幻想郷で旅立つ黒の剣士   作:エーン

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妖夢を倒した

本編は下です


7話 キリトは共に幽々子と戦う

キリト「霊夢」

 

霊夢「なに?」

 

キリト「どうやって戦うんだ?」

 

霊夢「そうね・・・恐らく、これまでの比にならない弾幕が浴びせられるわ」

 

キリト「ま、まじか」

 

魔理沙「そうだな・・・けど、キリトのスピードなら避けられるんじゃないか?」

 

キリト「どうかな・・・」

 

霊夢「とりあえず、弾幕をよけながら幽々子に近づくしかない。だから、避けて進むのよ。そしたら、近づいたら攻撃。キリトなら近接が得意はず。だけどそれは遠距離が苦手なこと。だから近づいて」

 

キリト「どんな弾幕が来るかはわからないけど・・・わかった。いいだろう、突き進むぞ」

 

魔理沙「私は側面から接近して会心的技をお見舞いしてやるぜ!」

 

キリト「わかった」

 

俺は幽々子に振り向く。

空中にふわふわと浮かぶ全身青色のような服を着て、髪はピンク色。

扇子でずっと口元を隠しているが、目で笑みが伝わる。

そして、気配がすごい。

 

霊夢「いくわよ」

 

魔理沙「わかったぜ!」

 

キリト「おう」

 

幽々子「・・・哀れな子たちね」

 

霊夢「くるわ!接近しましょう!」

 

魔理沙「いくぜ!」

 

そういうと、魔理沙と霊夢は空中を浮遊する。

 

キリト「いくぞ!」

 

俺は思い切り地をける。

 

幽々子「食らいなさい」

 

幽々子の周りから、青色の弾幕が無数にこちらを狙い続ける。

その数は・・・100では収まらない。

 

あの弾幕一つ一つが致命傷を負うほどのものかは知らないが、それでも俺は走り続ける。

 

キリト「うぉおおおおお!」

 

霊夢「ふっ!」

 

魔理沙「危ねぇぜ!」

 

俺たちは弾幕を華麗にかわしつづけているが、俺が一番危なかった。

 

地上では、避けられる範囲がかなり制限されてしまうということだ。

俺は必死にかわしつつ、それぞれ見極めてはよけ続けていた。

 

この数をすべて切り倒すなど、到底無理なことだ。

まだ・・・昔の俺なら、できたのだろうか。

 

キリト「くっ・・・」

 

幽々子「御覧なさいな、この桜、〈西行妖〉を」

 

キリト「え?」

 

幽々子「まだ花がついていないでしょう?まだまだ春が必要なのよ」

 

キリト「・・・そんな・・・」

 

魔理沙「つまらん理由だぜ!」

 

霊夢「本当にね」

 

かわしながらの会話なんてままならない。

そして、ほのかに幽々子が俺たちをみて笑みを浮かべる。

 

幽々子「残念。ここまでかしらね」

 

キリト「・・・は?」

 

その時、弾幕がいったんやむ。

すると、幽々子の回りが、渦のように無数の蝶が舞った。

その一つ一つが、羽を同じように羽ばたいている。

 

キリト「な・・・」

 

圧巻。その言葉につきる。

 

見事に花火の様に綺麗に渦を描く蝶に目を奪われた。

なんとも〈幻想〉的な技なのだろう。

 

白い蝶が俺たちに容赦なく降りかかる。

 

キリト「・・・う、美し・・・」

 

霊夢「キリトッ!」

 

キリト「はっ!?」

 

俺は見とれていたことを忘れ、すぐに意識を戻す。

 

霊夢「ここからよ!」

 

キリト「あ、あぁ!」

 

魔理沙「いくぞ!」

 

幽々子「あらあら」

 

さらに笑みを増やす幽々子は、虹色に輝く扇子を上空に掲げ、幽々子の背景にはさらに大きな扇子の形をしたものが現れる。

 

そして、赤、青、紫などのカラフルな弾幕が、俺たちをつつんだ。

 

キリト「もう見とれやしない」

 

霊夢「避けて!」

 

魔理沙「もちろんだぜ!」

 

俺は幽々子に届くまであと少し。

 

すると、魔理沙が攻撃をしかけようとしたのか、箒の上に立っていた。

シュンシュン横切る弾幕を見向きもせず、ポッケから何かを出していた。

 

魔理沙「くっそぉ!」

 

弾幕が多すぎるせいか、なかなか攻撃をできなく、避けることに専念してしまう。

すると魔理沙は思い切るように手に持っていた八角形のものを突き出していた。

 

魔理沙「当たれ!〈マスタースパーク〉!!!」

 

すると、八角形の中心の穴から、徐々になにか出てくる。

そして、それはでかいレーザー光線のようにこの冥界を貫く。

しかし。

 

幽々子「ふふふふ」

 

幽々子はさらりとかわしていく。

そうだ、幽々子は弾幕を出している側だからこっちの攻撃をみることなんて簡単なはずだ。

 

魔理沙「うそぉ!?」

 

八角形のものは煙を吹いて光線が消えていった。

 

幽々子「おしいわね・・・ん?」

 

すると、幽々子が俺の方を見やる。

見られてたか。

 

幽々子「外来人がよくよけられていたわね。弾幕を見るといいわ」

 

すると、俺の方に扇子を突き出すと、また別の弾幕が俺の方に向かって無数に飛んでくる。

 

この無数に飛んでいる弾幕をみながらあれを避けるのは不可能だ。

絶対に避けられない。

この弾幕は受けてしまうのか・・・。

別の弾幕がおれを襲おうとする。

 

キリト「なん・・・」

 

俺は柄を握る。

そして俺は、この飛びまくっている弾幕の中で走りながら剣を縦に突き出す。

 

キリト「やってやる・・・」

 

この弾幕を防ぐには、あれしかない。

 

霊夢「キリト!危ない!」

 

キリト「いくぞぉぉおお!」

 

俺は縦にした剣を徐々に回転していきながら、その回転速度は音速にたっする。

俺の前を、俺の剣が円を描きながら回っている。

 

すると、こっちにきた弾幕は俺のこの音速にまわる剣を食らう。

しかし、それは俺には届いていなかった。

 

幽々子「その技・・・いったい?・・・」

 

霊夢「ふ、防いでいる!?」

 

キリト「防いで・・・みせる!」

 

キキキキキキンッ!

 

弾幕を回転剣で切り倒す。

 

これは俺が盾がないとき、生み出した技。

 

アインクラッド流 防御技〈スピニングシールド〉

 

幽々子「・・・」

 

弾幕がやむと同時に俺は剣技をやめ、さらに突進する。

 

幽々子「外来人・・・やるわね」

 

キリト「俺ばっか見てていいのか?」

 

幽々子「な・・はっ!」

 

霊夢がすでに幽々子の頭上に達していた。

すると、霊夢が口を動かしていた。

 

その時、幽々子の周りをたくさんの護符が囲んでいた。

逃れはできまい。

虹色がさらに輝いている護符は、たくさんの線で幽々子を捕まえていた。

 

キリト「あれが・・・博麗の巫女の力・・・?」

 

霊夢「〈夢想封印〉!!!」

 

すると、幽々子の近くは丸い小さな球体が複数となって囲む。

 

幽々子「・・・油断しちゃった・・・」

 

幽々子がほのかにほほ笑むと、その刹那。

幽々子を中心に大爆発が俺の前で起こった。

 

爆風は俺にも当然届いていて、ブラックウィングコートが激しくなびく。

体が若干押されてしまう。

 

魔理沙「うわっ!」

 

霊夢はその爆発を、目の前で眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから数日後。

 

キリト「・・・桜が満開だな。きれいだ」

 

そう、今は博麗神社でお花見が行われていた。

 

霊夢「はぁ、だから異変解決っていやなのよ」

 

キリト「まぁ、桜が見れたなら解決したかいがあったってもんだ」

 

なんとも片付けが大嫌いだという。まぁ俺も嫌いだが。

 

魔理沙「お酒が進むぜ。やっぱ異変解決はすっきりするなぁ」

 

桜の花びらが、魔理沙の酒に入っていた。

 

キリト「これが異変解決ってやつか」

 

霊夢「それにしてもキリトはすごい防御方法ね。まさか剣を回すなんて」

 

キリト「正直俺もだめかと思った・・・」

 

魔理沙「すごいぜ、やっぱ毎回驚かされるな。キリトには」

 

「あはは~!」

「危ないよチルノちゃん!」

 

「いい演奏だね!」

 

「~♪」

 

姉妹が楽器を使ってこの花見をさらに盛り上げていた。

 

すると、後ろから声がかかる。

 

妖夢「キ、キリトさん・・・」

 

キリト「ん?あ、妖夢。久しぶり・・・でもないか」

 

妖夢「花見が盛んですね」

 

キリト「そうだな、やっぱ桜は綺麗だぜ」

 

妖夢「・・・キリトさん。ちょっと剣を見せてもらってよろしいでしょうか?」

 

キリト「え?」

 

妖夢「だ、だめならいいんですけど!」

 

キリト「いいよ、ほら」

 

俺は鞘ごと妖夢にアニールブレードを手渡す。

 

妖夢「へぇ・・・抜いていいですか?」

 

キリト「もちろん」

 

シャキン。そう音とともに剣が抜かれる。

 

妖夢「両刃なんですね。どっちでも切れますね」

 

キリト「まぁ、その方が俺はやりやすいだけさ」

 

妖夢「それにしても重いですね・・・」

 

キリト「俺は重い方がいいだけさ」

 

なんて会話していると、また後から声がかかる。

大人のおちついた声。

 

幽々子「ふふふ、また会えたわね」

 

キリト「あ、幽々子」

 

幽々子「呼び捨て?まぁ、キリトにはやられちゃったし、別にいいわ」

 

キリト「あ、すみま・・・けど倒したのは霊夢だぞ?」

 

幽々子「確かにそうだけど、キリトの剣裁きがすごかったわ。妖夢に勝てるのも納得がいくわ」

 

妖夢「どこか私をいじめていませんか~?」

 

幽々子「なんのことかしら~?」

 

キリト「妖夢も強かった。正直負けるかもしれなかったぜ」

 

妖夢「けどキリトさんってもともと二刀流なんですよね?」

 

キリト「まぁな」

 

幽々子「へぇ?それは妖夢より強いのかしら?」

 

キリト「さぁ・・・やっていないからわからないな」

 

妖夢「・・・キリトさん、頼みがあります!」

 

キリト「ん?」

 

妖夢「私に稽古をお願いしたいのです!」

 

キリト「え?」

 

幽々子「そうねぇ、妖夢に剣技をおしえてあげてくれない?冥界にいつもいるわ。そしたら、たまには白玉楼にいらっしゃい。歓迎するわ」

 

キリト「・・・わかった。俺が教えられることがあるかどうかわからないが、教えるよ」

 

妖夢「本当ですか!ありがとうございます!」

 

キリト「妖夢は本当に強い。きっと俺より強くなれる。絶対に」

 

幽々子「いい先生ができたわね」

 

妖夢「ちゃかさないでください幽々子様///」

 

少し頬を赤くする。

 

そのあとは、皆と一緒にお花見を楽しんだ。

幽々子は意外にも・・・すごい速度で料理を食べていた。

 

そんな花見を楽しんでいる。

 

 




見事、勝ちましたね☆

次回もご期待ください☆

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