幻想郷で旅立つ黒の剣士   作:エーン

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記者とは一体誰?

本編は下です


9話 キリトは紅魔館に向かう

キリト「さてと・・・」

 

冥界を出て、博麗神社についたわけだが・・・。

 

キリト「記者っていう人は、いったい誰なんだろう」

 

周りには森しかない。

記者はきっとそこらじゅうで何か調査でもしているんだろう。

会えるなら会ってみたいが、探さないといけないとなると面倒だ。

向こうから姿を現せば楽「すみませー!」

 

キリト「ん?」

 

上から女性の声がかかる。

上を見上げると、黒髪で手にはカメラ。

カメラ・・・そうだ、間違いない。あの人だ。

 

???「よいしょ」

 

着地すると、目をこちらに向けていた。

 

キリト「えっと・・・」

 

???「あ、すみません急に声をかけてしまって。私、新聞記者の、清く正しい〈射命丸文〉です!」

 

キリト「君が記者なんだな。俺はキリトだ」

 

文「もちろん知ってますよ!なんとも外来人なんですってね!」

 

キリト「あぁ、流石記者だな」

 

文「そんなキリトさんに取材してもよろしいでしょうか!」

 

キリト「え・・・」

 

記者・・・ということは、取材して新聞に載せるのだろう。

少し図々しいと思ったが、これはチャンスなのだ。

 

キリト「いいけど、条件がある」

 

文「あや?なんでしょう?」

 

キリト「文の知っている紅魔館という館の情報をくれないか?」

 

文「よく知っていますね!紅魔館のことを。いいですよ、約束します!」

 

キリト「よかった。じゃあ取材していいよ」

 

文「はい!」

 

その後、俺は文の取材に答え、無事終えることができた。

なんとも・・・ちょっと図々しいと思ったが、口には出さなかった。

 

文「取材の協力感謝します!それで・・・えーっと、紅魔館の話ですね?」

 

キリト「あぁ」

 

文「そうですね・・・まず場所は霧の湖にあるんですよ。それで、名前の通り、赤くてですね、かなり怖い雰囲気なんですよ。それでですね、私はそこにいって取材やらなにやら色々しようと思い行ったんですよ!そしたらいくら飛んで近づいてもたどり着かないことがあったり、ようやくついたら、そこから紅魔館がパッと消えてしまったり」

 

キリト「・・・」

 

何とも不可解な情報だろう。消える、着かない、など、非現実的だ。

 

あ・・・そういえば。

 

紫「常識が通じない場所よ」

 

なんて言っていたのを覚えている。

つまり、こんなことはこの世界では日常茶飯事なわけなのだ。

 

文「んで、一応門番もいますよ。格闘が得意そうでしたね」

 

キリト「門番か」

 

門番、なんとも厳重そうな場所だろう。

 

キリト「ありがとう、そのくらいで十分だ。というかそれくらいしかないだろ?」

 

文「あやや~。その通りです」

 

キリト「何かわかったら教えてくれ。俺は紅魔館に向かう」

 

文「気を付けてくださいね~」

 

俺は博麗神社の中にいる霊夢のところへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~紅魔館~

 

???「幻想郷こそが、我が約束の地」

 

一人の女が、玉座に座り右手には赤く光る球体が浮いていた。

 

???「人よ、妖怪よ、お前たちの運命は我が掌の上にある。夜を統べる我が力に、ひれ伏すがいい・・・!」

 

玉座の前には、4人の女性が立っていた。

 

一人はメイド。

一人は魔法使い。

一人は門番。

一人は悪魔。

 

最後に玉座に座る者は、ニッと笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「霊夢ー」

 

霊夢「なによ、キリト」

 

呆れ気味に帰ってきた返答におれは少し戸惑いをしたが、話し始めた。

 

キリト「少し気になることがあるんだ、紅魔館という所なんだ」

 

霊夢「紅魔館?・・・あぁ、あの霧の湖に建った赤い館のことね」

 

キリト「そうだ、そこにいきたいと思っているんだが・・・そういえば魔理沙は?」

 

霊夢「あぁ、さっき紅魔館に向かったわよ」

 

キリト「・・・え?」

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「なーんだ、しっかり着けるじゃないか」

 

きいっとなるドアを開け、紅魔館内部へ向かった。

 

魔理沙「なんか趣味悪い廊下だぜ。まぁ、宝があったら頂くし、敵がいれば倒してやるし」

 

恐れをなく、紅魔館内部を迷路のように魔理沙は箒を右手に歩み始めた。

 

廊下には足音だけが響いていた。

少し歩いていると、なんとも図書室前の扉についていた。

 

魔理沙「図書室・・・?」

 

ドアノブをつかみ、ゆっくりドアを開ける。

なんとも、視界に入ったのは無数の本と、高くそびえる無数の本棚。

 

魔理沙「すんごい量だぜ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「まずいぞ!あの館は危険だ!魔理沙が危ないぞ!」

 

霊夢「そんなこと・・・」

 

突如、上空が南西から徐々に赤い霧によって染められていった。

 

キリト「この霧は!?」

 

霊夢「この広がり方向・・・霧の湖かしらね」

 

キリト「まさか・・・」

 

これは、紅魔館の仕業なのかもしれない。

 

霊夢「これは・・・放っておけないわね」

 

キリト「俺もそう思う」

 

霊夢「魔理沙の身が危険かもしれない。いますぐむかうわよ」

 

キリト「あぁ、俺も走っていくぜ」

 

霊夢「しっかりついてきてよ?」

 

キリト「もちろんだ」

 

俺と霊夢は同時に出発し、霧の湖を目指した。

 




どうも、(つд⊂)エーンです。
から紅の恋文、見ました?とてもいい映画ですよね!

自分実はコ〇ン映画はすべて見ているんですよ!

一番記憶にないのは銀翼のマジシャンなんですけどねw

皆さんもきっと好きですよね!

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