IS-KaRaKuRi/Knight-   作:reizen

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IS最新巻発売! 早速読みましたけど……衝撃の事実多すぎですよね(笑)
次は3か月後ぐらいに発売しないかなぁ…………無理だな。


ep.12 揺れる京都

 楯無からのメッセージを受けて千冬はすぐに行動した。

 班ごとに持たせたPHSに連絡し、回収したのだ。

 

「後は誰がいない?」

「IS学園は、織斑君に篠ノ之さん、オルコットさんに更識さんです」

「藍越学園はあの2人以外は全員揃っています」

 

 本来、藍越学園は別途に生徒の移動手段を確保していたが今回は緊急事態のためIS学園が用意したリニアには藍越学園生も入るという事態になった。

 

「わかりました。山田先生、私は6人を回収した後に宿に向かいます。それまでは生徒の引率を―――」

「待ってください!」

 

 先に進める千冬に藍越の教師の一人が待ったをかける。

 

「今、あの2人はどうなっているんですか!?」

「誠に申し上げにくいのですが……今、交戦中とのことです」

 

 そう千冬から顔を青ざめる教師。反論する教師を宥めたのは五反田弾だった。

 

「落ち着いた方が良いっスよ。今はここにいる奴らの事を第一に考えましょうよ」

「何を悠長なことを言っている!?」

「大丈夫ですって。アイツはIS相手でも普通に勝ったらしいですし。だから、まぁ―――」

 

 ―――ちょっと寝といてくださいよ

 

 そう言って弾は教員に注射器を当てて眠らせた。

 

「弾、それは―――」

「平坂印の速攻睡眠針です。たぶんこういう時用に持たせてくれたんでしょうね」

 

 実際、零司にとって単独行動をされるのは邪魔でしかない、ISとなれば当然手加減はできないので、1つの場所に留まっていてもらえる方がありがたいのだ。

 

「すまないな、弾」

「いえ。これくらいは………」

 

 とはいえ、弾も心配じゃないと言えば嘘ではない。何せ相手はIS、一瞬でも気を抜けばお陀仏になるのは目に見えているのだから。

 そう、弾が考えている時だった。

 

 ―――カシュッ

 

 ドアが急に閉まる。不審に思った千冬と弾。ドア上のモニターに変化が起こり、黒くなる。

 

「何ッ!?」

「これって………冗談じゃねえぞ」

 

 運転席のスピードメーターを確認した弾は徐々に上がっていく数値に戦慄する。

 

「………まさか」

「心当たりでも?」

「ああ。山田先生、今すぐ整備科志望でプログラムに精通している奴らを呼んでくれ。特に布仏を優先的にな」

「千冬さん! 平坂に電話して良いっスか!? アイツならどんなプログラムでも破ってくれます!」

「……そうだな。頼む」

 

 藁にも縋る思いで頼む千冬。その真剣さを読み取った弾はすぐに零司に電話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 唐突の電話。僕はすかさずヘッドホンで取ると、五反田の焦った声が聞こえてきた。

 

『平坂! 今どこにいいるんだ!? 今すぐリニアに戻ってきてくれ!』

「無理! こっちも手いっぱいなんだ!!」

 

 楯無さんと一緒にエアバイクで空を駆けていた。楯無さんは免許持ってるし、こういう時は凄く助かる。……運転してるの、僕だけどね。

 

「逃げたってどうにもならないわよ!」

「でしょうね。楯無さん、こいつを持って先に言ってください」

 

 そう言って僕はメモリースティックを楯無さんに渡した。

 

「それじゃあ私が時間を稼ぐわ。あなたが行きなさい」

「こいつよりもあなたの方が早く着く。だからこそ適任だ」

「でも―――」

 

 メモリースティックを押し付けて言った。

 

「行け! アンタが戻ってくるまでの時間ぐらいは稼ぐ!!」

「―――っ! わかったわ」

 

 すぐに楯無さんが見えなくなる。―――とと、危ないな。

 

「選択を誤ったんじゃないかしら? わざわざ護衛を行かせるなんて、愚かとしか言いようがないわ。あなた、自分の立場はご存じ?」

「心配しなくて大丈夫ですよ。自分の格ぐらいは把握しているつもりですので」

 

 それに、バレたら色々とうるさいだろうから本気を出さなかっただけだしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 零司と楯無の前に現れた女性―――スコール・ミューゼルは戦慄した。楯無の姿が無くなった途端、自分と対峙する零司の気配が変わったのだ。

 

「へぇ。やっぱり女でもそれなりの実力者なんだ」

「どういうことかしら? まさか、これまで手でも抜いていたの?」

「当たり前でしょう?」

 

 エアバイクが変形する。まるで丸い形になったそれは前方に大きなバレルを装備しており、背面からは翼が生えていた。

 

「旧世代の兵器、と言ったところかしら?」

「そう甘く見られるのも今の内ですよ、オバサン」

 

 途端にバレルから熱線が飛ぶ。舐めていたこともあって「ゴールデン・ドーン」の装甲が一部融けた。

 

「僕がISに対する対策を何もしていないと本当に思っていたのですか?」

「馬鹿な。あなたは人型兵器を作り上げた後、スランプに陥ったはず」

「IS学園から離れたらできるようになったさ!」

 

 とはいえ、その機体には大きな弱点がある。それは―――ISの動きを変えられないことだ。

 

(………だとしても、上がったのはあなたの技師としての価値だけ。やはりあなたは連れて帰るべきね)

 

 スコールはますます零司を欲しくなり、さっきまでの遊びはなくなり本気で取ろうと動いた。

 だがその少し後に零司の傍に黒い影が現れる。それは―――零司に絶望の表情を浮かばせるのは十分だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、一夏は別の人間と対峙していた。

 

「オラオラ!! やっぱテメェは雑魚だなぁッ!!」

「くっ……またお前かよ!!」

 

 9月中旬、IS学園の文化祭当日。楯無が仕組んだ劇の最中で対面した二人が戦っていた。

 まさしく因縁の対決―――とも言えるが、一夏が劣勢だった。それも当然だ。そもそも一夏がオータムに勝てたのは楯無の援護があった故なのだから。

 だが今は違う。今の一夏は一人であり、周囲に味方の一人もいない。さらには戦い慣れていない外であり、相手は例え誰が死のうか関係ない。「自分に関わる人間すべてを守る」ことを心情とする一夏にとって戦いにくいことこの上なかった。

 一夏はオータムから繰り出される弾丸の雨霰を回避する。それはまるで文化祭の時に戦った時と同じだった。

 

「やっぱりテメェは雑魚だ!! ここでくたばりやがれ!!」

 

 そう宣言し、オータムはロケットを展開して放つ。計50発に及ぶミサイル群を一夏は荷電粒子砲《月穿》で撃ち落としていくも装填間隔が大きくて間に合わなかった。

 

 ―――そんな時だった

 

 一夏の背中からミサイルが降り注ぐ。それがオータムが放ったミサイルとぶつかり、爆発が起こった。

 

「一夏!」

「無事か、一夏」

 

 簪と箒だった。それぞれ「打鉄弐式」と「紅椿」を装着している2人は一夏を守るように割り込む。

 

「チッ。また援軍かよ!」

「―――これで4対1ですわ。大人しく投降なさいな」

 

 セシリアが《スターライトMk-Ⅲ》でオータムを捕らえている。簪も既にロックオンシステムでオータムを捕らえており、「アラクネ」からの情報にオータムは情報を整理する。

 

 ―――だが、決して運命は味方しなかったわけではなかった

 

 突然、簪がどこかに飛ばされる。少なくとも4人にはそう見え、見る見るうちに離されていく。

 

「簪!?」

「この人はわたくしが抑えます! お二人は簪さんを!」

「頼む!」

 

 一夏はすぐに簪を追う。箒もその後ろを追い、一夏と合流した。

 オータムはその隙に離脱を図ろうとしたが、セシリアが遠慮なく8本の足を破壊した。

 

「チェックメイトですわ」

「………クソが」

 

 悪態を吐くオータム。セシリアはオータムをきつく縛る。

 

 

 簪を追いかける一夏と箒。箒は「紅椿」の単一仕様能力(ワンオフ・アビリティ)である『絢爛舞踏』を発動させ、2機のシールドエネルギーを回復させる。そのため全開で追えるはずだが、一向に距離が縮まらない。

 

「どうなってるんだ!?」

「わからん。だが打鉄弐式のスペックならば追いつけるはずだが………」

『―――展開装甲なんてものは既にアニメで出ているからな。後はそれを実現させる。簡単な仕事さ』

 

 どこからともなく機械音声が辺りに響く。一夏たちは動きを止め、怒鳴った。

 

「簪を返せ!!」

『あぁ、それは無理。俺は彼女に用があってこうしてさらったわけだから』

 

 さらりと言ったその声に箒は驚く。

 

「さらっただと!? 貴様、私たちの仲間をどうするつもりだ―――」

『こうすればその真意は理解できるか?」

 

 徐々に切れた音声に一夏と箒は驚く。

 機械音声は徐々に解除された。それは2人とって良いことではあったが、発せられた音声が問題だった。

 

「お……男!?」

「ありえん! ISと同等のスピード―――いや、引き離せるものに男が乗れるわけが―――」

「俺は運が良かっただけだ。運が良かったからこそ、ここにいる」

 

 その機体はさらに加速し、姿を消した。あまりに一瞬のことで呆然とする2人。レーダーも目視も見たが、さっきまであったはずの反応はない。

 

「くっっそぉッッ!!」

 

 一夏の叫びが木霊する。しかし沈みつつある太陽からは何の返答もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スコールから逃げていた零司。しかしある存在を感じたことで初めて零司は絶望した。

 

 ―――ISがもう1機現れた

 

 ふざけるなと叫びたくなる零司。ただでさえ1機に手こずる状況に、スコールと同じタイプの機体が現れては流石に舌打ちする。

 そもそも何故零司がここまで手こずると言うと、単純に相性の問題もあった。

 零司が最も得意とする「零度結界(フリーズワールド)」。これは大気を凍らせる技で、ISのパーツすらも破壊する能力を有している。だが、自分を襲う2機はどちらも炎を使い、瞬時に溶かしていくのだ。それも、ISに冷気が到達しないと言う状況なのだ。もっとも、理由はそれだけではない。何より今いるここは外。アリーナのように一部を塞げば発動できる場所ではないのだ。

 

「待たせたな、叔母さん」

「その言い方はよしなさい、レイン。それより彼を捕らえるわよ」

「わかってるって!!」

 

 零司に近付くレインと呼ばれたIS操縦者。しかし零司は地面の壁を作り出し、怯ませたところを攻撃する。

 

「ちょっ、アリかよ!?」

「油断しないで! この男は魔法を使うというのは知ってるでしょう?!」

「わかってはいるけどよぉ。じゃあ、こうすれば良いんじゃね」

 

 そう言うとレインは黒い炎の玉を生み出し、幅が狭い弾幕を張った。その速さに驚きながらも零司は回避するが、突如玉の一つが零司の機体に直撃した。

 

「よくやったわ、レイン」

 

 まるでスコールを避けるようにレインが出した炎の玉が道を開ける。背部から伸びる尾が零司が乗る機体を掴んだ。

 

「チェックメイトよ、平坂零司。あなたには一緒に来てもらうわ」

「…………なるほど。少々侮っていましたよ、亡国機業」

「ならば反省することね。裏の人間を本気で怒らせると怖いわよ」

「ですが、どうやら周りが見えていない様子。僕が操作するラジコンにここまで釣れるとは思いませんでしたよ」

 

 瞬間、レインとスコールは無理矢理地上に降ろされた。

 

「これは……重力反応だと!?」

「まさか自分諸共私たちをという魂胆かしら?」

「いいえ。僕には帰る場所がある。その場所を壊そうとする人間を生かすほど愚かではありませんよ」

 

 ISが解かれた2人。それを確認した零司は2人の前に姿を現す。

 

「そして、2機のISを僕のエリア外でまともに戦おうとするほど狂ってすらいない。故に、少々特殊なステージを用意させていただきました」

 

 零司は両手で覆っていたものを解放すると、其処を中心に境界が開かれ3人を呑み込む。

 

 ―――そこは、まさしく幻想だった

 

 今では見られない壮大な空。さらに木々が癒されるほどに伸びており、見る人すべてがその場所に呑み込まれそうになる。

 

「ここはどこかしら……?」

「なんつーか、癒されるな……」

「なるほど。冷酷無比と思ったミューゼルにもその感情があったとは」

 

 2人のミューゼルは声の方を向く。

 一人の男が無防備に立っている。彼女らにとってそれはまるで捕食される餌が何の警戒もせずに立っている様子そのものだった。

 

「ああ、ISを展開できないのはこの幻想境域(ファンタズムボーダー)が発する特殊な電波を発しているからですよ。ところであなた方は―――強いのですか?」

 

 一瞬だった。

 まるでISの装備かと思えるほど圧倒的な展開速度。スコールは炎を出すと、自身がそれにできると驚いた。

 

「驚きましたか?」

「まさかあなたもISを使えるとはね。しかも、さっきのは嘘」

「70%正解というところでしょうか。確かに、さっきのはすべて正しいわけではありません。確かに補助機能は殺せるところまではできました。しかし残念ながら第三世代兵装―――特にあなた方ミューゼルのISやギリシャの「コールド・ブラッド」、そして「ミステリアス・レイディ」の能力を封印することはできないようです。まぁでも―――」

 

 ―――これで本気で戦えるでしょう、お互い

 

 零司の言葉にスコールは意外にも笑みを浮かべた。

 

 ―――ええ、本当にね

 

 レインは、これまで感じたことがないスコールの殺気に恐怖する。彼女でもこれまで付き合いがあった叔母がここまで濃厚な殺気を浴びたことがなかったからだ。

 

「下がってなさい、レイン。あなたにはちょっと刺激が強すぎるわ」

「………あー……一応言っておくけどよ、さっさと降参した方が良いぜ」

 

 親切心からかレインが零司にそう言うが零司は首を振る。

 

「裏で有名なミューゼル。その現当主である彼女を倒さねば、こちらに未来はない」

「………あー、そうかい。全くよ―――」

 

 途端にレインの姿が消えた。突然のことに驚きを露わにするスコールだが、零司が補足する。

 

「彼女は無事ですよ。戦う気を無くしたのでご退場願っただけです」

「それを信じて良いのかしら?」

「ええ。今頃突然戦場に戻されて、この世界を攻撃しているかもしれませんね」

 

 そう言いながらも零司はスコールに狙いを定める。そしてスコールも自身が操る炎で球体を作る。

 

「―――果てろ」

「―――燃えなさい」

 

 熱線と球体の弾幕が交差し、2人の間に爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 しばらくして結界が消える。

 一足先に出ていたレインは1つの影が倒れているのを見つけ、駆け寄った。

 

「叔母さん!」

「レイン……本当に生きてるとはね」

「一体どうしたんだ……ってあれ? 無傷?」

「どうやら最初から逃げるのが目的だったようね。初弾を発射したと同時に姿を消したわ」

 

 その言葉に安堵するレイン。あの時のスコールと同等ではないとすら思う殺気を放っていた零司。もしかしたら、京都だけでなく日本すら破壊してしまうのかと恐ろしく感じたが、杞憂だったことに安心した。だが―――

 

(………冗談じゃねえぞ)

 

 レインは心から零司を嫌悪する。

 彼女は零司を一目見た時から嫌な予感がしていたのだ。言うなれば、零司に纏わりつく気配が何か良くないものを感じさせた。それがあの時―――顕現したんじゃないかと思っていたのだ。

 

 ―――そしてその予想は、すぐに当たった

 

 

 

 

 

 

 零司はすぐさまリニアに向かう。すると目の前をローブに身を包んだ何かが現れる。

 

(……こんな時に……)

 

 舌打ちをする零司。彼はプラスチック弾を装填して無理やり押し通そうとした瞬間、その者たちはローブを捨てた。同時にバイクのレーダーからとんでもない反応が示される。

 

「あ…ISだと!?」

 

 しかし生命反応は何も示さないこのパターンから、目の前の機体がどういうものかわかった。

 

「……ふっざけるなぁあああああッ!!!」

 

 思わず激昂する零司。それも当然。今回はISと渡り合える白鋼はない。あるのは対人装備用の武装のみ。さっきの戦闘機状態はかなりのエネルギーを消耗するし、スコールの実力が学園の専用機持ちを遥かに上回っていたから使用してしまっているのでエネルギーを回復させないといけない。

 そう思った時だった。

 突然、そこに別の機体が現れて一気にISを薙ぎ払う。

 

「―――平坂零司、ですね」

「誰だ?」

「私は選定者です。選んでください」

 

 そう言ってIS操縦者は2つのモノを零司に向かって放る。瞬時にそれが爆発物でないと判断した零司は受け取った。一つはナイフで―――

 

「そのナイフは先程のような人型ISに有効です。そしてもう一つは―――」

 

 説明を止める操縦者。それもそのはず、本来光るはずがないコアが突然光り始めたからだ。

 まるで共鳴するように、零司の服の中から光が放たれる。それがまるで磁石のように引っ付き、コアが消失した。

 

「……そのネックレスはどこで?」

「コアのデータから、親父に頼んで調達してもらったクリスタルを加工してデータの入ったチップを入れてたんだ。それが一体どうして―――」

「なるほど。あの方の言った通りですね。あなたも既にあなたなりにあなた自身のISを生み出していた」

 

 するとISは上昇する。さらにプレゼントなのか端末が降ってきて零司はキャッチする。同時にまた―――人型ISが湧いた。

 

「是が非でも僕をリニアに向かわせたくないのかい」

 

 エアバイクを消した零司は靴の姿を変える。そして地面を蹴った零司は足から噴射される暴風とすら言える風で加速し、瞬時に人型ISの懐に入り切りつける。

 

「なるほど。少しはこの武装は信用していいと見た」

 

 切れ味、そして一瞬で破壊できる現実に満足した零司。途端に目の色が変わり、笑みを浮かべる。

 

「一体何が目的か知らないけどさ―――」

 

 ―――僕を怒らせたことを心から後悔しろ

 

 ある人は言った。決して平坂零司に手を出してはいけない、と。

 零司には優しさがある。天才ではあるが他人の事を決して見下さず、その努力も行動も評価する人間味がある。しかし残虐性を持っており、猛威を振るえば恐ろしい存在になる、と。

 

「『創造(クリエイト)』」

 

 渡されたナイフを複製し、顕現し、滞空させる。

 

「『発射(ファイア)』」

 

 それらが一瞬で解き放たれ、襲い掛かる人型ISを蹴散らせた。




※人型IS

人としての動きを追求したIS。AIによって相手をより的確に人を殺すことに長けている。
対人として生み出された物であり、武装も通常の銃などを携行している。だが、元々ISであるため一般の武装は通じず、無敵の兵士とも言える。
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