幻想郷で旅立つ黒の剣士   作:エーン

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咲夜対キリト戦闘開始

本編は下です


11話 咲夜vsキリト 前編

俺は地を蹴って咲夜に近づいた。

 

真っ先に振り上げた剣を右下へ振り下ろそうとしたとき。

 

キリト「!?」

 

俺の前から、即座に姿をパッと消した咲夜。

俺は咄嗟のことに集中が乱れ、振り終わった後に周りを焦って見渡す。

 

キリト「ど、どこに!」

 

咲夜「ここよ」

 

不意に右から声が聞こえ、ハッと振り向くと金属光沢のする何かが俺の体に飛んでくる。

 

とがったものが、俺の体にぐしゃりと音をたて、2,3本と刺さる。

 

そしてこの時わかった。

 

この世界には、ペインアブソーバーのレベルが100だということを。

 

俺は刺された恐怖と、ペインアブソーバーのレベルに対して胸をなでおろした。

ふっと、刺さったものをみると、色は様々だが、ナイフだった。

 

投げナイフの達人か、まさかシングルシュートのようなものだろうか。

 

キリト「・・・」

 

HP48300/50000

 

かなり削られるな、3本で。

 

思い、俺は体からナイフを抜いていく。

刺さっていれば、体力が削られるからだ。

 

咲夜「あら?痛みを感じていないのかしら」

 

キリト「・・・いや、痛くなくとも、重いさ」

 

そう、まるであのゲームの世界のような。

 

キリト「瞬間移動できるとは羨ましいな」

 

咲夜「あなたはこの能力がわからない」

 

キリト「・・・どういうことだ」

 

咲夜「あなたは、何も理解できないまま、死ぬということ」

 

こいつ、俺が死ぬとわかっているのか。

 

痛みを感じない奴でも、迫るのか。

 

キリト「・・・見極める」

 

咲夜「できるわけないわよ」

 

キリト「どうだかな」

 

俺は、剣を握りしめ、咲夜に向かって走った。

 

***

 

無駄よ。

 

コーン色の長いロングコートを着た男性は、即座に走り向かってきた。

なんとも、無能なものだろうか。

 

私は常時している特別な懐中時計に手を伸ばす。

常に服のポッケに入れているため、右手を入れ時計に触れるのだ。

 

触れたとたん、私の見ている世界は一変する。

 

色はゆがみ、そして、最大の特徴。

 

時が止まる。

 

あの男性、キリトのすがたは、向かったままの姿で止まっている。

 

私はその隙に後ろに周り飛び、後ろからナイフを投げる。

複数本。

10本ほど、シャキンとキリトに向ける。

 

咲夜「時よ戻れ!」

 

懐中時計に揺られて、時も揺られ戻ってくる。

 

***

 

キリト「!」

 

俺は即座に後ろに振りむく。

 

どうせ瞬間移動しているのならば、後だろ!

 

俺の予想は的中していて、後ろから鈍い動きから始まる投げナイフが俺に飛んできた。

その数、12本。

 

俺は横に飛び、回避行動をとり、咲夜を見やる。

 

まるで見下した顔だ。

しかし、なにかおかしい。

 

鈍く始まる動きのナイフ。

 

不可解な瞬間移動。

 

そしてナイフは空中から突如始まる。

 

これらは、なにか共通点があるはずだ。

 

キリト「・・・」

 

俺は、もう一度、咲夜に向かって飛び向かう。

 

そして、また瞬間移動するだろうが、咲夜の動きを俺は凝視していた。

 

キリト「!!!」

 

咲夜の右手。あの動きはなんだ!?

 

ポッケに手を入れて、なにかいじっている。

 

その刹那。

俺の考えていた思考は一瞬で解消され、後ろのナイフを避けた。

 

しかし、頬をかすめる。

 

瞬間移動とナイフの位置。

 

あのポッケがなにもかもが原点が気がしたのだ。

なにかいじっている。なんだろうか、あのポッケの中にある何かが・・・この戦闘のカギを握るはずだ。

 

***

 

何か目がおかしい。

なにか考えているの?

 

なにもわからないくせに。

 

私は時をとめ、あの男を終わらせる。

 

そして、主様をまもる。

 

それが私の仕事。

 

妹様のことも、けど私には妹様の精神は直せそうにない。

 

けれど、私は主様に仕えるメイド。

 

それが私。

 

***

 

キリト「・・・見抜いたぜ」

 

咲夜「なにを?」

 

俺はにやりとし、咲夜を見る。

 

俺は足先を咲夜に向け、向かう体制をとる。

 

そして、咲夜の右手の指がぴくと動く。

 

やはり、あのポッケになにかある!

 

キリト「ふ!」

 

足先を思い切り右にかえ、右に走り咲夜のポッケを狙う。

 

咲夜も驚いた顔をして、俺をみる。

 

そして俺は剣を左手に持ち、空いた右手で、投擲武器を3本指にはめる。

 

キリト「・・・」

 

集中力を高め、スキルの溜まる音をよく聞いて。

 

アインクラッドでラグー・ラビットをとらえた技。

 

アインクラッド流 シングルシュート

 

投げたものは、咲夜のポッケをかすめ、びりびりとポッケの中をあらわにさせた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

落ちてきたものは、なんと懐中時計だったのだ。

 

俺はそれに向かって思い切り2本の投擲武器をぐさりと突き刺した。

 

たちまち、咲夜の懐中時計は、使い物にならなくなり、針が止まった。

 

キリト「・・・懐中時計、咲夜、あんたは時を止めていたんだな」

 

咲夜「・・・よくわかったわね」

 

***

 

なんとも、動体視力のいいやつだろう。

 

なんだろうか、あのものは。

 

私はナイフを指に挟み、本気で立ち向かう。

 

咲夜「・・・本気で行くわ」

 

***

 

そう言われたら、言うしかない。

 

キリト「俺も本気で行くぜ」

 

右手に剣を戻して、全身全霊で立ち向かう。

 

俺の力を信じて。

 




長い間、投稿できなくて、すみませんでした・・・。

がんばります!本当に!ヤンデレの方もがんばるよ!

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