴は踵を返して自分のクラスへ戻って行く
それを確認した織斑先生が手を打ち
「HRを始めるぞ、立っている者は席に着け」
良く通る声で指示を出す
さて、とりあえず今日の午前中は座学だ
昼休みに鈴が私の所に来ない事を祈ろう、私の信念があるとはいえ鈴は話を聞いてくれるタイプじゃなさそうだから疲れてしまいそうだ
まぁ昼休みに箒と共に彼を訪ねるのも有りと言えば有りかも知れない
あんまり筆が進まなくて短文で申し訳ない