幻想郷で旅立つ黒の剣士   作:エーン
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姉妹和解

本編は下です


15話 対スカーレット家

キリト「・・・霊夢、魔理沙、俺はフランを狙う。レミリアの方は頼む」

 

霊夢「あんただけであの凶暴な妹を止められるわけないでしょ!私がどっちも相手するから」

 

キリト「お願いだ。俺はあの子とまだ決着がついてないしな。それに、レミリアを侮るなよ。レミリアは強い。だから頼むよ」

 

霊夢「はいはい、わかったわよ。じゃあ魔理沙、合わせてよ?」

 

魔理沙「こっちのセリフだぜ」

 

俺は背中に背負っている〈アニールブレード〉を鞘から引き抜いた。

刀身はたとえ赤く染まっている霧の中でも輝いている。

 

レミリア「ふふ、それでは始めましょうか。と、その前にあいさつでもしましょうか。私の名は〈レミリア・スカーレット〉。誇り高き吸血鬼、この紅魔館の主。そして、私の妹」

 

フラン「〈フランドール・スカーレット〉よ」

 

霊夢「私は博麗の巫女。博麗霊夢。あなたたちのこの異変を止めに来たわ!」

 

魔理沙「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ!」

 

そういい、魔理沙は八角形状のものを突き出した。

 

キリト「俺はキリト。外の世界から来た、異変を解決するために呼ばれた剣士だ!」

 

霊夢「この霧をやめてくれないかしら、いろんな人たちが困ってるの。今すぐやめて!」

 

レミリア「吸血鬼の弱点が太陽っていうのは知っているでしょ?この霧はそれを妨げるもの。そして、この幻想郷が霧に覆われた。すなわち、この幻想郷は私たちの手におちたも同然。博麗の巫女!あなたを倒せば!」

 

霊夢「やっぱり戦うようね」

 

レミリア「さぁ、決戦と行きましょう。勝者が手にするのは、この幻想郷すべて!」

 

そういい放つと、レミリアの背に大きく青い魔法陣が展開された。

 

フラン「行きましょうお姉さま!」

 

フランも同様、赤いおおきな魔法陣が展開された。

 

霊夢「そんな面倒なものいらないわよ。あなたたちが迷惑だから退治する。それだけよ!」

 

魔理沙「よっしゃ!行くか!」

 

霊夢は空を飛び、魔理沙も箒にまたがり空を飛ぶ。

 

・・・おれって空飛べない・・・。

 

キリト「・・・海を走るか」

 

コツコツ、足を鳴らせ、構えをとる。

 

キリト「・・・行くぞ!」

 

大きなしぶきをあげながらも、水面を高速で走りぬく。

レミリア、フランの魔法陣から多くの弾幕が俺たちを襲う。

華麗に霊夢と魔理沙はすれすれにかわしていく。俺は弾幕ごっこに慣れていない。よって俺は拘束に来るも的確に目の前に来たものは切断していく。

 

レミリア「あのキリトっていう男・・・かなりの剣の手練れね」

 

フラン「私がキリトお兄ちゃんを相手する!」

 

そういうとフランは弾幕を止ませず、レーヴァテインを展開させる。炎の剣の熱が、フランの顔を揺らす。

 

キリト「・・・炎の剣か・・・」

 

キンッ!キンッ!キンッ!

 

剣を斜め、下、上へと音速で切り続け前へ突き進んでいく。

海の上でカーブもしやすく、避けることができていた。

 

 

 

 

 

 

霊夢は空を直進ではなく、回り込みや避けを駆使しながらすすんでいた。魔理沙もそうだ。レミリアの弾幕は強烈だったが、慣れている二人には当たらなかった。

 

魔理沙「食らえ!」

 

魔理沙の緑の弾幕がレミリアを襲う。しかし、それは当たらない。

 

レミリア「ふふん・・・」

 

レミリアが手にあるものを展開する。紫色のグングニルだ。

 

魔理沙「来た!任せろ!」

 

魔理沙が八角形状のものを前に突き出し、小さくきらめく。

 

魔理沙「マスターーースパークーー!!!!」

 

レミリア「はぁあああああ!!」

 

グングニルとマスタースパークの光線が空中で大きく衝突し、衝撃波が周りに伝わってくる。

 

 

 

 

キリト「フラン、決着つけるか」

 

フラン「うん、お兄ちゃん・・・容赦しないよ!」

 

大きく炎が上がり、火の粉が舞う。

 

HP 45790/50000

 

ちょっと減ってるが、大丈夫だ。

 

キリト「行くぞ!」

 

右から一の形で横振りし、レーヴァテインと衝突する。刃渡りはレーヴァテインの方が長いのだ。リーチは長いが、その分隙も生まれるはずだ。

 

キンッ!

 

互いに弾き飛ばし、いっきに距離をつめる。

青くアニールブレードの刀身が光り、SEが鳴る。

 

上から下へ、下から上へ切り裂く技、《バーチカル・アーク》。

 

フラン「くっ!負けないもん!」

 

下ろされたレーヴァテインを無理やり上に振り上げ、俺のスキル後硬直を狙う。

 

キリト「なにっ!?」

 

ザシュ。

 

HP 39420/50000

 

キリト「俺だって!」

 

横に水平に切り込む技、《ホリゾンタル》。

水色のエフェクトが、フランを切った。

 

フラン「うっ!・・・ふふ、ふふふふ」

 

キリト「はっ!?何!?」

 

フランの体が、どんどん数を増していた。いわゆる分身である。

フランの分身が、10体ほど現れたのだ。

 

キリト「このままじゃ・・・」

 

フラン「ふふふふ・・・あはははは!!!」

 

キンッ!

 

カキンッ!

 

無理に全員の斬撃をしのぐが、どうももちこたえられそうにない。

ここでは範囲技を使うしかないようだ。このままじゃ死んでしまう。

 

キリト「うっ・・・」

 

ここだ!剣が緑色のエフェクトをまとい、左から大きく円をかき、右からまた円を描く技。《スネーク・バイト》。

 

シュン、シュン。

 

分身はたちまち消えていき、残るは本体フランとなった。

 

フラン「そんな・・・やるね・・・」

 

キリト「負けるつもりはないからな」

 

柄を強く握りしめ、構えをとる。そこに・・・。

 

 

 

霊夢「夢想封印!!!!」

 

キリト「この結界は・・・」

 

霊夢のものだった。まさか、ここ一帯を爆破するつもりか!

 

フラン「なに・・・このけっかい・・・」

 

キリト「悪いが、フランとの決着はまだになりそうだ・・・」

 

シュっと後ろへ大きく飛び、結界外へ大きく出ていった。

そして結界の光はおおきくなり、地面が振動を起こすまでになっていた。

 

レミリア「こ・・・これが博麗の巫女の力・・・」

 

フラン「お姉さま・・・」

 

ピキン!

 

一瞬閃光が見え、その後おおきく大爆発を起こし紅魔館を飲み込む威力だった。

 

魔理沙「うわっ!」

 

キリト「す・・・すごい・・・」

 

巫女はただ、ながめていた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆発後、崩れた紅魔館の瓦礫に背を任せた二人の吸血鬼の姉妹。

手をつなぎ、笑顔だった主は、どこか安心していたような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実世界

 

アスナ「はぁ・・・はぁ・・・」

 

海上、亀形研究施設・オーシャンタートル地下

 

ある大きな機械がそこにあり、その中に一人の男が眠っていた。

眠っているのは外見で、脳内はものすごく活動しているのだ。

その機械、STL(ソウル・トランス・レーター)の中に眠るのはかつてソードアート・オンラインの危機を救った英雄、桐ケ谷和人が眠っていた。

 

慌ててきたのは彼の彼女、明日奈だった。

突如、菊岡さんから連絡を受けた彼女は血相変きたのだという。

 

アスナ「ここに・・・」

 

すると、アスナの隣に来るナース姿の女性、安岐ナツキが立っていた。

 

アスナ「あ・・・安岐さん・・・」

 

ナツキ「・・・大丈夫?アスナさん」

 

アスナ「いえ、その・・・今回もナツキさんが診ているんですか?」

 

ナツキ「えぇ、そうよ。けど、今回はちょっと特別なのよね」

 

アスナ「特別とは?」

 

ナツキ「そうね、彼、桐ケ谷和人君はこの部屋003にいるわ。入っていいわよ」

 

そういうと安岐は扉をひらき、横たわるキリトの下へ歩む。

 

アスナ「・・・」

 

後を追うアスナ。心配で心配でたまらなかったのだ。

 

アスナ「・・・あ・・・」

 

アスナが眼にしたのは、言っていた通り、STLの中で眠るキリトのすがただった。

 

アスナ「はっ・・・」

 

咄嗟に走り、キリトのもとに来てカプセルに手を乗せる。

 

アスナ「うっ・・・なんでよ!なんで勝手に・・・!私を置いて!勝手に一人で旅立って!一緒にいるって約束・・・したのに・・・」

 

涙が頬伝い、落ちる。

悲しむアスナを辛く見る安岐は、とても暗い顔していた。

 

ナツキ「アスナさん・・・」

 

アスナ「・・・すみません。ここで叫んでもとどかないってわかってるのに・・・」

 

ナツキ「いえ、きっと届いているわ」

 

アスナ「そ、それで・・・さっきの件、特別・・・というのは?」

 

涙を拭い、はなし始める。

 

ナツキ「そうね、彼は見てわかる通り、アミュスフィアを装着しているわ」

 

横たわるキリトの顔には、アミュスフィアが付けられていた。そこからのびるUSB線はSTLの本体に接続されていた。

 

アスナ「どうしてSTLの中でわざわざアミュスフィアを付けているんですか?」

 

ナツキ「これは菊岡さんから聞いた話なんだけど、ラース本社にメールが届いた、って言ってたのよね」

 

 

アスナ「内容・・・は?」

 

ナツキ「・・・。「唐突にこのようなメッセージを送らせてもらうことをお許しください。私はある一つの頼み事があります。彼、桐ケ谷和人を今からアミュスフィアを装着した状態でSTLの中で保管してください。彼の脳内のゲームはただいま別の世界に居ます。体の状態を保つため、STLで彼を守っていただくようお願いします。」・・・」

 

アスナ「そ・・・そんなの、アミュスフィアを取れば・・・」

 

ナツキ「いえ、メッセージには「また、アミュスフィアを途中で取り外す場合、脳に予測不可能なダメージが入る可能性があります。どうかそのまま保管してください」・・・だそうよ」

 

アスナ「別・・・世界・・・。どこに・・・いるの・・・」

 

ゆっくりアスナはキリトの方に振り向く。

眠っているキリトと、自分の位置が遠く感じる自分がいたのだ。

 

アスナ「本当に・・・勝手・・・なんだから・・・」

 

そのときである。

 

コンコン。

 

ドアをたたかれる音が聞こえる。

 

安岐は警戒し、声をかける。

 

ナツキ「誰かしら?」

 

???「私です」

 

アスナ「え?」

 

この声は、聞いたことある声だ。張り詰めた声で、いつでも緊張感のある声だ。

 

アスナ「開けていいですよ。私たちの仲間です」

 

ナツキ「そう?わかったわ」

 

ウィーン、扉が開かれる。そこにいたのは長い金髪で、目がするどい、私服の姿をした女性。

 

アリスだった。

 

アリス「・・・キリトの身に何かあったと聞きました。心配で、見に来たのです」

 

アスナ「えーっと・・・アリスさんって一応・・・ロボット・・・なの?」

 

アリス「一応そうです。けど、フラクトライトは中にあります」

 

アスナ「そう・・・って、よくここだってわかったわね」

 

アリス「菊岡さんに聞きました。キリトの身なにかあったと聞いて、いてもたってもいられず、来ました」

 

アスナ「そ、そう・・・。けど、私がもう来たし、かえってもいいのよ?アリスさん」

 

アリス「・・・私はキリトの身に何かあったと聞きました、ので来たのです。・・・帰るわけには・・・」

 

アスナ「前々から思っていたことなんだけど、アリスさんとキリトってどういう関係なのかしら?」

 

アリス「私とキリトは・・・相棒として戦っていましたし、彼がやつれていた時はずっと看護していました。なので、私はキリトのことが・・・・・・・・・好きです」

 

アスナ「へぇ~、好き・・・そう・・・これはお話する必要があるそうね?」

 

アリス「いいですよ、私も敬語なして、かみ砕いて話すわ」

 

安岐は二人の間に稲妻がビリビリと見えた気がする。

 




すーごい長かったですね!見てくれましたか?
一応、ゲームキャラは出していく方針です。ストレアやフィリア、セブンやレインなど。

これは聞きたいんですが、ユージオはこのssに出した方がいいですか?私の考えているストーリーではユージオが出ると出ないとでは違いはそんなに生まれはしませんが、皆さんの意見が聞きたいです。ユージオも人気なキャラですからね。どうか感想お願いします。

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