幻想郷で旅立つ黒の剣士   作:エーン
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屋敷見つけた

本編は下です


19話 赤い眼光

キリト「霊夢、俺はあいつの相手をする。先に行ってくれ」

 

霊夢「わかったわ。せいぜい死なないようにね」

 

キリト「もちろんだ」

 

あの赤い目の少女の相手は俺と紫とアリス。霊夢と魔理沙はその先へ進んでもらう。簡単には死なないように用心しないといけないのは本当だろう。

あの赤い目が最もの特徴だ。なにかの能力者に違いない。俺は鞘からアニールブレードをそっと抜く。

 

鈴仙「私の名は、鈴仙・優曇華院・イナバ。師匠に仕える者だ」

 

俺は一歩前に出る。

 

鈴仙「お前らが相手か」

 

紫「えぇ。そうね。今回は霊夢の味方だし」

 

アリス「私も」

 

キリト「もちろん、俺もだ」

 

アリスは人形たちを展開し、紫は境界を操り。俺は剣を構える。鈴仙は腰を低くし、戦闘態勢に入ったようだ。

俺は、地を蹴り鈴仙に向かって剣を構える。剣を思い切り上から斜め切りをすると、華麗に避けて飛んでいった。そこをアリスが人形たちをてんかいして 追撃をかますが、屋敷にダメージがあるだけで鈴仙には与えられていなかった。

俺たちは屋敷の中に壊して侵入し、襖を切って鈴仙を追う。奥へ奥へ進んでいくうちに鈴仙の影が見え、さらにスピードを速める。

鈴仙のいる部屋についた俺たちは、鈴仙の前で立ち止まる。どんな攻撃をしてくるかわからない、俺はいつ攻撃が来ても隙がないようにしっかりと構える。

 

アリス「月は私たち、妖怪の力の源よ。返してもらうわ!」

 

鈴仙「…ふふふ」

 

紫「…」

 

アリス「3対1で勝てると思っているの」

 

鈴仙「何人相手になろうと、私の《幻朧月睨》の前では同じこと!」

 

そういうと、目がより一層赤く染まり、残像が見えるほどのきらめきとなっった。危険を感じた俺は剣を突き出すと、その変化は地面から現れた。俺たちの建っている地面から世界が赤く染まっていく。さっきまで屋敷の中に居た俺たちが赤い世界に引きづりこまれたようだ。

厄介な能力であることは間違いない。

 

アリス「幻術!?」

 

キリト「…厄介なことになりそうだな」

 

紫「えぇ」

 

鈴仙は、まるで勝ち誇ったかのようにこっちを見下していた。鋭い眼光で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

襖が開かれようと、全く同じ廊下が見える。一体何枚目の襖を開けたか。おかしいとはさっきから感じてはいた。

 

魔理沙「この廊下、いったいどこまで続いているんだ?」

 

奥は全くの闇で、襖は柄が同じ。迷宮にでも迷い込んだのだろうか。霊夢と魔理沙はずっとこの廊下を歩いていた。

その奥。一人の小さな影。

 

霊夢「だれかいる…」

 

???「ふっふっふ。この永遠亭に迷い込んでしまったからにはぁ…生きては返してあげないよぉ」

 

黒髪の小さな女の子がウサギ耳を揺らしながらしゃべっていた。

警戒し、霊夢と魔理沙は瞬時に攻撃をはじめ、屋敷に閃光が何発も見られる。その子は。

ボロボロになって地面にうつ伏せて倒れてしまった。

 

てゐ「待って待って!タンマ!降参降参!」

 

白い旗を必死に振る子。

 

霊夢「さっきまでの余裕口はどこいったのよ…」

 

てゐ「いやぁここの情報洗いざらいはなすから見逃してよ~」

 

魔理沙「はぁ?」

 

てゐ「いやぁここに住んでいる姫はすっごい美人でね。月からきたんだよ~!それでね!美人すぎて、いろんな求婚者が来たんだよね~。まぁどれも断ったんだけど。そしたらね、月から迎えが来たんだよ~。きっぱり断ったんだよね~。それからもう千年かなぁ」

 

魔理沙「せ、千年!?」

 

霊夢「…なるほどね」

 

手をこすりながら、ニンジンのネックレスを揺らしながら話し続ける小さな少女。

眼を鋭くしながら。

 

てゐ「これで十分かな?」

 

魔理沙「何が?」

 

小さな笑みを浮かべ、まるで何か成し遂げたかのように。

 

てゐ「時間稼ぎ」

 

魔理沙「何!?」

 

一つの発した言葉から、奥の廊下から崩壊が始まったのだ。屋敷が崩壊したのか。まだわからないが。道と襖と、廊下がどんどん崩壊していく。

霊夢と魔理沙は焦って来た道を戻ろうと後ろに向いた。少女は気味悪い笑みをしながら見ている。

 

魔理沙「どうなってんだ!」

 

霊夢「さあね、だけど逃げないと…」

 

走っているが、崩壊が走っている二人の足元まで来ていた。そして、走っていた床すら崩壊し、霊夢と魔理沙は宇宙空間のような場所にいつの間にか来ていた。

廊下の外。いうならば襖を開けたら宇宙だったのか。宇宙空間に浮遊している二人と少女。

 

魔理沙「…ここは…」

 

霊夢「…」

 

すると、見上げた先に一人の青い、白い、帽子をかぶった白髪の女性。

 

???「地上の人間を送り込んできたのですね」

 

月をバックに語る者。

 

???「ここは私のすりかえた偽りの月と地上の狭間。偽りの通路。もはやどこへいくこともかないません。あなたたちの旅路はここで終わる。よくやったわ、てゐ」

 

誉められて調子に乗っているてゐ。指をさしてあざ笑っていた。

 

てゐ「やーい!ひっかかったー!ま、さっきしゃべったのは嘘じゃないけどね」

 

怒りを覚えた魔理沙は小さな魔法弾を思い切りてゐの方へと発射した。

 

てゐ「ぎゃん!」

 

ヒットしたてゐは気絶した。魔理沙は主犯に振り向く。

 

魔理沙「で、お前が異変の真犯人ってわけだな!私は霧雨魔理沙!倒す前に名前くらい聞いといてやるぜ」

 

ものすごい睨みつきで魔理沙を見ている真犯人。聞こえるか聞こえないかの声でしゃべった。

 

永琳「八意…永琳」

 

霊夢は魔理沙の自己紹介が終わったと認識すると、お祓い棒を握りなおし、棒を永琳に向けて挑発気味の口調で話し始めた。

 

霊夢「博麗霊夢!月をすり替えるような輩は、私がきっちりと退治させてもらうわ!」

 

永琳「おろかな。太古の知恵を持つ私に、定命の人間がかなうとでも?」

 

魔理沙「やってみなきゃわからないぜ。いくぞ霊夢!」

 

霊夢と魔理沙はともに宇宙空間を浮遊し、互いに離れて永琳へ接近するように動く。永琳は行動を把握し、手を掲げる。

 

永琳「姫様は…渡しません!」

 

大きな魔法陣を後ろに展開させ、無数の芸術のような並びの弾幕が霊夢と魔理沙を襲った。霊夢はしっかりと弾幕を一つ一つ確実にみて華麗に避けていく。しかし、箒に乗る魔理沙はまだ霊夢ほどの浮遊術にたけていないのか、スピードの霊夢に勝っていないようだった。

ひっしにかわし続けるが、魔理沙には少し難易度が高かかったか。予測不可能な動きをする弾幕に苦戦を強いられていた。

 

魔理沙「くっそぉ!私じゃ霊夢に勝てないっていうのか…」

 

その時、霊夢の方へちらと眼を向けた魔理沙。目の前に稲妻のごとく接近する無数の光線が魔理沙を襲っていた。きづいた魔理沙だが、もう光線は目の前にまで来ていた。

霊夢は光線の行く先を見て魔理沙をとらえた。魔理沙の今の状況を把握するのには時間がかからなかった。

 

霊夢「っ!魔理沙!!!!」

 

叫ぶ。すでに複数の光線の照準になっていた魔理沙。魔理沙は避けることさえ考えることができず、ただただ目を瞑るだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「はぁああ!」

 

スン。空を切るだけだ。赤い瞳のあいつを切ってみてはいるものの、全く当たる気配がない。

なぜか、残像か。複数いるように見える。鈴仙の能力はしらないが、このままだと全く勝てる気配がない。

 

キリト「くっそ…どうなっているんだ」

 

アリス「全く攻撃が当たらない…」

 

紫「…」

 

複数いる鈴仙がしゃべりだした。声も重なって聞えてくる。

 

鈴仙「月に魅入られたあなたたちは、私の眼から逃れることはできない。なにもできないまま、そのまま死ぬ」

 

人差し指と親指だけだして、指鉄砲の形をつくる鈴仙。俺には銃にみえてしまい思い切り回避行動をとる。

ピュン!発射された赤い銃弾は、着弾点を爆発させるほどの強さだった。

 

キリト「くっ…」

 

床すらわからない地面を思い切り蹴って鈴仙に近づく。俺の目の前にきた残像が、必ず消えていなくなるならば、たいていは後ろに来るはずだと読み込んだ。

俺は剣を握り、残像の鈴仙に攻撃を仕掛ける。

 

キリト「はぁああああ!」

 

シュン。アニールブレードはやはり何も切っていない。俺は賭けで後ろにいると思い、剣を強く握る。剣が水色に眩く光り、ライトエフェクトが剣を包む。

上半身を先に後ろにもってきて、後ろに向かってジャンプする。剣が光り、闇を照らす。2連撃《ホリゾンタル・アーク》

 

キリト「はああああああ!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

後に賭けて思い切りアニールブレードを振る。しかし、1連撃目にはもう後ろに誰もいなかった。スキルは途中でやめれば絶大な硬直を強いられるために連撃目も行うが、鈴仙はそこにはいなかった。

ライトエフェクトが消えた剣。スキル硬直している俺の背中に一つの赤い銃弾が迫っていた。

 

キリト「ぐっ…!」

 

41560/50000

 

一回でこのダメージ。まともに攻撃すらできなかった。

 

キリト「…だめだ、攻撃を与えられない」

 

鈴仙「ふふふ…アッハッハッハッ!」

 

高笑いをして追撃してくる鈴仙。俺は光る銃弾を目にとらえ、再び剣を握る。

 

キリト「紫!」

 

紫「っ?」

 

キリト「切り札か何かあるんだろ!時間を稼ぐ!早く!」

 

俺の剣は再び光に包まれる。大きく残像を残すほどに。銃弾が見えたあの世界。たとえレッドターゲットが見えなくても、予測すりゃいいだけだ。予測を予測する。

足をしっかりつき、腰にちからを入れ、手にちからを入れる。感じるんだ、銃弾のくる位置を。

7連撃《デットリー・シンズ》

 

鈴仙「食らえっ!」

 

キリト「はぁああ!」

 

カキンッ。

赤い銃弾は、剣に切られ、光を無くした。

 

鈴仙「な、何!?まだだ!」

 

赤い銃弾を打ち続ける鈴仙。俺は音と位置と、気配と把握し、剣を振っていく。的確に切って、隙をあたえず、アリスと紫には当たらないように。

銃弾を的確に、華麗に切っていくキリトを見ていたのか、アリスは目を丸くした。

 

アリス「す、すごい…」

 

紫は切り札の能力を。俺は必死に紫とアリスの周りで相手の攻撃を剣でしのいでいく。

6…。

7…。

ライトエフェクトが消えて、俺はその場で硬直してしまった。

 

鈴仙「終わりだ!」

 

俺は意思を込めて叫んだ。

 

キリト「紫!」

 

紫「えぇ。今よ。幽々子」

 

鈴仙の後にスッと一本の線が縦に、空間に現れた。その線は開いて、目の空間が広がる。

その空間と空間をつなぐ扉から出てきたのは、妖夢、そして、幽々子。

 

幽々子「はぁい♪妖夢、キリト君に教えてもらったんでしょ?成果を見せてやりなさい♪」

 

妖夢「…はい」

 

しっかりと目を瞑り、刀の柄に手を置いた妖夢。赤い目は光り続け、少女は威嚇の様に叫んだ。

 

鈴仙「何人いても同じこと!私のこの《幻朧月睨》前では!」

 

鈴仙は叫んで目を大きく開けるが、しかし妖夢には全くと言っていいほど効かない。しっかりと目を瞑る妖夢。目を合わせなかったらいいのなら、目を瞑ったまま戦えばいいということ。

効かないことに気づいた鈴仙は銃口をつきつけたが、時はもう遅く。

 

一歩踏み出した妖夢は、刀身を輝かせ、鈴仙の方へと走る。

鈍い音が響き、鈴仙の腹を刀が切る。

赤い薔薇が散った。

 

時間差で気づいた鈴仙だったが、意識を失い、その場に倒れた。

 

妖夢「妖怪の鍛えしこの桜観剣…斬れぬものなど…」

 

刀身をそっと鞘に、戻し。

 

妖夢「あまりない!」

 

キリト「…見事だった。妖夢…」

 

妖夢「あ、ありがとうございますキリトさん!」

 

幽々子「よかったわぁキリト君にいいとこ見せれて」

 

妖夢「か、帰りますよ幽々子様!」

 

その後、妖夢と幽々子はスキマへと帰っていった。ちらっと緑色の顔の人が顔だしていたが。

 

キリト「…さてと、霊夢と魔理沙の方はどうなっているんだろうな」

 




見てくれてありがとうございます。戦闘描写は難しくて言葉が多くなっちゃいます。
理解しにくくてすみません。がんばります。

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