廃棄王女と天才従者   作:藹華

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 はい、ジャティス=ロウファンの事をジャスティス=ロウファンと勘違いしておりました・・・指摘されるまで全然気づきませんでした・・・誠に申し訳ございません

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 これからも『廃棄王女と天才従者』をよろしくお願いします


タウムの天文神殿編
アルス、タウムの天文神殿へ向かう


結婚騒動が終わり、アレスも看病(大嘘)を終わらせて帰ってきた・・・帰ってきたのだ・・・だが、グレンはいきなり

 

「ふっおはよう諸君・・・この遺跡調査に特別にお前らを連れて行きたいと思う」

 

 颯爽と現れ告げるグレンにギイブルが

 

「先生、ご自分の噂知ってますか?魔術研究の定期論文を書いてなかった先生は遺跡調査を行うことで免職(クビ)を逃れようとしてるという噂」

 

「な、ナンノコトカボクニハサパーリ!?・・・どうか、この哀れでゴミくずな俺に力を貸してください、お願いします―――ッ!」

 

 最初は誤魔化そうとしたが無理だと断念したようで鮮やかな土下座をして協力をせびってきたのである。

 

 そう土下座されれば断ることも出来ず

 

・ルミア

 

・リィエル

 

・ギイブル

 

・カッシュ

 

・セシル

 

・テレサ

 

・ウェンディ

 

・リン

 

 と決まっていき・・・

 

「ああ、最後にこいつだけは頭を下げてでも同行を頼みたい奴がいるんだよ」

 

「アレス・・・お前には同行を頼みたい」

 

 そうして、アレスが選ばれたのであった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレス・・・お前には同行を頼みたい」

 

 グレンにそう言われたのだが・・・いやちょっと待って、なんで僕がいかないといけないんですかね・・・

 

「どうして僕が?」

 

 1度理由を聞こう・・・そして断る・・・これがベストだ・・・我ながら完璧すぎて辛い

 

「お前の身体能力と判断力を見込んで前衛として使えるようにしておきたい。正直このクラスでお前ほどの身体能力を持ってる奴はリィエルだけだ、だがリィエル1人に前衛をやらせる訳にもいかないからな」

 

 あ、これ断る選択肢無いパターンだ・・・ルミアにウインクされたからには行こう・・・乗るしかない、このビックウェーブに!

 

「そういう理由なら是非・・・ただ」

 

「ただ?」

 

「遺跡調査終わったら飯の1つでも奢ってくださいね」

 

「ああ・・・まあ気が向いたらな・・・」

 

 そんな感じで適当な会話をしているとルミアが近寄って来て・・・

 

「システィも行かせてあげたいんだけど、どうしたらいいかな?」

 

 耳元で囁いてくれた・・・やばい・・・耳が孕みそう・・・

 

「・・・先生、フィーベルさんって魔導考古学について詳しいと思うんで連れて行ったらどうですか?」

 

 恐らく僕の後ろでルミアが手話(魔術師の必須技能の1つ)をしてくれているのだろう、グレン先生の顔が察した顔になった

 

「は?白猫は連れてくに決まってるだろ・・・むしろ行かなかったら単位落とす」

 

悪顔になっていくグレンとは裏腹にルミアとアレスは微笑みあっていた・・・すると

 

「た、単位を引き合いにだされたら仕方ありませんね!今回だけですからね!?」

 

 顔を赤くしながら言うシスティーナに対しルミアとアレス以外の2組は全員

 

「「「(システィーナってめんどくせえ)」」」

 

 と悲しいことに一致してしまった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで今はタウムの天文神殿という遺跡に向かうために馬車に乗っている

 

「あらあら?ロイヤルストレートフラッシュがでてきますね」

 

「ふっざけんなああああああああああ!?」

 

 今回の馬車は一階席と二階席があり、一階の方ではグレンやギイブル達がテレサにポーカーでボコボコにされていた。なんとテレサは天性の豪運の持ち主でイカサマをしているグレンを普通に倒している。

 

 二階ではシスティーナが魔術と魔法の違いについて熱弁して皆を困らせていた。アレスも二階席にいるが、角で剣を磨いている・・・何故剣を磨いてるのか、それは結婚騒動の翌日にまで遡る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、アリシアさん何の用ですか?」

 

 アルスはルミア達が帰った後密かにアリシアに呼ばれていた

 

「あなたにはこれからもエルミアナを守って貰わなければならないので・・・」

 

 そう言って取り出されたのは剣・・・

 

「・・・これは?」

 

「遺跡から発掘された魔法遺物(アーティファクト)です」

 

「は?」

 

 アルスの反応も無理はない、魔法遺物(アーティファクト)とは近代魔術ですら理解の及ばない物であると同時にとても貴重な物だ。そんな物は女王の権限を持っていたとしても簡単には持ち出せない・・・つまり・・・

 

「ゼーロスも賛成でしたよ?」

 

 基本的に魔法遺物(アーティファクト)とは宝物庫に保管されており、そこを警備してるのは王室親衛隊だ。ゼーロスなら誰にも気づかれることなく持ち出せるだろう・・・

 

「不安そうな顔ですね・・・ですが、大丈夫ですよ。この剣には魔術的機能が備わってないのです」

 

「魔術的機能が備わっていない・・・ですか・・・」

 

 魔法遺物(アーティファクト)は基本的に魔術的機能が備わってる、もしくは今の時代では存在しない材料で作られているのだ。だがこの剣は真銀(ミスリル)に金色の着色料を付けた物にしか見えないのである。それにアリシアの言葉を重ねると・・・ただの真銀(ミスリル)の剣になってしまう・・・つまり、魔法遺物(アーティファクト)としては価値が無いという事になる。

 

「・・・分かりました」

 

 正直、アルスの魔術を使えば剣など無限に投影できる・・・だが、折角の御厚意なので貰うことにしたのだ・・・魔眼を使って解析することもなく・・・

 

 グレンに前衛として使える武器を持って来いよ~とか言われていたので丁度よかったのもある。

 

 

 

 

 

 

 

 そんなことを思い出しながら、剣を磨き終わると森の中へ入っていたので皆が不審に思い一階席に降りると魔獣がいたのである・・・この魔獣は【シャドウ・ウルフ】という魔獣で、鋭い牙と爪だけでなく『恐怖探知』という能力を持っており、この魔獣を怖がれば怖がるほど襲い掛かってくるのだ。

 

 こういう時リィエルが出て来るはずなのだがどうやら寝ているご様子・・・そして、この馬車にいる中で一番怖がるのはリン・・・魔獣はリンめがけて走ってくるが、リンは腰が抜けて立てない・・・アレスも助けてあげたいがこの距離ではリンを巻き込む可能性があるので迂闊には剣を振れない・・・

 

「・・・ッ!ハッ!」

 

 アレスは自分の左腕に魔獣を噛みつかせ、剣で魔獣を一刺し次の敵を待っていると・・・どうやら御者に化けていたセリカが残りを片付けてくれていた。

 

「ふう・・・」

 

 そうやって安心しているアレスにルミアが慌ててきて

 

「アレス君の左腕早く治療しないと!」

 

 そう言われてアレスは気付いた、自身の左腕からもの凄い量の血が出ていることに・・・ルミアに寝かされ法医呪文(ヒーラースペル)をかけられるアレスをよそに・・・

 

「おい、セリカ!生徒が怪我しちまったじゃねえか!」

 

 セリカを責めるグレンだが、セリカは

 

「い、いや~この辺は魔獣が少なかったからと油断してだな~・・・すまん・・・」

 

 誤魔化そうとするがグレンの真剣な目を見て素直に謝るセリカ

 

「おい、アレス大丈夫か?」

 

 グレンはセリカの謝罪を聞いた後寝かされているアレスに向かって聞く

 

「貧血なだけだから大丈夫だと思います・・・」

 

 力のない声で言うアレスだが・・・グレンが言葉を返す前に寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔獣騒動も終わり結構な時間が経ち、タウムの天文神殿に着いた。するとグレンが

 

「遺跡調査は明日からな、今日はここで野営だ。男共は天幕(テント)張れ。リンとテレサは夕食の準備。セリカは、念のため守護結界の敷設を頼む。白猫とウィンディはセリカの補佐・・・んでルミアは馬とあいつ(アレス)の世話、リィエルはこの付近に魔獣がいないかの警戒といたら倒せ・・・んで俺は寝る」

 

 リーダーシップを発揮するが、当の本人は寝ようとしており・・・システィーナが

 

「《アンタも・何か・働きなさいよ》―――――――ッ!?」

 

「ぎゃあああああああああああああああああ――――――――ッ!?」

 

 システィーナの即興改変された【ゲイル・ブロウ】がグレンを襲う・・・なんてこともあったりしたのであった・・・




 アリシアさんに剣を貰わないとこの物語でアレス君死んじゃうから・・・剣貰ったのは許して
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