SAO×東方
この作品はクロスオーバーです。
東方とソードアート・オンラインのキャラのみ出演します。
どうか暖かい目で見てください。
本編は下です
キリト「ここは一体・・・」
俺が今いるところは、周りが赤く、無数の眼玉に見つめられている空間だ。
ここは・・・気味が悪い。
キリト「・・・」
敵の気配がないのだ。
何故ここに俺がいるのか。
それは、俺がSA:Oをやっていた時だ。
俺が《エリオンウォード異相界》で宝箱探しをしていた時だった。
突然のことだ。罠かわからないが、俺の立っていた場所の下が、急に開かれたのだ。
俺はなすすべなく、その空いた穴に落下してしまったのだ。
そして俺は今、ここにいる。
この、赤い目玉の空間にだ。
キリト「・・・」
誰もいないように見える・・・。
しかしあるところが同じように開かれた。目型に。
ふわりと服がまう、黄色い髪の女性。
傘をもっていた。
そして、俺の目の前に着地すると、笑みをうかばした。
誰だ・・・。
キリト「あんたは・・・」
???「キリト・・・かしら?」
キリト「あぁ・・・なんで俺の名前を・・・」
紫「そうねぇ、まずは自己紹介からいきましょうか。私は〈八雲紫〉。紫とよんで構わないわ。一応、あなたも」
キリト「あ、あぁ、礼儀だよな。俺の名前は〈キリト〉だ。キリトと呼んで構わない。そんで・・・ここは?」
紫「ここ?ここはそうねぇ・・・まぁ、ここは〈ある世界〉とつなぐ、境界線の場所とでも言っておきましょうか」
キリト「・・・ある世界?」
紫「そう、ある世界。あなたには、そこに行ってもらいたいと、私は思っているわ」
キリト「ま、まて。人を勝手に拉致していきなり別世界に送り込むような真似は・・・」
紫「私もそう思っているわ。けど、あなたに手伝ってもらいたの・・・」
キリト「・・・」
この女性は助けを求めてるのか・・・。
俺は助けを求めている人を放っておけない。
キリト「ま、まず、その世界はどういう場所なんだ?名前は?」
紫「そうねぇ。まずその世界の名前ね。その世界の名前は・・・《幻想郷》よ」
幻想郷
まるで懐かしい響きのように聞こえる。
幻想・・・不思議だ。
アンダーワールドとはまた違うような・・・。
紫「そして、どんな場所か・・・。そうね・・・。一言で表すと
常識が通じない・・・。
なんとも怖い表現だ。
キリト「・・・常識・・・」
紫「ほかには・・・先に言ってしまうけれど、その世界には《能力》が存在するの。この私にもあるように」
キリト「の、能力?・・・」
まるでSFのような設定だ。
ALOでも、術式があるし、UWにも術式がある。
しかし、紫の言っている能力はきっと俺のいた世界とは違うように思える。
紫「妖怪や・・・もちろん人間も」
キリト「・・・」
紫「その中で、あなたには頼みたいことがあるの。それは《異変解決》を頼みたいの・・・。おそらく、幻想郷で大変なことが起きると思うわ。絶対に。それは私の手では負えないほどに」
キリト「異変・・・」
きっと常識が通じない世界だから、異変も当たり前なはず。
俺にできることがあるならば・・・。
紫「どうかしら。理由は不十分かもしれないけれど・・・」
キリト「・・・わかった」
紫「え?」
キリト「俺は、その世界に行こうと思う。・・・救えるならば、俺で」
紫「本当かしら?」
キリト「あぁ、困っている人を放っておけないからな」
紫「うふふ、優しいわね///」
キリト「けど、条件があるんだ」
紫「あら?何かしら」
キリト「俺を・・・俺を必ず、もといた世界に返せると誓ってくれるならば・・・行こう」
紫「そうね、約束するわ。絶対に」
キリト「そうか、ありがとう」
決心を決めたからには、必ず助けたい。
俺は今、〈黒の剣士〉ではない。
二刀流もやっていない。
片手剣で戦うただの剣士。
昔の俺はいなくとも、俺は俺。
キリト「・・・皆とは会えなくなってしまうのか?」
紫「・・・そうね・・・」
キリト「俺は、もといた世界にいない間・・・どうなってしまうんだ?」
紫「・・・恐らく、かつての〈ソードアート・オンライン〉のように、ずっと起きないままだと思うわ。けど安心して、おそらくソウルトランスレーターの中身でアミュスフィアをつけたまま保管される」
キリト「・・・詳しいんだな」
紫「外の世界をある程度は知っておかないとね」
キリト「そっか」
紫「だからあなたは向こうで目覚めない。覚悟はいい?」
キリト「もうOKだぜ」
紫「ありがとう、〈黒の剣士〉」
キリト「・・・もうその俺は・・・いない・・・」
紫「いえ、きっと居るわ。昔のあなたが、今のあなたを押してくれるわよ。いつか。では、行ってらっしゃい・・・」
キリト「あぁ」
俺はブラックウィングコートをしっかりと襟を直して、剣をみる。
俺はきっと、帰ってくると、そう信じて。
俺は目を瞑った。
瞼越しから見える光。
目をそっと開ける。
ここは森の中だ・・・。
ここが・・・。
キリト「幻想郷」
なんと静かな場所だろう。
キリト「よし、行くか」
俺は歩み始めた。
これも不定期更新となる、作品です。
自分は東方は好きでも、あまり知恵はありません・・・。
なので、皆さんが教えていただきながら、この作品は成り立っていきます☆
どうか、この作品を、よろしくお願いします・・・(;^ω^)
評価、感想、励みになるのでよろしくお願いします☆